Photoshopでアクションが使えない・途中で止まる場合の対処方法
Post on:2020年5月8日
Photoshopのアクションが英語版だと、使えない、途中で止まってしまうことがあります。その際の解決方法を記したので、困った時は参考にしてください。
英語版のアクションが途中で止まってしまう!
- 更新
- 2020/11/11: CC 2021のリリースに合わせて、記事をアップデートしました。
英語版のアクションが途中で止まってしまう原因
Photoshopで英語版のアクションが途中で止まってしまう原因は、アクションが名前ベースで操作が設定されている場合です。例えば、あらゆる被写体をゴールドにする無料アクションで紹介したアクションを例に見てましょう。
Gold Effect.atnを実行、途中で止まってしまう
このアクションの場合の原因は、
- アクションではレイヤー名が「Subject copy」に
- PSDファイルではレイヤー名が「Subject コピー」に
なっているのが原因です。
レイヤー名がアクションとPSDファイルで異なるのが原因
この場合の対応方法は、3つあります。
- PSDファイルを直す
- PhotoshopのUIを英語に変更する
- アクションを直す
PSDファイルを直す方法
初心者向けの対応方法で簡単ですが、1回限りの対応になります。
アクションが止まってしまう原因は、アクションでは「レイヤー Subject copy」となっている箇所が、実際のレイヤーで「Subjectのコピー」となっていることです。そのため、PSDファイルのレイヤー名を変更します。
レイヤー名を変更する
PSDのレイヤー名を「Subject copy」に変更したので、アクションが再生できます。ただし、他のファイルでアクションを適用する際には、また同じ操作が必要となります。また、止まってしまう箇所が少ない場合がよいです。多いとその数だけ修正も必要です。
PhotoshopのUIを英語に変更する方法
止まってしまうのが1つか2つであれば、上記の方法で簡単に解決できますが、数が多くなると大変です。その場合はPhotoshopのUIを一時的に英語に変更してしまうのが簡単です。
やり方自体は簡単なので、初心者でも大丈夫ですが、注意が必要です。
※CC 2014以降、CC 2021でも可能なことを確認済み。
- Photoshopのアプリケーションフォルダ内にある「tw10428_Photoshop_ja_JP.dat」をリネーム。
ファイルの場所:/Adobe Photoshop CC 2021/Locales/ja_JP/Support Files/ - Photoshopを再起動するとUIが英語になります。
ファイル名は「tw10428_Photoshop_ja_JP.dat_bak」などに変更します。
※絶対に削除しないでください。
これでPhotoshopのUIが英語になり、英語版のアクションが正常に動作します。
PhotoshopのUIを英語に変更
UIを日本語に戻すには、リネームした「tw10428_Photoshop_ja_JP.dat」を元に戻して再起動するだけでOK。
アクションを直す方法
修正方法は少し難しい時もありますが(アクションによる)、これが一番お勧めの方法です。
Photoshopは日本語環境のままで、繰り返しアクションを利用できます。
修正方法は、止まってしまったアクションを日本語に変更します。
- 「...は現在使用できません」と表示されたら、「停止」ボタンをクリック。
- そのアクションを日本語に変更します。
アクションパネルの録画ボタンをクリックし、その操作を再現します。 - 完了したら、アクションパネルの停止ボタンをクリック。
- 正しくアクションパネルに登録できたか確認し、英語環境用のアクションを削除します。
これでアクションが日本語になり、正常に動作します。
アクションを日本語に変更
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