ロゴをデザインする時、使う時に知っておきたい知識がまとめられた即買いの一冊 -要点で学ぶ、ロゴの法則150
Post on:2021年12月17日
ロゴをデザインする時、使う時に備えておくと便利な一冊を紹介します。
ロゴの定義、ロゴのトレンド、制作プロセス、VIマニュアル、商標登録、文化的なタブー、ロゴに使用されるデザイン手法・視覚効果といった基礎知識から、ロゴをデザインする時の発想方法・造形方法・配色・文字組みといった具体的なテクニックまで、ロゴづくりの要点150個がまとめられた保存版の一冊です。
本書は当ブログでも大好評の「要点で学ぶ、デザインの法則150」シリーズとして、日本で企画されました。こういったロゴの解説書だと海外のものが多かったりしますが、本書は日本人による日本人のためのデザイン書です。
ロゴの本を一冊欲しかった、という人にまさにぴったり!
ロゴの基礎知識から、法知識や商標登録の手順、そして制作フロー、アイデア、テクニックなどがぎゅっと一冊にまとまっています。
Kindle版も同時発売!
四六判変型(12.7 x 12.7cm)のコンパクトな書籍なので、紙版をお勧めします。特にこういった本はパラパラ見ることも多いと思うので、紙版がいいですね!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は見開きに1法則、前半の80法則は「ロゴの基礎知識」、後半の70法則は「ロゴのデザイン」で構成されています。1法則ごとにコンパクトにまとまっているので、非常に分かりやすいです。
デザイン、中でもロゴは法務の知識が不可欠です。商標登録の手続き、類似商標による権利侵害、商号と商標の違いなど、しっかりと目を通しておきましょう。
商標登録が可能かどうか事前に調査したい時には、商標を検索できるオンラインサービスもあります。調査はもちろん、出願、商標登録までできます。
前半の基礎知識では、ロゴに使用されているさまざまなテクニックもまとめられています。GoogleやAmazonのロゴでは、円が傾いて見えないように下部だけを内側に寄せたり、すべての文字が同じ大きさに見えるようにz以外を少し大きくさせたり、視覚補正をしています。
ロゴのデザインテクニックとしては、黄金比、グリッド、等間隔、同心円などもよく見かけます。
テクニックの事例も豊富に掲載されているので、分かりやすいですね。
ロゴの制作プロセス、プラニング、制作工程、決定条件、運用なども法則として挙げられています。そのまま実行してもよし、インスパイアされて自分流にアレンジしてもよしです。
ロゴをデザインする時に気をつけたいのが、レギュレーションです。ロゴ独自のものが多く、使用する時の禁止事項、メディアの違いによる色指定、サイズ規定、WebサイトやスマホアプリやSNSでの使用方法など、多岐に渡ります。
本書ではこういったこともまとめられているので、非常に便利です。
基礎知識の最後では、ロゴの視覚効果が14個挙げられています。ロゴでなく、デザイン全般に通じるテクニックもあります。
後半の「ロゴのデザイン」では、発想方法や造形方法の70法則です。ロゴをデザインする時に役立つ、アイデアやテクニックがたくさん紹介されています。
ロゴに使用する色は、モニターでしか再現できないような色やCMYKで再現すると彩度が落ちてしまう色は、不向きです。イエローであれば、イエロー100%に対してマゼンダを20%ほど混ぜると存在感が増します。
ロゴには定番とも言えるテクニックがたくさんあります。こういうのは見るだけでも、ワクワクしますね。テクニックは18種類が解説されています。
複雑な形状をもったモチーフはシルエットにすることで汎用性が増し、さまざまな基準に従って形を作ることでロゴに秩序とバランスを取り入れることができます。ほかにも、立体にしたり、単純化したり、反転・回転させたり、繰り返したり、さまざまなテクニックが掲載されています。
ロゴでは、文字のデザインも欠かせません。日本語フォント、欧文フォント、和欧混植、それぞれのロゴタイプのポイントがまとめられています。
見出しや本文では必要なくても、ロゴでは錯視が起こるので調整が必要になります。また、漢字とかなのバランスの取り方、文字組み、縦組みと横組み、筆文字、画数の少ない漢字の調整など、多彩なテクニックを学べます。
要点で学ぶ、ロゴの法則150の目次
要点で学ぶ、ロゴの法則150の目次
150の法則は要点が簡単につかめるようにまとめられており、非常にコンパクトな書籍です。デザインのインスピレーション、デザインのテクニック、法務関係の知識や手続き方法、さまざまなロゴの事例が掲載されており、ロゴに携わる時に必ず役に立つ一冊です。
献本の御礼
最後に、献本いただいたビー・エヌ・エヌの担当者さまに御礼申し上げます。
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