Adobeの新機能「スーパー解像度」がすごすぎる!古い写真画像でも驚くほど美しく拡大できる
Post on:2021年6月15日
先週、AppleのM1をネイティブサポートしたPhotoshopがリリースされましたが、それとともにAdobe Camera Rawもv.13.2にアップデートされ、新機能として「スーパー解像度(Super Resolution)」が実装されました。
スーパー解像度とは写真画像をAdobe SenseiのAIで幅と高さを2倍に拡大にできる機能で、拡大してもディテールは保持されたまま4倍の解像度になります。
写真素材: ぱくたそ
参考: Adobe Blog: 新機能「スーパー解像度」の活用方法
スーパー解像度とは
スーパー解像度の元となっているのは2年前の「ディテールの強化」で、そこからさらに進化し、第2の「強化」機能「スーパー解像度」としてリリースされました。
現在のところ、スーパー解像度が利用できるのはAdobe Camera Raw v.13.2のみですが、Lightroomなどにも近日実装される予定となっています。
2021年6月: Lightroom デスクトップ 4.3でスーパー解像度が実装されました。
スーパー解像度の使い方
アップデートしてみたので、さっそく使用してみました。
画像をスーパー解像度にするのは、簡単です。
まずは、raw, tiff, jpgなどの画像データを用意し、Adobe Bridgeで開きます。
Adobe Bridgeで画像データを開く
画像を右クリックして、「Camera Rawで開く」を選択します。
「Camera Rawで開く」を選択
画像をCamera Rawで開いたところ。
画像データをCamera Rawで開く
画像を右クリックして、「強化」を選択します。
「強化」を選択
強化のプレビューパネルが表示されるので、「スーパー解像度」のチェックボックスをオンにして、「強化」をクリックします。
「強化」をクリック
待つこと数秒、スーパー解像度の画像が完成しました。
スーパー解像度の画像が完成
元の画像と比較してみました。
元の画像は5313x3551ピクセルから、スーパー解像度にすると、10626x7102ピクセルにできました。
元の画像: 5313x3551
スーパー解像度で4倍の解像度になっても、同じくらい鮮明に見えます。
スーパー解像度の画像: 10626x7102
Photoshopでの通常の拡大と比較すると、技術の進化が分かりますね。
左: バイキュービック法、右: スーパー解像度
スーパー解像度で生成された画像の拡張子は.dngで、Adobe Digital Negative Raw Image形式と呼ばれるものです。Photoshopでも開くことができます。
生成されたスーパー解像度の画像
さらに詳しく使い方を知りたい場合は、動画も公開されています。
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