Photoshop CC 2017の気になる新機能のまとめ、Web制作者は要チェック!
Post on:2016年11月4日
サンディエゴで開催中のAdobe MAXに合わせて、CC 2017がリリースされました。
Adobe Photoshopをはじめ、Adobe Illustrator, Adobe XDなど、Web制作者が愛用しているソフトウェアもすべて新しいバージョンが利用できます。
中でも特に多くの人が使用している、Photoshop CC 2017の新機能を紹介します。
実はサンディエゴに招待されたのですが、諸事情でキャンセルしてしまいました。
教訓: 健康管理には気をつけよう!
今回のバージョンアップは、Photoshopをこれから新しく使う人やしばらく使っていなかった人向けとなっていますが、今まで使っていた人にも便利な機能が用意されています。
新機能だけでなく、パフォーマンスが強化されたのも嬉しいポイントです。
- Photoshop CC 2017のインストール
- Photoshop内を検索できる「検索パネル」
- Adobe XDとの連携強化
- SVG フォントのサポート
- 大きく変化した新規ドキュメントのパネル
- Photoshop CC 2017のその他の新機能
Photoshop CC 2017のインストール
Photoshop CC 2017は、Photoshopをインストール済みの人はCreative Cloudからインストールできます。
Creative Cloudのパネル
インストール時に以前のバージョンを残したい時には、「詳細オプション」から「以前のバージョンを削除」のチェックをはずしてインストールします。
※デフォルトはチェックされているので、以前のバージョンが削除されます。
Photoshopを初めての人は、下記ページから体験版を無料でダウンロードできます。
Photoshop内を検索できる「検索パネル」
Photoshop内を検索できるようになりました。
メニュー「編集: 検索」から、オプションバーの右端の虫眼鏡アイコンから、利用できます。
メニュー「編集: 検索」
検索の対象はPhotoshopのファイル内だけでなく、ツール、パネル、メニュー、ヘルプ、チュートリアル、Adobe Stockを対象にすることもできます。
ストックフォトをPhotoshopで探す時代になりました。
検索パネル
詳しい情報は、下記のAdobeサイトをご覧ください。
Adobe XDとの連携強化
Photoshopで作成したアセットをAdobe XDにドラッグ&ドロップで直接配置できるようになりました。
※Adobe XDは、2017でついにベータ版になりました。Windows版も年内予定です。
詳しい情報は、下記のAdobeサイトをご覧ください。
SVG フォントのサポート
OSにインストールされているSVGフォントがサポートされ、Photoshopで利用できるようになりました。
1つの字形に複数のカラーとグラデーションを適用したり、絵文字フォントを使用してカラフルなグラフィカル文字を作成することもできます。
詳しい情報は、下記のAdobeサイトをご覧ください。
大きく変化した新規ドキュメントのパネル
新規ドキュメントを作成する時のパネルが大きく変化しました。
新規ドキュメントのパネル
空白のドキュメントだけでなく、さまざまな用途のテンプレートやプリセットがすぐに利用できるようなり、独自のテンプレートを用意しておくこともできます。Adobe Stockのプロフェッショナルがデザインした数百ものテンプレートも利用できるので、すばやくデザイン作業を始めることができます。
以前のシンプルな新規ドキュメントのパネルに戻したい時は、環境設定パネルで「従来の「新規ドキュメント」インターフェイスを使用」をチェックします。
環境設定パネル
詳しい情報は、下記のAdobeサイトをご覧ください。
Photoshop CC 2017のその他の新機能
属性パネルの機能強化
属性パネルに共通のレイヤータイプとドキュメントに関連する情報が表示され、どのレイヤーを選択しているかを表示することができるようになりました。
選択とマスクのワークスペース
- ワークスペースで多角形選択ツールが利用できるようになりました。
- マウスをプレスすることで、調整済みの高品質なプレビューが表示されるようになりました。
進化した「選択とマスク」については、下記ページで詳しく解説しています。
ゆがみフィルター
2015.5で追加された「選択とマスク」と同様に「ゆがみフィルター」も更に使いやすくなり、左右の目を個別に調整することができるようになりました。
パフォーマンスの強化
Photoshopのパフォーマンスが強化され、ゆがみツールなどの反応が高速になり、効率的に作業できるようになりました。
Photoshop CC 2017のすべてのリリースノートは、下記ページをご覧ください。
地味ながら嬉しい機能として、テキストボックスの外側をクリックするだけでテキストを確定できるようになりました。
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