AIでデザイン作業を効率化! アドビの生成AIを取り入れたデザインのワークフローを学べるデザイン書 -はじめてのAIデザイン
Post on:2025年3月28日
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デザインのワークフローに生成AIを取り入れることに不安がある人もいると思います。クリエイティブではないのでは? 商用でも安心して利用できるの? 余計に手間がかかるのでは? そんな不安を一気に解決し、アドビの生成AIをデザインのワークフローに取り入れた新しいデザイン書を紹介します。
アドビの生成AIについてだけでなく、デザインの知識やテクニックについてもしっかり学べます。

本書は昨日、発売されたばかり!
数多くのデザイン書を手がけているingectar-eの最新刊で、ついに生成AIを使ったデザイン書です。本書ではAdobe Photoshop, Illustrator, Fireflyの3つを中心にどのように生成AIを活用してデザインに取り組むかが解説されています。
Amazonの書籍版には、限定特典として「Promptアイデア集」がダウンロードできます。
Kindle版も同時発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書で扱う生成AIは、Adobe Photoshop, Illustrator, Fireflyの3つです。Adobeの生成AIの大きな特徴は、権利関係をクリアした素材のみを学習データに使用しているため、安心して商用利用が可能であること。生成AIのプロンプト入力は日本語に対応しており、デザイナーが普段使用しているAdobeの各製品で利用できます。
Adobe Photoshopの生成AIの主な機能は、生成塗りつぶし、テキストから画像生成、画像・背景・類似を生成できること。画像から不要なものを除去したり、足りない背景を補完したりできます。

Adobe Illustratorの生成AIの主な機能は、テキストからベクター生成、生成塗りつぶし、生成パターン、生成再配色できること。イラストやアイコンなどのベクターイラストを生成したり、簡単なラフからベクターイラストを生成したりできます。

Adobe Fireflyは2023年9月に正式リリースされたAdobeの生成AIツールです。テキストを入力するだけで画像を生成したり、不要な部分を除去したり、補完したり、デザインの可能性を広げます。FireflyはWebアプリ版とPhotoshopやIllustratorで使える組み込み版の2種類があります。
本書では、Photoshop, Illustrator, Fireflyの3つで生成AIを使用したデザインのワークフローについて作例とともに解説されています。作成するデザインによってPhotoshopのみのように単独だったり、2つを組み合わせたり、とこれまでのワークフローと同じです。

本書は5章構成で、第1章は生成AIについての基礎知識。前述分はさらに掘り下げて解説されています。
第2章は、生成AIの画像生成を使ったワークフロー。上記の左はビフォー、右はアフターで窓の光と影が追加され、画像の一部を内容に合わせて生成AIで変更したものです。

これはPhotoshopの生成AIでできるデザインで、デザインのコツ、デザインの詳細、生成に必要なプロンプト(日本語)と調整の仕方が詳しく解説されています。

他にも、生成AIで花の背景をつくり背景にしたり(上)、写真画像を水墨画のイラスト風に加工したり(下)、生成AIで写真の範囲を拡張したり、デザインにあしらいを加えたり、ピクセレート加工やホログラム加工を施したり、作業効率にアップに繋がる使い方やクリエイティブの可能性を広げる使い方が分かります。

章間のコラムも充実しています。たとえば、画像の解像度をアップさせたいときは、Photoshopの生成AIによるスーパーズームが非常に便利です。AIが自動で画像の粗さを補正し、鮮明にしてくれます。

第3章は主にIllustratorによる生成AIによるベクターイラストの生成、第4章はPhotosopとFireflyによる画像生成。上はIllustratorでキツネの手描き風イラストを生成したもの、ちょっとイラストを使いたいときに便利ですね。下はPhotoshopで私服の男性をスーツの男性に生成したもの、選択ツールで服の部分を選択し、「黒スーツ 男性」と入力するだけでさまざまなバリエーションのスーツを生成してくれます。

第5章は生成AIによる文字のデザイン。上はIllustratorの生成AIで、タイトル周りがにぎやかになるようにあしらいを生成しています。下もIllustratorの生成AIで筆記体の文字を生成し、ギンガムチェックやリボンも生成しています。

巻末にはアイデア集として、さまざまなデザインで使えるプロンプト集です。Adobeのプロンプトは日本語に対応しているので、「段ボール素材のテクスチャ」と入力すると、すぐに段ボール素材のテクスチャを生成してくれます。
はじめてのAIデザインの目次

はじめてのAIデザインの目次

はじめてのAIデザインの目次
生成AIはデザイン、特に商用のデザインには使えないと思っていた人は、本書を読むと目からウロコが落ちると思います。さらに、AdobeのPhotoshopやIllustratorをすでに使用している人はすぐに試してみたくなることばかりで、Adobeユーザーではない人でもAdobe Fireflyを無料で始められます。
献本の御礼
最後に、献本いただいたSBクリエイティブの担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
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