画像生成AIの情報が整理されていて分かりやすい、一通り知っておきたいことがまとめられられた解説書 -先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

画像生成AIが大きな注目を集めていますね。しかし、情報の量も非常に多く、少し混乱してしまうこともあるかもしれません。

画像生成AIとはどんなサービスなのか、どんな仕組みで生成されるのか、どうやって使用すればよいのか、お勧めのサービス、キーワードの作り方、思い通りの画像にするための呪文、著作権などの法律上の問題点、画像生成AIの活用方法など、これだけは理解しておきたいというのがまとまった一冊を紹介します。

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

『先読み!IT×ビジネス講座』シリーズは、「この先どうなっていくかがわかる」「リアルな話がわかる」「手っ取り早くわかる」の3つの「わかる」をコンセプトにした解説書。第1弾は『メタバース&NFT(Amazon) 』で、本書が第2弾となります。

第2弾は画像生成AIで、画像生成AIの技術的な仕組み、利用できる画像生成AIサービスと実際の作成方法、著作権などの法律上の問題点などについて、分かりやすく解説されています。
本書は先週発売されたばかり!

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI
ISBN 978-4-295-01626-7
[Amazonでみる]
[楽天でみる]

著者: 深津 貴之、水野 祐、酒井麻里子
出版社: インプレス
発売日: 2023/3/23

Kindle版も同時発売されています!

版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

紙面のキャプチャ

本書は、インタラクションデザイナーの深津氏、弁護士の水野氏、ライターの酒井氏、3人の対話形式になっていて、画像生成AIをうまく使いこなすために必要な知識を学ぶことができます。画像生成AIが大きな注目を浴びた経緯、どのような仕組みで生成されるのか、キーワードの例、サービスごとの比較、法律上の問題など、全体像がよく分かります。

内容は濃いですが、対話形式なので、サクサク読めます。

紙面のキャプチャ

本書は5章構成で、第1章は画像生成AIの経緯や仕組み。テキストから画像が生成されるってどういう仕組みなのか、これが分からないとモヤモヤしますよね。

紙面のキャプチャ

その仕組みは簡単に言うと、「ノイズの入ったぼんやりした画像からノイズを消して、クリアな画像を作るAI」です。入力されたテキストに対して、それに近いノイズを作り、ノイズを復元してさらに近いノイズを作りというのを繰り返して、画像が生成されます。実際にはもっと複雑なことがされており、詳しくは本書をご覧ください。

紙面のキャプチャ

画像生成AIサービスには、クローズドとオープンのものがあります。本書では一般ユーザーが利用できる画像生成AIサービスをピックアップし、それぞれの特徴や得意とする絵柄、料金形態などが紹介されています。

紙面のキャプチャ

第2章は、画像生成AIサービスで実際に画像を作成する方法です。画像を生成するためのテキストをどのようにすればよいのか分かります。

紙面のキャプチャ

テキストは「風景(landscape)」といった単純なものでも画像は生成されますが、思い通りの画像にするためにはより詳しいテキストが必要になります。右下は「城と川と森を描いた高画質な水彩風景画」というテキストから生成された画像です。

紙面のキャプチャ

さらに思い通りの画像にするには、加えるとよい「魔法の言葉」というのがあります。テキストの最後に魔法の言葉を加えると、画像の生成結果が向上され、さまざまなバリエーションがあります。

紙面のキャプチャ

第3章は、仕事や趣味での画像生成AIの活用方法。単に美しい画像を作成するだけでなく、自分で絵を描くときのアイデアを得るために使用したり、背景などの一部に使用したり、仕事の効率化や予算削減などのメリットも期待できます。

紙面のキャプチャ

絵をうまく描ける人にも画像生成AIの活躍シーンがたくさんあります。キャラクターの服のバリエーションを100種類生成するというのも画像生成AIなら大幅に時間短縮できます。また、ネットで資料画像を探すと著作権で使えないということがあるかもしれませんが、画像生成AIで作成した画像なら「60年代のアメリカ西部のバーカウンター」というようにピンポイントで必要な資料を得ることができます。

紙面のキャプチャ

AIで作られた「ディープフェイク」とよばれる偽画像を見分ける方法があるか。現時点では、細部に不自然なものがないか目でみて判断するしかありません。しかし、AIの精度があがれば、不自然さは解消されるでしょう。と同時に偽画像を見分けるツールも開発されているので、ここらへんはイタチごっこになりそうです。

紙面のキャプチャ

第4章は、画像生成AIが生成した画像の著作権など法律上の問題について。この章では弁護士の先生の監修のもと、解説されています。現状ダメなこと、ケースバイケースなこと、しっかりと目を通しておきましょう。

紙面のキャプチャ

画像生成AIは画像を生成するために学習することが必要となります。その際に、自分の絵を学習に使用されたくない場合があります。クリエイター側でできる対策、法律との関係や利用規約などについて分かります。

紙面のキャプチャ

最後の第5章は、画像生成AIのこれからについて。画像生成に限らず、今後さまざまな分野でAIが普及していくことが予想されます。AIに的確に指示をだせることが重要なスキルになるかもしれません。そして、AIによって作られたものをどう使用するか判断を下すのはわたし達人間です。

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AIの目次

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AIの目次

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AIの目次

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AIの目次

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AIの目次

画像生成AIについて、一通り知っておきたいことがまとめられられており、必要な情報を整理して学ぶことができます。注目を集めるまでの経緯、どんな仕組みで画像が生成されているのか、キーワードはどうすればよいのか、法律上の注意点など、本書でしっかりと分かるようになります。

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI
ISBN 978-4-295-01626-7
[Amazonでみる]
[楽天でみる]

著者: 深津 貴之、水野 祐、酒井麻里子
出版社: インプレス
発売日: 2023/3/23

献本の御礼

最後に、献本いただいたインプレスの担当者さまに御礼申し上げます。

当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。

sponsors

top of page

©2024 coliss