2022年に注目しておきたい、ロゴデザインのトレンドのまとめ -Logo Design Trends 2022
Post on:2022年1月6日
本格的なロゴをオンラインで作成できる「Logaster」で作成された15,856,000個の中から、2021年に人気だったロゴのデザインを調査・分析し、2022年に注目されるロゴデザインのトレンドを紹介します。
Logasterの中の人から依頼があり、今年も日本語化するお手伝いをさせていただきました。ここに掲載されているロゴのデザインは、小さいサイズならすべて無料で作成してダウンロードすることができます。
※2022/10: Logasterは買収されました。
また、過去のトレンドと比較してみるのも、面白いです。
1. 90年代にインスパイアされたロゴ
20世紀最後の10年はポップカルチャーからグランジ、パンクまで、さまざまなジャンルやスタイルに彩られた時代でした。これらのサブカルチャーに共通しているのは、実験のための広大な空間を提供したことです。
今日、90年代はファッションだけでなく、デザインの世界にも浸透しています。このトレンドは鮮やかな色彩、抽象的な図形、派手なパターンを通じて現れます。たとえば、テキストベースのロゴで考えると、予想外のフォントを組み合わせたり、目立つシャドウ、対照的なラインを使用してみてください。このトレンドは見る人の目を惹きつけ、注目を集めたいブランドにとって、優れたデザインソリューションになります。
2. ネガティブスペース
ネネガティブスペースとは、文字や画像などグラフィックシンボルの間や周囲にある空白スペースのことです。決して新しいものではありませんが、このトレンドは失われる気配がありません。ネガティブスペースはロゴやその他のグラフィックイメージにおいて、常にユニークなビジュアルボイスを発見することができます。
ネガティブスペースを最大限に活用するには、ブランドのグラフィックシンボルを文字の間や文字の中に組み込むことを検討してみてください。これにより、視覚的に複雑になることなく、ロゴのメッセージを強化できます。さらに、この曖昧さがユーザーの注意を惹き、あなたのブランドを記憶させます。
3. 独創的なフォント
独創的でユニークなタイポグラフィほど、唯一無二のロゴを作るのに適した方法はありません。デザイナーは、伝統的なタイポグラフィのルールに逆らうことができる独創的なフォントを好みます。独創的なフォントは必ずしも過度に派手であったり、読みにくかったり、大げさであったりする必要はありません。重要なのは見た目が変わっていて、意外性をもたらすことです。たとえば、文字の高さを変えたり、型にはまらないラインを使ったり、カーニングを不揃いにしたりします。
このデザインテクニックを使用するときは、芸術的な野心とマーケティングの目標とのバランスを保つことが重要です。ロゴはクリエイティブでユニークであることに加え、正しいメッセージを伝え、ユーザーの感情を呼び起こし、完璧に読み取れるものでなければなりません。
4. オーバーラッピング
オーバーラップのトレンドは、クリエイティブの可能性を無限に広げます。デザイナーは文字、カラー、幾何学的形状、シンボル、パターンなどにオーバーラップを適用します。ロゴを際立たせたいなら、この伝統的なアプローチはあなたを失望させることはありません。
オーバーラップのテクニックはさまざまな要素を重ねあわせることで、ロゴに奥行きとボリュームを与え、特定のパーツを強調し、要素間のつながりを見せることができます。オーバーラップを効果的に使うには、このテクニックで伝えたいメッセージに焦点を合わせます。
5. 鮮やかなカラー
人は困難なことを経験した時、ポジティブな感情を求めてグラフィックデザインに目を向けます。だからこそ現在、明るく強烈な色彩がかつてないほどの人気を集めています。鮮やかなカラーはロゴ全体に使用したり、アクセントとして一部に使用します。
古いロゴにスパイスを加えたい? そんな時は配色を再考してください。エキサイティングな色合いを追加したり、まったく新しいカラーパレットを考案してみましょう。ユーザーの心に響くカラーを選び、ユーザーの頭の中に正しい連想を呼び起こすことが大切です。
