情報を分かりやすく伝えるインフォグラフィックの作り方を学べるデザイン書 -インフォグラフィック制作ガイド
Post on:2024年5月10日
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情報を解りやすく伝えたい、そんなときに活躍するのがインフォグラフィックです。インフォグラフィックとは情報の関係を視覚的に表現したもので、電車の路線図などもイングラフィックの一つです。
路線図には、駅と駅の関係、駅と路線の関係、路線と路線の関係、現在地と目的地の関係といった情報の関係がグラフィカルに表現されています。インフォグラフィックの実践的な作り方、情報を解りやすく伝えるためのデザインテクニックもしっかり学べる解説書を紹介します。
著書はビジュアルシンキングの運営者でもある櫻田 潤氏、本書は情報を解りやすく視覚的に伝えるための基本知識と制作方法を実践的な手順に沿ってまとめたインフォグラフィック制作の解説書です。
同著者による「たのしいインフォグラフィック入門(Amazon)」は入門書として基本知識がメインでしたが、本書ではインフォグラフィックを制作・デザインする手順が詳しく解説された実践的な解説書となっています。
Kindle版も発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は大きく分けて2部構成となっており、Part 1ではインフォグラフィックの基本知識、Part 2ではインフォグラフィックの制作の手順を学びます。
基本知識では、インフォグラフィックとはどういうものなのか、図解やグラフ、アイコンやピクトグラム、インフォグラフィックの使い道など、どんな表現方法があり、どんな目的で使うとよいのかが分かります。
インフォグラフィックは情報の関係を表現するため、いきなりデザインするということはしません。企画から情報収集にはじまり、その情報を整理し、レイアウト設計をおこない、デザイン作業にはいります。
Part 2は本書のメインとなる制作編。この章ではステップごとに制作の手順が詳しく、そしてグラフィカルに解説されています。この本自体がインフォグラフィックですね。
インフォグラフィックの出発点は、企画です。目的は何? 課題は何? 題材は何? 対象は誰? などを明確にすることでどんなインフォグラフィックにするのか考えやすくなります。
インフォグラフィックの企画が決まれば、次は情報収集して、使える情報を吟味します。情報はWebページやPDFや動画や書籍などさまざまなソースがあると思いますが、あとでデザインしやすいようにフォーマットを揃えておくのがポイントです。
インフォグラフィックをデザインするときに重要なのは、情報の構造をしっかりと作ることです。これはWebデザインにも通じるもので、階層関係や相互関係や対応関係など定番の型があります。
インフォグラフィックにはさまざまなビジュアル要素が使用されます。グラフィック要素、文字要素、アイコン、ピクトグラフなど、分かりやすさを実現するためのデザインテクニックが分かります。
データを見せるグラフも表現を工夫することで、より分かりやすいグラフをデザインできます。棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど、さまざまな工夫があり、興味深かったです。
デザインするときに、色を決めるのに悩んだことはありませんか? そんな時は本書にある3つの切り口から入ると、すんなりと決まります。
インフォグラフィック制作の最後のステップは、成果物のチェックです。こういうチェックリストがあると、抜けがなくなるので安心できますね。
最後は、これまでの制作手順に沿って実際にインフォグラフィックを作成します。企画の段階から入り、情報の取捨選択、情報の絞り込み、レイアウトのラフ、デザインのブラッシュアップなど、より具体的な手順が詳しく解説されています。
インフォグラフィック制作ガイドの目次
インフォグラフィック制作ガイドの目次
インフォグラフィック制作ガイドの目次
インフォグラフィックに興味はあるけど、実際にデザイン・制作したことがないという人に特にお勧めです。題材選びから、情報収集・情報整理、レイアウト設計、さらにはインフォグラフィックの作り込み方まで、ていねいに詳しく解説されています。
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