Photoshopで一手間加えるとこんなに違う!思い通りのかっこいいノイズを加えたグラデーションやテクスチャの作り方

Photoshopにはノイズを加えるために、フィルタ「ノイズ」があります。しかし、そのまま適用するだけでは思った通りのノイズを作成することができないかもしれません。

一手間加えて、思い通りのかっこいいノイズを加えたグラデーションやテクスチャの作り方を紹介します。

サイトのキャプチャ

How to create noisy
by Stefan

下記は各ポイントを意訳したものです。
※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。

ノイズを加えたグラデーション

InstagramBehanceにアップロードした私の作品は人気が上昇するにつれ、数多くのメッセージとそれをどのように作るのか質問を受けました。

これはRisograph styleと呼ばれるもので、ノイズを加えたグラデーションの派生スタイルです。Web上でこれをどのように作成するかチュートリアルを探してみましたが、見つからなかったので、私のやり方を紹介します。

ノイズを載せたグラデーション

このテクニックの使用例: 36 days of Type 2017

紹介するチュートリアルはPhotoshop CC 2017を使用していますが、CS3+であれば問題なく作成できると思います。

その1: モノクロ2階調のシェードとグラデーション

ノイズを加えたグラデーションを作成する最もクールな方法の一つは、Photoshopのカラーモード「モノクロ2階調」を使用します。ここでは分かりやすくするために、もっともシンプルな例で解説します。

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Step 1: レイヤーを他のイメージに複製

「イメージ - 画像操作」
グラデーションのレイヤーまたは画像全体をアクティブなレイヤーに合成し、他のイメージに複製します。

Step 2: グレースケールに変換

「イメージ - モード - グレースケール」
グレースケールに変換する際に、レイヤーを統合するかダイアログが表示されるので、すべてのレイヤーを背景に統合します。

Step 3: 拡散ディザでビットマップに変換

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「イメージ - モード - モノクロ2階調」
オプションはたくさんありますが、このチュートリアルでは拡散ディザを使用します。他のオプションを選択すると、異なるテクスチャになるので、試してみてください。

ここで難しいポイントは、画像の解像度です。わたしが望むスタイルにするには、解像度の出力値は入力値の60-70%がベストです。実際に見て、値を調整するとよいでしょう。

Step 4: モノクロ2階調でイメージの解像度を変更

「イメージ - 画像解像度」
このステップは簡単です。画像の解像度を元に戻します。ここでは「300」に変更します。
これによりPhotoshopはピクセルのエッジをシャープに保ちます。解像度を変更しないで使用すると、ピクセルが少しぼやけてしまいます。

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左: 解像度を変更、右: 変更なし

Step 5: レイヤーを元のファイルに戻す

レイヤーを元のイメージに戻して、完了です。

その2: ノイズを伴った、リソグラフのようなグラデーション

このテクニックは最初のものとは少し異なります。ここでは、Photoshopのノイズフィルタを使用します。

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Step 1: 元画像の2倍のサイズで作成

イメージ全体に対するエフェクトを加えるのであれば、最初に少なくとも2倍のサイズで作成します。もし一つのグラデーションに適用するのであれば、そのサイズを取得し、2倍にします。数字を正確に一致させることは重要ではなく、元のグラデーションよりもはるかに大きければ大丈夫です。
大きすぎる画像はコンピュータのパフォーマンスに問題が発生する可能性があるため、2倍が適切です。新しいイメージのDPIが元のイメージと一致することを確認します。

Step 2: ノイズを加える

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ノイズが十分か確認

白、または黒のレイヤーを使用してフィルターのノイズを適用し、「グレースケールノイズ」にチェックを入れます。

Step 3: 元のファイルにレイヤーをコピーし、縮小してオーバーレイに

ここはエフェクトをつくるために重要なステップです。グラデーションのすべてのエッジをカバーしながら、できるだけレイヤーを縮小します。このワークフローでは、標準より大きいディテールのノイズを使用しています。

ブレンドモードは「オーバーレイ」にします。ブレンドモードを他にしても機能しますが、わたしは「オーバーレイ」をよく使用します。

Step 4: グラデーションのコントラストを高める

最後にグラデーションを調整して、コントラストを増加させます。わたしは通常、グラデーションカーブを使用します。

作成のポイント

  • わたしは通常、標準のノイズを使用することはありません。常に最初からより大きなイメージで作成します。そうすることで、より鮮明なディテールを利用することができます。
  • エフェクトをさらにポップにしたい場合は、最終的なイメージを鮮明にするだけです。わたしはスマートオブジェクト、ハイパスの組み合わせを好みます。
  • コントラストが高いと、プロジェクトの他の要素が消えてしまうか、一般的にはあまり良くないように見えてしまうため、グラデーションにのみ(レイヤー内では常にレイヤーにグループ化する必要があります)このエフェクトを適用することをお勧めします。
  • カラフルなシェーディングでこのエフェクトを使用する場合は、常に白黒のエフェクトレイヤーから開始し、すべてのエフェクトレイヤーを1つのグラデーションレイヤーに縮小し、そのレイヤーを選択して新しいチャンネルにコピーします。後は、チャンネルをクリックするだけで、あらゆる色のレイヤーに使用できるノイズの多いグラデーションが選択されます。

その3: メゾティントでノイズを作成

Photoshopの標準フィルタ「メゾティント」で、ノイズを作成することもできます。

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このテクニックは最も簡単ですが、調整はあまりできません。
「フィルター - ピクセレート - メゾティント」で、メゾティントを適用します。

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望む結果を得るために、種類を変更して調整してください。わたしは「細かいドット」をよく使用します。

このテクニックも他の方法と同様に、グラデーションを使って新しい大きなイメージを作成し、そこにフィルタを適用し、元のファイルにレイヤーを戻して解像度を変更することをお勧めします。

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