6. ミニマル
ミニマルはここ数年、デザインシーンを席巻してきたまさに普遍的なトレンドです。そして正直なところ、文句のつけようがありません この手法は、「Less is more(少ないほうが豊かである)」の原則に則っています。シンプルな形状、フォント、構成にもかかわらず、ミニマルなロゴの各要素は一定の機能を果たし、明確なメッセージを発信します。
視覚的に簡潔なエンブレムは見る人が瞬時にそのメッセージを理解し、ブランドを記憶することを可能にします。ミニマルなロゴには、技術的なメリットもあります。さまざまな表面で品質を損なうことなく、効果的に表示することができます。さらに、シンプルなロゴは数年ごとにアップグレードする必要がないほど、長く愛され続ける力もあります。
7. ジオメトリ
どのトレンドを使用するか迷っているなら、ジオメトリを選べば間違いないでしょう。基本的な幾何学図形(線、四角、円、三角など)は、シンプルかつ視覚的に強力なブランドアイデンティティの核となります。
基本的な幾何学図形は精密さ、階層性、正確さを広く連想させます。同時に彩度の高い色を使用したり、オリジナルの組み合わせを作成したりすることで、このテクニックを強化できます。
8. 文字のトリック
もう一つ、精密科学に関連するデザイントレンドを紹介します。テキストベースのロゴの文字を数学的な文字や幾何学的な形に置き換えてみようと思ったことはありませんか? たとえば、2つの文字「O」が続くと無限大の記号を思い起こさせます。文字「i」は、円と平行四辺形の組み合わせで視覚化できます。ロゴの特定の部分をさらに強調するために、カラーとフォントの力を利用します。
グラフィカルな文字や記号は、あなたのロゴを他のロゴとは違うものにするためのスマートでありながら使いすぎないテクニックです。この視覚的なトリックは磁石のように作用し、ユーザーの注意を惹きつけ、芸術作品のように魅了します。
9. グラデーション
デジタル技術の進歩により、視覚的に印象的なグラデーションはますます豊富になっています。カラーをロゴの中心に据えることは、間違いではありません。グラデーションはデザインに深み、ボリューム、ダイナミクスを加えることができます。見る人の心をつかむのに最適なテクニックです。
グラデーションは繊細で風通しの良いものが主流ですが、このトレンドでは大胆な実験ができる余地があります。エンブレム全体にグラデーションを適用するデザイナーもいれば、背景、グラフィックシンボル、テキストなど、特定の要素を強調するためにグラデーションを使用するデザイナーもいます。また、グラデーションは、同じカラーの異なる色相で作ることも、対照的な複数のカラーで作ることも可能です。
10. 目の錯覚
優れたロゴとは、視覚的にシンプルであるにもかかわらず、複数の意味を伝えるロゴです。シンプルなエンブレムは、見た目ほどシンプルではありません。たとえば、左下の立方体が文字「m」に変形されるのは、目の錯覚を利用したものです。
三次元的な目の錯覚を作り出すために、デザイナーは幾何学、カラー、遠近法を使用するトレンドがあります。トリッキーなロゴを見ると、見る人はそのデザインに釘付けになり、さらに面白いディテールを探そうとします。目の錯覚は、デザイナーに無限の創造的な自由を与え、視覚的な驚きをもって意味を伝えることができます。
終わりに
ビジネスを成功させるためには、特にブランドアイデンティティに関して、柔軟性と適応性が必要です。2022年のロゴトレンドの中から、あなたのブランドに適したソリューションが見つかるはずです。必ずしもトレンドを追いかける必要はありません、そして既存のロゴを抜本的に見直す必要もありません。あなたのブランドと共鳴するデザインアイデアを選び、それをブランドアイデンティティに組み込むための賢い方法を見つけてください。
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