センスのいい作例で、デザインのモチベーションも上がる解説書 -Illustrator＆Photoshop 基本がしっかりわかる授業

Post on:2025年6月13日

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デザイン制作に欠かせないAdobe IllustratorとAdobe Photoshopの使い方を実際に操作しながら両方を同時に学べる入門書を紹介します。

IllustratorとPhotoshopを基礎からしっかりと身につけたい人、デザインの学生さんをはじめ、独学でプロを目指す人にぴったりの入門書の決定版です。

著者は『イラレの5分ドリル』『フォトショの5分ドリル』をはじめ、『Webデザイン必携。』『神速Photoshop』の共著など、数多くのデザイン書を手がけている浅野桜氏。本書はそんな氏によるIllustratorとPhotoshopの使い方が一冊で学べる、デザイン初心者のために基本からしっかり分かる入門書です。

B5変の大きめサイズで384ページ、かなりのボリュームです。画面キャプチャやテキストも非常に多く、これは本を作るのがかなり大変だったろうなと思いました。

Illustrator＆Photoshop 基本がしっかりわかる授業
ISBN 978-4-8156-2157-5
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著者: 浅野桜
出版社: SBクリエイティブ
発売日: 2025/4/23

Kindle版も同時発売されます！

Illustrator＆Photoshop 基本がしっかりわかる授業 Kindle版

版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書は18章構成、第1章はIllustratorとPhotoshopの基本で、第2-9章はIllustrator、第10-16章はPhotoshop、第17,18章はIllustratorとPhotoshopの合わせ技です。

第1章の基本では、IllustratorとPhotoshopの違い、共通の基本操作など、さくっと学べます。また、ページ内の随所にあるミニコラムも充実しています。たとえば、Illustratorだけで使える「ツールのダブルクリック」など実務でかなり役立ちます。

第2章からはIllustratorです。まずは、基本操作としてオブジェクトの扱い方を学びます。

本書の解説では、最初に完成形を見て、それをどのように操作すればできるのかステップごとに解説という流れです。解説に使用されているデザインファイルは、サポートサイトからダウンロードできます。操作の手順は端的で分かりやすく、迷うことはないと思います。また、各ステップの下にあるグレーのエリアにはメモがあり、さらに便利な操作方法や躓きやすいポイントなどが解説されています。

各レッスンは、3,4ページです。作例のデザインはセンスが良いので、やってて楽しいですよね。

第3章では図形のオブジェクトを組み合わせてイラスト作成、第4章はオブジェクトの編集・整列、第5章はオブジェクトに色をつけ、第6章ではブラシを使ってイラストを描きます。

第7章はIllustratorによる文字のデザイン。文字を使ったデザインはやっぱりIllustratorに軍配が上がります。

Illustrator単独の最後の章では、これまでに学んだテクニックを活かして、作品をデザインします。工程は増えてますが、ていねいで分かりやすい解説と練習用データもサポートサイトからダウンロードできるので、大丈夫だと思います。

第10章から第16章は、Photoshopです。Illustratorにもレイヤー機能がありますが、Photoshopのレイヤーとは異なります。Photoshopではこのレイヤーは非常に重要なので、しっかり基本から身につけておきましょう。

Illustratorと同様にPhotoshopの作例も美しく、ステップごとの解説もていねいで分かりやすいと思います。もちろん、練習用データはサポートサイトからダウンロードできます。

本書の特徴の一つは前述しましたが、グレーのエリアのメモで便利な操作方法のように、同じことをするのにもいろいろな操作方法があることを知れることです。たとえば、Photoshopでは選択範囲をつくるときに、さまざまな方法があります。選択ツール、マスク、パスなど選択するオブジェクトによって使用する方法が変わります。