これまでの解説書はぜんぶ過去のものに、Photoshopの最新テクニックを解説したデザイン書 -Photoshop レタッチ2.0
Post on:2025年10月17日
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ここ一、二年でAdobeのPhotoshopはこれまで以上に大きく進化しました。その大きな要因は生成AIの機能が搭載されたことで、たとえば背景補完や要素の差し替えといった手間がかかる作業もこれまでとは比べものにならないくらい短時間でできるようになりました。
そして、Photoshopによるレタッチも大きく変わりました。レタッチに必須の知識と現役で使える以前からある機能、それらに生成AIの機能などの技術を組み合わせて使いこなすレタッチの最新テクニックを解説したデザイン書を紹介します。

本書は本日発売されたばかり!
Photoshopのレタッチといえば、著者の楠田 諭史氏を思い浮かべる人も多いと思います。『Photoshopレタッチ・加工 アイデア図鑑』『デザインテクニック大全』『Photoshopレタッチレシピ集』など多数のデザイン書を手がけており、目にしたことがあると思います。
そんな氏による本書は単独書としては3年ぶりになる最新刊で、まさにその3年くらいの間に大きく進化したPhotoshopの使い方が惜しげもなく収録されています。
Kindle版も同時発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
楠田 諭史氏のデザイン書が人気な理由は、デザインのクオリティが素晴らしいだけでなく、解説がロジカルで分かりやすいというのも大きいです。特にこういった解説書はこんな作品を作りたいと思い、いざやってみたら何がなんだか分からん、ということがあります。しかし、本書はそういうことはほぼないと思います。

本書は6章構成で、進化したPhotoshopの定番テクニックから最新機能を使用したテクニックまで62のレシピが収録されています。単なるテクニック集ではなく、構図やレイアウトといったデザインの見せ方についても詳しく解説されており、応用が効く実用的な内容になっています。
第1章は「レタッチの基本」Photoshopを自在に操作できるようにする定番スキルを使って、レタッチの基本を学びます。まずは、生成拡張を使って、画像の足りない部分を補完し、構図の調整を行います。

立体物の曲面に画像やテキストを馴染むように配置したいと思ったことはありませんか? そんなときはPhotoshopのスマートオブジェクト化したシャイプレイヤーを使用します。ワープを適用することで、画像でもテキストでも簡単に曲面に配置することができます。

1つのレシピあたり解説は2ページから6ページくらいです。手数が多いものほどページは多くなりますが、ステップごとに詳しく解説されているので、迷うことなくできると思います。重要なポイントにはマーカーが引いてあり、ステップの番号ごとにキャプチャ画面が対応し、どのような操作をすればそうなるのかがよく分かります。

Photoshopの生成AIでよく使用されているのが、「生成塗りつぶし」だと思います。使い方は簡単で、画像の任意の場所を選択し、コンテキストタスクバーから「生成塗りつぶし」をクリックし、プロンプトを入力するだけです。芝生だけの背景に「満開の桜の公園」と入力すると、瞬時に背景が満開の桜になります。生成された画像は3つのバージョンが表示されますが、気に入ったものがなければ、「生成」をクリックするとまた違った3つのバージョンが生成されます。また、生成されたバリエーションの右上にカーソルを合わせると「類似を生成」することもできます。

進化したPhotoshopを使えば、風になびく髪の毛や布の動きも美しく表現できます。ワープで分割機能を使用すると、一部分だけ柔軟に変形でき、動きのあるビジュアル表現も簡単です。

第2章は「風景のレタッチ」映画のワンシーンのような柔らかな光の表現、風景に奥行きを出すテクニック、路地に差し込む光の描き方など、風景のビジュアルを魅力的にできます。

風景写真をイラスト風に加工したいと思ったことはありませんか? 透明感のある質感に加工し、特定の色を際立たせ、写真画像を素敵なイラスト風に加工します。

第3章は「人物のレタッチ」自然で滑らかな美肌にする補正方法、髪の毛に自然なツヤを出す方法、ほうれい線やシワを抑える方法、瞳の輝きを印象的にする方法、唇をぷるんとさせる方法、フェースラインをシャープにする方法など、どれも試したくなるテクニックばかりです。

第4章は「文字やパーツのレタッチ」文字やパーツをレタッチすることで、より魅力的なデザインを作り出すことができます。文字をパスに沿って配置する方法も新しいPhotoshopでは簡単にできます。

第5章は「世界観を生み出す合成」Photoshopの生成塗りつぶしを使用すると、こぼれ落ちるチョコソースやチェリーを加えるといったことも素材がなくても簡単に生成できます。

桜の写真を撮ったときに、花びらを舞い散らせたいと思ったことはありませんか? Photoshopなら自然な感じで花びらを舞い散らせ、画面に奥行きと空気感を演出できます。

最後の第6章は「作品レベルのレタッチ・加工・合成」この章には4つの作品があり、解説は他の章より長いです。表紙に採用されている「動物たちのティータイム」ではたくさんの素材を使用するときの構図や配置、色の整理の仕方など、作品を魅力的にする方法がくわしく解説されています。
Photoshop レタッチ2.0の目次

Photoshop レタッチ2.0の目次

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Photoshop レタッチ2.0の目次

Photoshop レタッチ2.0の目次
Photoshopはここ一、二年の間に大きく進化し、レタッチのやり方もガラリと変わりました。これまでのやり方でもできないことはないですが、より短時間に、より簡単に、そしてより美しく仕上がるやり方は一つひとつ覚えていくと、Photoshopがより楽しくなると思います。
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最後に、献本いただいたSBクリエイティブの担当者さまに御礼申し上げます。
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