クリスタとPhotoshopで練習ファイルを使って、イラストの色塗りをしっかり学べる解説書 -色塗りワークショップ
Post on:2025年7月25日
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イラストの色塗りが苦手、肌や髪の塗りがうまくいかない、洋服がうまく塗れない、金属や木などの質感がうまくいかない、そんな人にお勧めのデジタルイラストの色塗り入門書を紹介します。
どんな色を選べばいいのか、色の組み合わせ、塗る順番、使用するブラシやツール、立体感を出す光と影の塗り方、モチーフごとの質感表現など、デジタルイラストの色塗りに悩んでいる人にお勧めの一冊です。

本書はイラストレーターであり、また「プロが教える! CLIP STUDIO PAINT PROの教科書」なども執筆されているisuZu氏(読みは反対から「うずし」)。
そんな氏による4冊目の書籍は、イラストの色塗りに特化された入門書。色の選び方や組み合わせ方をはじめ、塗りの順番、塗りに使用するブラシ・ツール、色塗りに役立つ便利機能から印象をコントロールする加工方法まで、実際に手を動かしながら学べる一冊です。
色塗りの解説にはクリスタが使用されていますが、Photoshopでも同様のことができます。また、練習用のファイルもクリスタとPhotoshop用の両方がサポートサイトからダウンロードできます。
Kindle版も同時発売されます!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書は0+6章構成で、デジタルイラストの色塗りを実際に手を動かして塗りながら、知識やテクニックを学べます。解説にはクリスタが使用されていますが、Photoshopでも同様のことができます。
第0章の「オリエンテーション」では、色塗りに使用するツールや色選択の基本について学びます。塗る場所によって最適なツール・ブラシがあり、まずは本書の通りにやってみることをお勧めします。その後、自分に適したものを使用しましょう。

第1章は「塗る順番の基本」まずはシンプルに、リンゴのイラストを塗ります。流れとしては、塗りの範囲となるベースを塗り、その後に影や光などを細かく描き込んでいきます。この流れは、人物のイラストでも同じです。

それぞれのレッスンごとにクリスタ用のファイルとPhotoshop用のファイルがサポートサイトからダウンロードできるので、すぐに塗りの練習を始められます。

第2章は『必須機能「レイヤー」を学ぶ』リンゴのイラストでもレイヤーを複数使用しましたが、この章からレイヤーの枚数は一気に増えます。たとえば、三羽のウサギは別のレイヤーで、それぞれに線画・ベースの色塗り・パーツ・影と増えます。解説は非常に分かりやすいので、途中で分からなくなることはないと思います。

第3章は『「色の組み合わせ」を学ぶ』ここからは、人物のイラストで色塗りを学びます。リンゴやウサギのようにモチーフが一つだけなら簡単に色を決めることができますが、複数のモチーフが組み合わさったイラストは色選びに迷うかもしれません。そんな時は、色を決めやすいパーツから色の方向性を決めます。

まずは、淡い色ベースで始めます。肌や髪といった色を決めやすいパーツを塗ったら、イラストの中でもっとも面積の大きいところに使用するメインカラーを決めます。どのような方針で決めて、調整していくか、詳しく解説されています。

全体に統一感がでるように色を調整して、背景も塗っていきます。背景の色もキャラクターに合った色を組み合わせると、よりキャラクターが映えます。ここまで約20ページくらいの解説があるのですが、これでひとまず完成です。同じ下絵を使用して、強い色の組み合わせで塗る手順も同様に解説されています。

第4章は『立体感を出す「光と影」を学ぶ』この章がもっともボリュームがあります。

人物のイラストを使用して、顔の各パーツの血色や影、髪の束感、服の質感、光の入れ方、などさまざまなテクニックがていねいに詳しく解説されています。

第5章は『印象を変える「加工」を学ぶ」この章も人物イラストを使用して、デジタルでしかできないさまざまな表現方法を学びます。

デジタルでの加工方法を知っていると、色やテイストの表現の幅が広がるだけでなく、作業効率も大幅にアップします。

最後の第6章は『モチーフごとの「質感表現」を学ぶ』塗りのクオリティをさらに上げるために、さまざまなモチーフの質感を表現する塗り方を学びます。メタルの質感、水やガラスの質感、木の質感など、そのモチーフの観察から得た特徴とリアルな塗り、デザイン的な塗りを学びます。

もふもふした毛の質感を描写するには、通常は時間がかかります。毛は方向が揃っていたり、バラバラだったりします。そして毛の流れに沿って光と影があるのが大きな特徴です。ふわふわ感を出すには、外側の毛をランダムにはさねさせるのがポイントです。
色塗りワークショップの目次

色塗りワークショップの目次

色塗りワークショップの目次

色塗りワークショップの目次
特に初心者の人は、実際に色を塗るときに何から始めればよいか迷うかもしれません。本書では最初に塗りの範囲になるベースから塗り始め、その後にシャドウやライトを加えて、描き込んでいくという流れになります。色の選び方や使用するツールなどもていねいに解説されているので、本書を読めば色塗りをさくさく進められると思います。
献本の御礼
最後に、献本いただいた技術評論社の担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
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