GitHubを使ったWeb制作のフローがよく分かる!GitHubの使い手になれるオススメの本 -GitHubの教科書
Post on:2014年11月14日
Web制作のフローにGitHubを取り入れたいけどGitもGitHubは難しそう。
どういう時にどの機能を使うのが便利なのか知りたい。
GitHub初心者から中級者のWeb制作者に、目からウロコとなるオススメの本を紹介します。
日常的なWeb制作のワークフローで、GitHubをどのように使うのかがよく分かります。
GitやGitHubの書籍はプログラマー向けのものが多いですが、Web制作での利用シーンに合わせて書かれてあるので、GitHubの使い方の流れがすんなりと理解できると思います。
コーダーさんだけでなく、デザイナーさんにもオススメします。
本書は以前紹介した「Git 逆引き入門(紹介記事)」の著者でもあるサイバーエージェントの平木氏らが、Web制作、おもにフロントエンドの業務を中心に日常的に役立つGitHubの使い方を分かりやすく解説したものです。
紙面のキャプチャで、中身を少しだけご紹介。
本書は、ちょっと面白い構成です。
Web制作会社のデザインチームを舞台に、GitもGitHubも使いこなしている「新樹さん」、GitHubをちょっとだけ触ったことがある「白金くん」、GitHubってなにそれ?おいしいの?の「渋谷さん」。
それぞれの目線でGitとGitHubの使い方・便利さが分かっていくようになっています。
中級者の白金くんは先輩なので、やさしく渋谷さんにGitHubの便利さを教えてくれます。
もちろん会話だけでなく、テキストや図による解説も非常に分かりやすく構成されています。会話をマンガ気分で読めるので、非常に楽しく読み進めることができました。
GitHubが未経験の人で本書が気になったら、この章を立ち読みしてみてください。
必要なことが非常に簡潔に、分かりやすく書かれてあると思います。
例えば、GitHubのUIの説明も日本語に訳したものだけでなく、そこで何ができ、どういう時に使うのか、しっかりとした分かりやすい解説がついているのがいいですね。
また、慣れない言葉は渋谷さんがしっかり期待に応えてくれるので、ページを読み返すこともないでしょう。
会話やテキストでの説明だけでなく、図やイラストも豊富なので、具体的な使い方をしっかりと学ぶことができます。
Web制作の現場でよくあるシーンですね。
たくさんのタスクを抱えている時もGitHubを使うと楽に管理ができます。
章が進むごとに、GitHubを日常的なWeb制作のフローにどんどん取り入れていきます。
デザイン複数案、あるあるですね。
共同で作業を進める時は、GitHubは非常に便利です。
GitHubが使いやすくなる小技も非常に充実しています。
GitHubがもっと楽しく便利になるテクニックも満載です。
CSSの確認をメールでもらっても見づらくて分かりにくい時は、「Gist」を使ってみよう!
差分がたくさんありすぎて分からない時は「?w=1」を末尾につけてみて!
GitHubの教科書の目次
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- こんにちはGit、はじめましてGitHub
- とあるWeb制作の現場から
- ソーシャルコーディング時代のWeb制作
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- これだけはマスターしたいGitHubの基本機能
- みんなで作業するのが楽しくなる!GitHubの特徴
- GitHubの画面構成
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- 実践!リポジトリの作成からcloneまで
- Gitのインストール
- GitHubのアカウントを取得
- UserアカウントとOrganizationアカウント
- リポジトリを作成する
- メンバーの管理
- ローカルにコピーする(cloneする)
- Gitでバージョン管理
- GitHubに変更を反映させよう
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- 実践!複数デザインの提示から採用まで
- Issueを使ってデザインを提案する
- デザインの相談と修正をIssue上で共有する
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- 実践!Pull Requestを使った分担作業からマージまで
- Pull Requestとは?
- Pull Requestを使った共同作業
- Pull Requestを送るときに起こりがちなトラブルの対応
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- 快適に共同作業するためのドキュメント作成と進捗管理
- メンバーと対話しながら課題を解決できるIssue
- GitHub Markdown
- wiki
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- 現場で使える!便利なGitHubテクニック
- LGTM!GitHub流コミュニケーション
- 知らないと損!GitHubのテクニック
- 目指せ上級者!GitHubの裏技
GitHubがWeb制作のワークフローにどのように役立つのか、どのように使うのか、といったことがよく分かるWeb制作者にとってのGitHubの魅力がたっぷり詰まった一冊です。
メールや電話での修正指示がごちゃごちゃになって困ったりしませんか?
献本の御礼
最後に、献本いただいたインプレスジャパンの担当者さまに御礼申し上げます。
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