HTMLに新しい要素ができる動き、ポップアップする通知パネル用のtoast要素
Post on:2019年7月10日
ブラウザの枠外からポップアップやスライドして表示される通知パネルを実装するために、HTMLの新しい要素<toast>ができるかもしれません。
ブラウザへの実装日はまだ決まっていませんが、Chromiumの開発者が提案しているので、けっこう早くに実装されるかもしれませんね。
Toast UI element -Chrome Platform Status
UI要素としてのトーストとは
UI要素としてのトーストは、最近のWebサイトやスマホアプリでもかなり多く見かけます。トーストを実装するためのライブラリも数多く存在します。
名前の由来は、通知パネルの表示アニメーションがトースターからトーストがでてくる感じだからでしょう。
toast要素の提案内容
toast要素の提案内容は、下記にまとめられています。
現時点では、トーストは2つの実装パターンが想定されています。
1つ目はタグには<std-toast>を使用して実装します。属性にはopen, type, potision, closebuttonなどがあります。
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<script type="module"> import 'std:elements/toast'; </script> <std-toast id="sample-toast" type="info"> Hello World! </std-toast> |
2つ目はstd:elements/toastモジュールからshowToast()関数をインポートします。
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import { showToast } from 'std:elements/toast'; const toast = showToast("Hello World!", { type: "info", duration: 3000 }); |
dialog要素との違い
トーストとダイアログは、アクセシビリティの観点で異なります。ダイアログは通常のフローを絶つ振る舞いをしますが、トーストは通常のフローはそのままです。
トーストは一時的なコンテキスト固有のメッセージであることを意図しており、ユーザーが利用しているフローを妨げるものではありません。
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