使い勝手のよいUIデザインにはリサーチが欠かせない! デザインをするために必要なリサーチ・検証方法が網羅された解説書 -要点で学ぶ、デザインリサーチの手法125
Post on:2022年6月17日
デザインは見た目を整えることだけが仕事ではありません。ユーザーが抱えている課題、ニーズや要望を明らかにし、それらをどのように形にして解決するかが求めれています。
デザインをするために必要なリサーチ手法やデータの統計・分析法、可視化手法、デザインの検証方法などがコンパクトにまとめられた解説書を紹介します。プロジェクトでどのフェーズに取り入れるとよいのかなども分かります。
デザイナーをはじめ、プロジェクトのリーダー、そしてプロジェクトに携わるすべての人におすすめです。
本書は「要点で学ぶ」シリーズの最新刊、プロダクトやサービスを制作する時に必要なリサーチやデザインの手法がコンパクトにまとまっています。最近のトレンドを反映した方法から古典的な方法まで網羅されており、「こんな方法もあったのか!」と新しい発見があると思います。
このシリーズはほかにも、「要点で学ぶ、ロゴの法則150」「要点で学ぶ、色と形の法則150」を紹介しています。要点がしっかりまとまっているので、非常に重宝するシリーズです。
本書は6/15に発売されたばかり!
Kindle版も同時発売されています。
四六判変型(12.7 x 12.7cm)のコンパクトな書籍なので、紙版をお勧めします。特にこういった本はパラパラ見ることも多いと思うので、紙版がいいですね!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は見開きに1手法、全部で125のデザインリサーチの手法が収録されています。「A/Bテスト」「KJ法」「ペルソナ」「イメージボード」「マインドマップ」「ロールプレイング」など、デザインに必要なリサーチ手法やデータの統計・分析法、可視化手法などが1手法ごとにコンパクトにまとまっており、非常に分かりやすいです。
古くからある手法もあれば最近注目されている新しい手法もあり、プロダクトやサービスを生み出すために必要なリサーチやデザインの手法が網羅されています。
ブレインストーミング用グラフィック・オーガナイザーは、図表を使用して新しいアイデアやコンセプトを構造的に視覚化する手法です。Webだと構造をツリー化したり、一連の流れをフローチャートにしたり、視覚化します。
デザイナーの作業フローを明確化するときは、コンテクスチュアル・デザインを試してみてください。クライアントから見ると、デザインのタスクで何が行われているか不明瞭かもしれません。どのようなステップでデザインが行われているか共有可能なものを明確にします。
ワークショップ型の手法も最近は注目されています。共同作業を数回繰り返し、さまざまなデザイン案を交配させていく手法がデザイン・シャレットです。デザインのアイデアを数多くだすことで、デザインを練り上げます。
一歩進んだユーザビリティテストは、いかがでしょうか。ディザイラビリティテストは、デザインに対するユーザーの第一印象を調べる手法です。テストに使用するのは、プロトタイプでも最終デザインでも構いません。
もちろん、一般的に使用されている手法も数多く掲載されています。アイトラッキングは、ユーザーがWebページのどの部分をどのくらい長く注視していたのかが分かるヒートマップで、効果的な配置や視線の移動経路が分かります。
プロジェクトのアイデア出しには、KJ法が効果的です。メンバー全員が無言のままアイデアや意見を出すことで、力関係に影響なく、意思決定が行われます。
Web制作に使用される方法も数多く掲載されています。デザイン案をひとつに絞り込む前に、複数の候補案を同時に検証する並行プロトタイピング。デザインの方向性を早い段階で必要以上に固定させずに済みます。
Webサイトの膨大なコンテンツを設計する際には、ツリーテストが効果的です。テキスト版のコンテンツ構造を使ってテストを実施し、構造が適切であるか、コンテンツが見つけやすいかなどを評価します。
いまさら誰かに聞けないような手法・用語なども、本書があれば大丈夫です。
要点で学ぶ、デザインリサーチの手法125の目次
要点で学ぶ、デザインリサーチの手法125の目次
125の手法は要点が簡単につかめるようにまとめられており、非常にコンパクトな書籍です。正しく適切なデザインをするために必要なリサーチとデザインの手法が収録されており、デザインフェーズのどこで使用すべかまでしっかり解説されています。
献本の御礼
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