Adobeの新機能「スーパー解像度」がすごすぎる!古い写真画像でも驚くほど美しく拡大できる

先週、AppleのM1をネイティブサポートしたPhotoshopがリリースされましたが、それとともにAdobe Camera Rawもv.13.2にアップデートされ、新機能として「スーパー解像度(Super Resolution)」が実装されました。

スーパー解像度とは写真画像をAdobe SenseiのAIで幅と高さを2倍に拡大にできる機能で、拡大してもディテールは保持されたまま4倍の解像度になります。

画像を「強化」して、スーパー解像度の画像に

写真素材: ぱくたそ
参考: Adobe Blog: 新機能「スーパー解像度」の活用方法

スーパー解像度とは

スーパー解像度の元となっているのは2年前の「ディテールの強化」で、そこからさらに進化し、第2の「強化」機能「スーパー解像度」としてリリースされました。

現在のところ、スーパー解像度が利用できるのはAdobe Camera Raw v.13.2のみですが、Lightroomなどにも近日実装される予定となっています。
2021年6月: Lightroom デスクトップ 4.3でスーパー解像度が実装されました。

スーパー解像度の使い方

アップデートしてみたので、さっそく使用してみました。
画像をスーパー解像度にするのは、簡単です。
まずは、raw, tiff, jpgなどの画像データを用意し、Adobe Bridgeで開きます。

Adobe Bridgeのキャプチャ

Adobe Bridgeで画像データを開く

画像を右クリックして、「Camera Rawで開く」を選択します。

Adobe Bridgeのキャプチャ

「Camera Rawで開く」を選択

画像をCamera Rawで開いたところ。

Camera Rawのキャプチャ

画像データをCamera Rawで開く

画像を右クリックして、「強化」を選択します。

Camera Rawのキャプチャ

「強化」を選択

強化のプレビューパネルが表示されるので、「スーパー解像度」のチェックボックスをオンにして、「強化」をクリックします。

Camera Rawのキャプチャ

「強化」をクリック

待つこと数秒、スーパー解像度の画像が完成しました。

Camera Rawのキャプチャ

スーパー解像度の画像が完成

元の画像と比較してみました。
元の画像は5313x3551ピクセルから、スーパー解像度にすると、10626x7102ピクセルにできました。

Camera Rawのキャプチャ

元の画像: 5313x3551

スーパー解像度で4倍の解像度になっても、同じくらい鮮明に見えます。

Camera Rawのキャプチャ

スーパー解像度の画像: 10626x7102

Photoshopでの通常の拡大と比較すると、技術の進化が分かりますね。

Photoshopのキャプチャ

左: バイキュービック法、右: スーパー解像度

スーパー解像度で生成された画像の拡張子は.dngで、Adobe Digital Negative Raw Image形式と呼ばれるものです。Photoshopでも開くことができます。

Photoshopのキャプチャ

生成されたスーパー解像度の画像

さらに詳しく使い方を知りたい場合は、動画も公開されています。

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