2019年のロゴデザインのトレンド -2019 Logo Trend Report
Post on:2019年6月6日
デザインの引き出しを増やすためにも、トレンドを押さえておくことは大切です。
タイポグラフィ、カラー、形など、デザインの基本となる要素が詰まった、最近のロゴデザインに使われているトレンド、デザインテクニックを紹介します。
ロゴのトレンドの最新版は、こちら。
下記は各ポイントを意訳したものです。
※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。
トレンドの流れを見るのも面白いと思うので、過去分も。
- 2018年のロゴデザインのトレンド
- 2017年のロゴデザインのトレンド
- 2016年のロゴデザインのトレンド
- 2015年のロゴデザインのトレンド
- 2014年のロゴデザインのトレンド
- 2013年のロゴデザインのトレンド
- 2012年のロゴデザインのトレンド
- 2011年のロゴデザインのトレンド
- 2010年のロゴデザインのトレンド
- 2009年のロゴデザインのトレンド
- 2008年のロゴデザインのトレンド
ここから下が、2019年のロゴのトレンドです。
Morse Shade -モールス信号のようなシェード
シャドウは人気のあるデザイントレンドでしたが、最近新しいタイプのシャドウを見かけるようになりました。陰影をモールス信号のようにデザインしています。ドットやストロークを使い、同心円状にシェードをデザインするのが特徴です。このシェードは、特にベクターとの相性も抜群です。
Loaded -積み重ね
デザインのテクニックで取り除くというのがありますが、このトレンドはその逆で、グラフィックコンポーネントを積み重ねたものです。一番上には高いコントラストのレイヤーを配置し、下のレイヤーでロゴのストーリーをデザインします。レイヤーは2つが良く、3つまでは管理しやすいです。4つ以上になるとかなり難しくなります。
Orphan Shadows -本体から切り離された影
ロゴデザインの要素としてシャドウは多くの方法で重要です。影は出来事を予感させたり、場所の感覚を与えます。また、光の方向を与えることもできます。最近見かけるようになったのは、本体と完全に切り離された影です。
Zip Tone -スクリーントーン
スクリーントーンのような等間隔に並んだ点や柄などのパターンを使用したロゴデザインです。このトレンドはトーンを使うことで、70年代のレトロなデザインです。色の多くはブラックの40%で、遠目ではグレーに見えます。
Dots -大きめの水玉
前述のZip Toneと次に紹介するHighlightsの中間で、ドットを使用したロゴデザインです。大きいサイズのドットを使い、少し細かいスクリーントーンをマークに配置することを彷彿とさせます。このドットには、さまざまなカラーのバリエーションがあります。
Highlights -ハイライト
これは容易に注意を引くことができるトレンドです。デザイナーがハイライトマーカーで書いたようなデザインです。ポイントはハイライトさせるストロークの量です。また、ベースの要素はブラックにするのも大きな特徴です。ここではイエローのみ掲載していますが、ピンクやグリーンなどを見かけるようになるかもしれません。
Quarters -四半円
ここ2年くらいの間、デザインの流れは簡略化でした。四半円のトレンドは、4分割された円を組み合わせた幾何学なデザインです。円、半円、正方形、三角形など他の幾何学的図形と混ぜても使用されます。
Spell Signs -特殊な記号
Spell Signsはまるで魔術に使われるような特殊な記号を使用したロゴです。ロゴを見た人はその記号に何か特別な意味があると感じるでしょう。記号の形は明確にし、カーブや交差が使用されています。
Holes -穴
穴のように見える要素も最近見かけるようになりました。ロゴの中心にぽっかりあけて、穴を作ります。穴の形は丸に限らず、三角形や四角形もあります。穴は注意すべき存在で、ユーザーの目を引き付ける面白いデザイン要素です。
Spot Drag -ドラッグされたスポット
ストロークの終点に正円を配置するのが、Spot Dragです。スポットがあることで、ストロークに動きが加わり、ロゴのデザインは生き生きとし、新鮮が加わります。
Gradient Breaks -グラデーションは休憩
グラデーションはここ10年に渡りトレンドの一つでした。しかし、最近ではこのグラデーションの使用を嫌うデザイナーが増えており、このトレンドはその拒絶派によって導かれたのかもしれません。今まではグラデーションを使用したであろう曲線的要素をすべてベタ塗りにし、要素をカラーで分けます。
Contour Stripes -ストライプの輪郭
ストライプは常にトレンドの潜在的な存在で、最近多く見かけるようになったのが、このストライプの輪郭です。ストライプは立体的で、太く使われるのが特徴です。モノトーンのデザインで使われることが多く、一貫性と慎重といった印象を与えます。
Period -ピリオド
2018年のロゴのトレンドでPunctuation(句読点)を取り上げましたが、最近ではピリオドを使用するロゴが増えてきました。ピリオドとは文字の終わりに打つ終止符で、実際には存在しない文章や意味があるように見えます。特に文字が一つの場合、あるとないのとでは全く異なって見えます。
Wings -羽がついた翼
洗練された伝統の中で、デザイナーは羽がついた翼の流動的な美しさを煮詰め続けています。流線形の翼は、前方に進むイメージがあり、困難にも前進します。翼の形は横向きのUで、1本は少し短くデザインされています。
Doors -開いている扉
もう一つの世界や時間への扉が開いているデザインです。開いていることでオープニング感も演出され、ワクワクする魅惑的なアイテムです。また、ドアは解決への道、機会、歓迎のしるしを意味し、接続性の役割も果たします。
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