1分で分かる!Adobe Sensei, XD, Photoshop, Illustrator CC 2019の新機能のまとめ(ワークフロー効率化が中心)
Post on:2018年10月17日
Adobe MAX 2018が開催され、Adobe Senseiをはじめ、XD, Photoshop, Illustrator CC 2019にさまざまな新機能が実装されました。
今回のアップデートは「ワークフロー効率化」が主で、各ソフトウェア単体だけでなく、連携しての生産性も向上させる機能が満載です。
Adobe Senseiによる新機能
Adobe Senseiベースの生産性を向上させる機能は、CC 2019でもかなり追加されています。数多くあるのですが、主なものをピックアップします。
- Photoshop CCの「コンテンツに応じた塗りつぶし」で、適用するコンテンツのより精密なコントロールが可能に。
- Illustrator CCのフリーグラデーションで、より自然なグラデーションを生成。
- InDesign CCの「内容を自動認識に応じて合わせる」で、画像の内容を検出してサイズに合わせた切り抜きを自動的に。
- Character Animatorで、顔写真からアニメーションキャラクターを生成。
- Adobe Document Cloudで、編集やバージョン管理などを効率化。
さらに詳しい情報は下記をご覧ください。
Adobe XDの新機能
音声対応デバイス(Amazon AlexaやGoogle Assistantなど)用アプリのプロトタイプ作成ができるようになりました。音声をトリガーにして、さまざまな操作ができます。
- 音声認識機能(音声トリガーやスピーチ再生)に対応。
- サードパーティ製のプラグインやアプリ連携機能に対応。
- プロトタイプの自動アニメーション。
- ドラッグジェスチャーに対応。
- シンボルのリンクが保持できるように。
- Illustratorとの連携機能。
さらに詳しい情報は下記をご覧ください。
Adobe Photoshop CC 2019の新機能
注目は、以前速報でお伝えした「こんじた」ですね。
参考: Photoshopの次期バージョンに搭載される「コンテンツに応じた塗りつぶし」がすごすぎる
他にも、複数取り消し・変更確定が領域外クリック、パネルの移動を防止、演算計算対応など、かゆいところに手が届く感があります。
- Adobe Senseiを使った「コンテンツに応じた塗りつぶし」
- 新機能「フレームツール」で、簡単にマスクができます。
- command+Zで、複数のステップの取り消しができるように。
- 移動ツールでテキストレイヤーをダブルクリックすると、テキストが編集可能に。
- returnキーを使用していた変更の確定が、領域外クリック・ツール切り替え・レイヤー変更などで可能に。
- レイヤースタイルの描画モードが、ライブプレビュー対応に。
- 「対称モード」で、ブラシを対称的なパターンでペイント。
- カラーホイールの機能強化。
- オプションバー「等間隔に分布」で、オブジェクト間の間隔を均等にして配置。
- 「ワークスペースをロック」で、各パネルの移動を防止。
- UIの各フォントのサイズが変更可能に。
- 数値フィールドで、数学演算が可能に(100/2で、50)。
- 長いレイヤー名でも表示されるように。
- マッチフォントで、日本語フォントをサポート。
さらに詳しい情報は下記をご覧ください。
Adobe Illustrator CC 2019の新機能
注目は、「フリーフォーム」と呼ばれる新しいグラデーションタイプです。
- Adobe Senseiを使った「フリーフォームグラデーション」
- Adobe Senseiを使った「グローバル編集」で、オブジェクトをまとめて編集可能に。
- フォントを視覚的に検索可能に。
- カスタマイズ可能なツールバー。
- フルスクリーンのスライドショーモード。
- 新しい表示モード「トリミング表示」
- ズーム機能の高速化。
- Adobe Senseiを使った「コンテンツに応じた塗りつぶし」
- パペットワープは、Adobe Senseiで機能改善。
- プロパティパネルの強化。
- バリアブルフォントのサポート。
さらに詳しい情報は下記をご覧ください。
その他注目の新情報
- 動画クリエイター向けAdobe Premiere Rush CCのリリース。
- iPad版のAdobe Photoshop CCのリリース(2019年予定)。
iPad向けフル機能のPhotoshop - デバイス横断でのドロー&ペイントワークフローを加速するiPad版Project Geminiのリリース(2019年予定)。
Project Geminiのご紹介 - ARの開発者ツールProject Aeroがスタート。
Project Aeroをプレビュー - Typekitは「Adobe Fonts」に名称変更、利用制限も撤廃。
TypekitはAdobe Fontsになりました
特に注目すべきは、Adobe Fontsでしょう。サイトも使いやすくリニューアルされ、フォントの同期制限の撤廃、Webフォントにおけるページビュー制限とドメイン制限の撤廃、「Webのみ」のフォント利用制限撤廃、で格段に利用しやすくなりました。
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