Figmaの使い方も進化している! デザインの現場でどのように活用するのかが分かる解説書 -Figmaではじめるデザインコラボレーション

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Webサイトやスマホアプリの制作、UIデザインにFigmaを使用している人も多いと思います。確かに初期のFigmaはデザイナーがUIデザインに使うツールとしてがメインでしたが、現在のFigmaはアップデートが重ねられ、上流工程から下流工程まで幅広く活用できるツールに進化しています。

Figmaをデザイナーだけでなく、エンジニアやPMなどを含むチーム全体で活用し、デザインのコラボレーションツールとして生産性を向上させるための手順やテクニックを詳しく解説した解説書を紹介します。

Figmaではじめるデザインコラボレーション

本書は株式会社ニジボックスの2冊目となるFigmaの解説書です。前書『つくって、みなおす、デザインシステム』(紹介記事)では、実際のワークフローに基づいたデザインシステムの解説書でFigmaは部分的にしか触れられていませんでした。

本書は完全にFigmaの解説書、デザインのコラボレーションツールとしてのFigmaは日本では初めてとなる解説書だと思います。

Figmaではじめるデザインコラボレーション

Figmaではじめるデザインコラボレーション
ISBN 978-4-297-15335-9
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著者: 株式会社ニジボックス
出版社: 技術評論社
発売日: 2025/12/22

本書は今週発売されたばかり!
Kindle版も同時発売されています。

版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

紙面のキャプチャ

本書では、Figmaをコラボレーションツールとしてデザインの現場でどのように活用するのかが解説されています。そのため、Figmaの基本的な使い方は一切解説されていません。Figmaをある程度使っている方向けの解説書ですが、コラボレーションツールとしての基本的な使い方は詳しく解説されています。

紙面のキャプチャ

コラボレーションなので、当然複数の人で取り組むプロジェクトがメインです。デザイナーをはじめ、デベロッパー、プロダクトマネージャー、ディレクターなど、複数の人が携わるときにファイルは誰もがアクセスしやすいように構成することが必須です。また、個人でも未来の自分のためにアクセスしやすい構成にしておきましょう。

紙面のキャプチャ

本書は5章構成で、第1章はコラボレーションツールとしてのFigmaの存在、第2章は共同作業でFigmaのファイルを扱うための環境構築。ディレクトリ構成やファイルの命名規則、デザインファイルの作り方などは明文化しておくことで、スムーズな運用が可能になります。

紙面のキャプチャ

第3章はチーム向けのオンラインコラボレーションホワイトボード「FigJam」をどのように活用すればよいか。FigJamを使用すれば、複数人でのアイデア出しやブレインストームをはじめ、実装時の議論や検証など、リアルタイムのコラボレーションが簡単にできるようになります。デザイナーはもちろん、デベロッパーやプロダクトマネージャー、ディレクターなども参加することができ、チームでの生産性や創造性を高めるのに役立ちます。

紙面のキャプチャ

広大なキャンパスに付箋を貼り付け、付箋を移動したりグループ化したり、描画ツールや矢印ツールで整理したり、スタンプや絵文字で投票・評価したり、チーム全員のアイデアや意見を視覚化して把握できます。

紙面のキャプチャ

FigJamはFigmaとの連携も強力です。FigJamで作成した付箋やフローチャートをFigmaに流用し、同じ形式でデザインをブラッシュアップしていくこともできます。また逆にFigmaで作成したモックアップやデザイン要素をFigJamに流用し、チーム内でリアルタイムに議論することもできます。

紙面のキャプチャ

第4章はデベロッパーとの連携、デザイナーが作成したFigmaのデザインデータからデベロッパーが構築するまで、よりスムーズに連携するためにFigmaをどのように活用するかです。お互いの協力や歩み寄りがなければ、うまくいくものもうまくいきません。

紙面のキャプチャ

とは言っても、本書ではFigmaが中心なので、ここではデザイナーによるFigmaの作業が多くなります。もちろん、デベロッパーもFigmaのDev Modeをどのように活用するのかも重要になります。Dev Modeを使用することで、工数が削減され、実装の時間も短縮されます。

紙面のキャプチャ

最後の第5章では、デザインシステムをチームや組織全体の共有財産として捉え、どのようにFigmaで構築し、運用していくかについて解説されています。

紙面のキャプチャ

Figmaの中にワイヤーフレームやコンポーネントだけでなく、デザインのガイドラインや運用ルールもまとめることで、チーム内の全員がそれらにアクセスしやすくなり、必要な情報にすぐに辿り着けるようになります。本書ではそれらを具体的にどのようにまとめ、デザイナーやデベロッパーやチームのメンバーがどのように活用できるのかが、実例とともに詳しく解説されています。

Figmaではじめるデザインコラボレーションの目次

Figmaではじめるデザインコラボレーションの目次

Figmaではじめるデザインコラボレーションの目次

Figmaをデザインの作成・共有もできるツールから、コラボレーションを実現できるツールとしてこれからの運用・ワークフローを考えている人に強くお勧めします。

また、デザインシステムをもっと深掘りして学びたいという人には、前書『つくって、みなおす、デザインシステム』(紹介記事)と合わせて読むとより理解が深まると思います。

Figmaではじめるデザインコラボレーション

Figmaではじめるデザインコラボレーション
ISBN 978-4-297-15335-9
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著者: 株式会社ニジボックス
出版社: 技術評論社
発売日: 2025/12/22

献本の御礼

最後に、献本いただいた技術評論社の担当者様に御礼申し上げます。

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