2020年のロゴデザインのトレンド -2020 Logo Trend Report

トレンドを押さえておくことは、デザインの引き出しを増やすために役立ちます。
最近のロゴのデザインに使用されているタイポグラフィ、カラー、形など、トレンド、デザインテクニックを紹介します。

ロゴのトレンドの最新版は、こちら。

2020年のロゴデザインのトレンド

2020 Logo Trend Report

下記は各ポイントを意訳したものです。
※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。

トレンドの流れを見るのも面白いと思うので、過去分も。

ここから下が、2020年のロゴのトレンドです。

Counters

2020年のロゴのトレンド

「木を見て森を見ず」など、細かい部分にとらわれすぎて全体に注意を向けられない慣用句があります。これらのロゴはカラフルな要素ではなく、要素間のネガティブなスペースが重要です。消費者の知性を認識し、発見の余地を残すことで、これらのロゴは複数のレベルで存在することを可能にしています。1つ目はSの文字で、2つ目は矢印の形が浮かびあがります。4つ目の平行四辺形は夕日のグラデーションで構造物を表しており、Hの文字を想起させます。構造が単純で、幾何学的なデザインでよく機能するトレンドです。

Mazes

2020年のロゴのトレンド

迷路は喜び・謎・罰として見るかどうかにかかわらず、クライアントが自社ブランドに関連付けたいと考える多くの目的を視覚的に表現できます。迷路をデザインに使用する際の原則は、正と負の重みが均等に分布したモノラインの美的感覚の継続です。迷路を使ったロゴは、A地点からB地点までの道を示すものもあれば、ゴールやスタート地点に直接導くものもあります。どちらの場合も完了につながるための経路があることがポイントです。

Sisters

2020年のロゴのトレンド

人は、一定のバランスと調和を実現したいという欲求を持っており、秩序を作ることを好みます。原則として、秩序はわたし達に幸福感を与えることができます。このトレンドの目的は、対称性による快適さです。このグループのロゴのほとんどは、180度回転しても鏡に映しても同じに見えます。これらのロゴの対称性は、陰陽のシンボルに調和を見つけるのとほぼ同じ方法で、安心感を生み出します。双方にとって適切で有益な強力なパートナーシップの考え方を伝えるデザインです。2つの要素は完全に調和している場合と、結合している場合があり、どちらでも機能します。

Chexmelt

2020年のロゴのトレンド

これらのロゴの市松模様のフレームワークは、エンティティ間のつながりや経路を構築することへの親和性を示しています。サムスンは、ピクセルチェス盤のようにレイアウトされたマークを使用してExynosプロセッサでこのトレンドを使用しています。複数の要素が集まってより良いものを生み出すというアイデアを表現しており、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、適度な自立性を維持するのに十分なコーナーを結んでいます。

Bevel Tips

2020年のロゴのトレンド

前年のトレンドにあった傾斜した並行四辺形と非常によく似ていますが、今年のトレンドの形状は親しみやすい有機的な曲線を備えています。角は丸みを帯びており、葉っぱの先端のように一点に引き寄せられるカウンターコーナーがあります。この形状は自然の構成要素の言語を反映し、エコに配慮したプロダクトで見つけることは驚くにあたりません。葉・羽・木目・波などの形が使用され、組み合わせたり、積み重ねたりして、効果を和らげています。硬い印象のサンセリフで爽やかさを加え、自然と気まぐれさを加えるのに役立ちます。

Petri Dish

2020年のロゴのトレンド

ペトリ皿、シャーレは細菌などを調べるための完全に閉じ込められたエコシステムだと考えていました。しかし、これらの皿は、未知のものを発見するための小さな丸い窓として機能し、その中身からわたし達を守るために密封されています。これらのロゴはシンプルな円や正方形のフレームに囲まれており、トリミングされた残りの部分は推定するのに十分な情報を提供しています。2つ目はDの円弧とFの直角が交差するところにフォーカスを当てており、人間を形成するために一緒になっているところを捉えています。4つ目はQが独自の形になっており、右肩上がりのチャートをイメージさせます。

Variable Type

2020年のロゴのトレンド

これらのフォントはロゴデザイナーのためだけに作成されたものでありませんが、新しいものを喜んで使用する傾向はあります。1つ目のAmsteldokは、独自のフォントに対する地域的および歴史的な影響を受け入れるという驚くべき仕事をしており、バリアブルフォントを使用して非常に柔軟なシステムを作成しました。このシステムは見事にまとまっているだけでなく、モーフィングしているようにデザインされています。隷属的なデモンストレーションのように見えることなく、機能しています。

