コンセプト・構図・レイアウト・色などデザインについてロジカルに、実践的に学べるデザインの新しい教科書
Post on:2020年7月17日
こういう本を待っていた!という人も少なくないと思います。
デザインをロジカルに、そして実践的に学べるデザインの教科書を紹介します。
なぜこの構図でレイアウトしたのか、自分のデザインをうまく説明できない人に特にお勧めします。デザインで必要となるコンセプトをはじめ、構図、レイアウト、色についてロジカルに学べます。
本書は、自分のデザイン力を磨きたい人にお勧めです。ノンデザイナー、デザインの知識やセンスがなくても、デザインの考え方、デザイナー的視点を身につけることで、デザインする力を基礎から学べます。
デザインの解説には感覚的な曖昧な表現が多いですが、本書ではロジカルに分かりやすく解説されています。
Kindle版も発売されています。
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は6章構成で、デザインで必要となる思考プロセスと作業について学びます。
1章ではまず、自身のデザインの認識レベルについて5段階のどこかを確認してみましょう。次のレベルになるためには何が必要なのかが分かります。
2章では、デザインにおいて重要なコンセプトを作るために必要なデザイナー的観察法を学びます。デザインには、何がターゲットにとって最良の価値なのかを考え抜いた意図・意味・意思を込める必要があります。
本書ではコラムやワークシートや実践例も充実しています。実際の商品からコンセプトを読み解いたり、課題で手を動かすことで分かることがあります。
3章からは、実践的になります。まずは「構図」、コンセプトをどのようにしてデザイン化していくのかその手順を学びます。
デザインのスキルを磨くことは、身の回りのものでもできます。街で見かけるさまざまなピクトグラムから、デザイナーの工夫を探してみると日常に景色が変わるかもしれません。
4章は「レイアウト」、構図によって定められた全体像に要素を配置(レイアウト)します。私は「いいちこ」のポスターが好きなのですが、写真の構図や文字の入れ方が素晴らしいです。
5章は、色について。色の基礎知識、人による色の見え方の違い、人の目を引く色の組み合わせ方、伝えたい意図に沿った配色、などが学べます。
最後の6章では、デザイナーとして大切なことがぎゅっと詰まっています。
セオリーは18個あり、一度読むだけでなく、いつでも目につく場所に置いておくとよいですね。
コンセプトが伝わるデザインのロジックの目次
- デザインとは何か?
- コンセプトとは何か? デザイナー的な観察法
- 構図について
- レイアウトについて
- 色について
- グラフィックデザインのセオリー
デザインの知識やセンスがなくても、コンセプト・構図・レイアウト・色などデザインする力をロジカルに、そして実践的に学べるデザインの教科書です。一度読み終えた後でも、繰り返し手に取りたくなる一冊です。
献本の御礼
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