Adobe CCユーザーに朗報🎉 2023年11月、Adobe Fontsに日本語フォントが大量追加、CCユーザーは無料で使えます
Post on:2023年11月15日
11/16から開催されるAdobe MAXに先駆けて、Adobe Fontsに日本語フォントが大量に追加されました!
今回は、マンガ制作用にデザインされたアンティーク書体「貂明朝アンチック」をはじめ、砧書体制作所、FONT1000、視覚デザイン研究所、もじワク研究などの日本語フォントがAdobe Fontsで利用できます。
Adobe Fontsは、Adobe CCのユーザーなら追加料金なしで利用できます。もちろん商用利用もOKです。今回追加された日本語フォントはこちら。ウェイトが豊富に揃ったフォントもたくさんあり、嬉しいですね。
- 貂明朝アンチック
- 砧 芯・鉛筆 StdN
- 砧 芯・鉛筆 Italic StdN
- AB-石ちゃん
- AB Don
- AB Don2
- TAw-乱れつらら
- TAw-角丸つらら
- VDL ロゴG-pop
- VDL ラインG-pop
- VDL ロゴJr-pop
- 金畫字
- サマサン・ドノクン
- HangeulJaemin4.0
フォントの紹介の前に、大切なのがライセンスです。Adobe FontsはAdobeCCのユーザーであれば、商用プロジェクトでも無料で利用できます。さらに、ロゴを作成し、商標登録することもできます(フォントの提供元で商標登録不可となっていても、Adobe Fontsからアクティベートした場合は問題ないとのことです)。詳しくは、ライセンスページをご覧ください。
Adobe Fontsが利用できる一番安いプランを教えて、とたまにメールがきます。Adobe Fontsが利用できて一番安いのはInCopy年間プランで月々638円です(2023年11月現在)。Adobe Fireflyプランも安いですが、Adobe Fonts無料プランしか利用できません。
では、Adobe Fontsに今回追加された日本語フォントを見てみましょう。
まずは、Adobe Originalsからマンガ用のアンティーク書体「貂明朝アンチック」マンガ制作用にデザインされており、かな文字は水平ストロークと垂直ストロークのコントラストが低く、本格的な日本の「アンティーク」スタイルでデザインされています。
フォントを利用するには、右上「ファミリーを追加」をクリックします。個別に利用したい場合は各フォントの下「フォントを追加」をクリックします。
「貂明朝アンチック」には6つのウェイトがあり、各フォントはマンガの線によく使用される特殊文字や記号もサポートされています。
また、すべてのひらがな・カタカナに濁点・半濁点の文字も揃っています。「ね゜」とか何て読むの!?
さっそくアクティベートして、いつものテキストに使用してみました。これは確かに読みやすいですね。
続いて、砧書体制作所から2書体。まずは、「砧 芯・鉛筆 StdN」、その名の通り鉛筆への郷愁を感じさせる書体です。5つのウェイトがあり、H, F, HB, B, 2Bと鉛筆の濃さになっているのが面白いですね。
「砧 芯・鉛筆 Italic StdN」は、上記の斜体版。こちらにもH, F, HB, B, 2Bの5つのウェイトが揃っています。
FONT1000からは3書体、まずは「AB-石ちゃん」大きな石を荒く切り出した、荒々しいデザインのフォントです。
「AB-DON」は、太くどっしりとした印象を与えるデザインのフォントです。重厚で力強く、インパクトのあるデザインにぴったりです。
「AB Don2」は上記の立体感を出した版。光の当たる部分が白く抜いてあり、見出しなど大きく扱う文字専用のフォントです。
「Gradeo」フォントからは2書体、まずは「TAw-角丸つらら」氷が解けるイメージをデザインしたフォント。見出しや動画のテロップなどにぴったりです。
「TAw-乱れつらら」は上記を少しガタガタにした感じで、ちょっと怖いホラー系のフォント。見出しや動画のテロップなどにぴったりです。
視覚デザイン研究所からは3書体。「VDL-LogoG-pop」は VDL ロゴGのデザインをベースにした装飾書体ファミリーです。
「VDL-LineG-pop」は VDL ラインGのデザインをベースにした装飾書体ファミリーです。
「VDL-LogoJr-pop」は VDL ロゴJr のデザインをベースにした装飾書体ファミリーです。
当ブログで紹介しているフリーフォントでもお馴染みのもじワク研究から、「金畫字」がAdobe Fontsで利用できるようになりました。「金畫字」は佐藤大輔著「征途」の表紙にインスパイアされ、45°という角度に拘ってデザインされたフォントです。。
もじワク研究からもう1書体、「サマサン・ドノクン」名の由来は「様(サマ)さん(サン)殿(ドノ)君(クン)」で、Adobe Fontsのみで利用できるとのことです(参考: @mojiwaku)。1つのグリフから3種類の字形を使用できる特殊仕様になっています(文字パネルでデフォルト・スワッシュ・タイトルで選択)。
最後は簡体字と繁体字のフォントで、日本語の漢字・ひらがな・カタカナも使用できる「HangeulJaemin4.0」Adobe Fontsで日本語のフィルタで表示されたので、加えました。
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