Blackletter

2020年のロゴのトレンド

ブラックレターフォントは完全に消えることなく、ドイツで好まれる傾向にありますが、最近復活の兆しがあります。実際に世界で何百もの新聞に最適なフォントとして採用されています。ディズニーランドやAC/DCでもうまく機能しています。読みやすくはありませんが、個性がないと非難されることは決してありません。ブラックレターにインスパイアされたフォントは、無数のバリエーションで登場しています。クライアントの遺産やクラフトマンシップを示すのに最適なマウスピースであり、インスパイアされたドラマで両方を表現します。

iDrops

2020年のロゴのトレンド

iDropは小文字のiのドットを色つきにするトレンドです。ドットが頭の役割を果たし、レターフォームの中の人物としてキャストされています。多くの場合、実際には必要ない文字の余分な色付きのドットがいくつかあり、家族やチームの説明に役立ちます。mittoではiのドットを両端にデザインし、Uplightではiを回転させライトのように照らしています、賢いですね。

Handout

2020年のロゴのトレンド

今年もたくさんの手が並んでいます。イラストのスタイルは劇的に異なりますが、共通点があります。手の上に何かが浮かんでいるか、落下中の何かを捉えているかです。これらはプロダクトとユーザーの関係の魔法のような本質を象徴しているのかもしれません。ボトルが手の上に浮かんでいるだけでなく、光っているので、何か特別な浮遊感が感じられます。手作りのプロダクトはこのジャンルに当てはまるように見えますが、より可能性が高いのは特別な約束をもった経験と関連していることです。これらのマークは魅惑的な物語を語り、消費者に信念を保留することと同時に信じることの両方を求めています。

Bolts

2020年のロゴのトレンド

シンボルは事物または概念を表現したものに過ぎません。例えば、心臓はそれを表現するために使用しているシンボルとは全く似ていないことをわたし達は知っています。星や火や雲もそうです。何千年もの間、雷は武器や神々からの罰として見なされていました。しかし、稲妻がエネルギー、照明、または輝きの閃光を表しているという考えは、最近のことであっても不思議ではありません。Top Hatのデザインでは稲妻を小さなディテールとして使用しており、普遍的なアクションを表しています。これらの現象は、説明のつかないほど素晴らしい出来事を表していると思いたいです。

Twinkle

2020年のロゴのトレンド

このレポートを毎年ご覧になっている人は、数年前に四芒星をスパークルと名付けたことを思い出すかもしれません。わたし達は進化し、トレンドも進化します。今年のトレンドでは、4つの曲線の収束点でネガティブスペースとして星を作成しています。Leman Jewelryは、すべての石にその輝きがある文字Eのセンターストロークを主張しました。一緒に集まることで、素晴らしいソリューションを生み出し、スターを作成するストーリーを構築します。ピースのいずれかを削除すると、達成も消滅します。

Cornered

2020年のロゴのトレンド

人々を魅了し、無視できないシンボルを作ることが、わたし達の究極の目標の一つではないでしょうか? 目の錯覚は、視点によって外観を変化させる単一遠近法の壁画のように可能にします。コーナー化のトレンドは、それぞれが人工的な現実をデザインで包み込むことで空間の錯覚を作り出しています。背景に次元のヒントを与えないようにホワイトを使用することで、未定義の空間に次元的に存在するための完璧なキャンバスとして機能することができます。

Letter Illusions

2020年のロゴのトレンド

わたし達の生活には不安を感じるものがありますが、それにもかかわらず、目を離せないものがあります。交通事故などの報道から目をそらすことができないという古い理論です。予期せぬことや不可能と思われることで大衆の心を養うことは、単に混乱を生み出すだけでなく、約束を伝えたり、不可能を達成したり、達成不可能への道筋を探ることでもあります。このトレンドでは、エンティティの名前を思い出させるニーモニックとして文字の形を使用しています。これらのマークは直線的な輪郭、グラデーション、シャドウなどさまざまなものが使用されています。この豊富さは、奇跡的な問題解決スキルとユニークな視点の再発見を示唆するものです。

Chiseled Shadow

2020年のロゴのトレンド

これらのロゴにある厳しいシャドウは、スポットライトの下にあり、何も隠すことはないというクライアントの要望を伝えるのに役立ちます。他のシャドウと異なる点は、45度の角度です。これらのデザインは、現実を作り上げるというよりも、柔軟なルールを持つ厳しいシャドウによって装飾されたドラマチックな虚構の次元を作り出すことについてのものだと確信しています。ほとんどの場合、サンセリフが使用されており、文字を切り刻んだ次元的な形で文字から切り取られたセリフの角度のついた効果を想起させる傾向があります。

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