HTMLをWordPress化するときの実装から公開までの手順がよく分かる解説書 -HTMLサイトをWordPressにする本

Post on:2023年9月8日

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HTMLベースのビジネスサイトをWordPress化する手順をていねいに詳しく解説した解説書を紹介します。

HTMLやCSSのコードをどのようにWordPress化するのか、コンテンツに合わせたテーマファイルの構成方法、さまざまな要素のコード化、WordPressならではの条件分岐や機能の使い方、そしてローカル環境での開発方法、本番環境への移行方法（SSL化なども）まで、最新のWordPressに対応した実装から公開までの手順がよく分かります。

著者は「Webデザイン良質見本帳（紹介記事）」でお馴染みの久保田涼子氏をはじめとするデジタルハリウッドSTUDIO講師の3人。本書を読めば、HTMLで実装されたサイトやブログを迷うことなくWordPress化できるようになると思います。

HTMLサイトをWordPressにする本
ISBN 978-4-8026-1421-4
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著者: 久保田涼子、西原礼奈、阿諏訪聡美
出版社: ソシム
発売日: 2023/8/26

本書は先日発売されたばかり、Kindle版も発売されています！

HTMLサイトをWordPressにする本 Kindle版

書籍版・電子書籍版ともに豪華な特典がついているのも嬉しいですね！

デザインのFigmaデータ
WordPressサイトの完成データ
目的別プラグイン逆引き辞典
WordPress更新マニュアル例
ブロックエディターの使い方
応用編の動画教材

版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書は13章構成で、HTMLサイトをWordPress化するための準備段階から本番環境でのサイト公開まで、ていねいに分かりやすく解説されています。

第1章はWordPressの基礎知識、第2章はWordPress化するための事前準備。ファイル構成やHTMLのコードをWordPressに変換しやすい状態にしておきます。

WordPressはPHPで動作するため、ローカル環境で開発するにはLocalなどのツールが必要となります。Localがはじめての人でも大丈夫、本書ではインストール方法から設定・操作方法まで解説されています。

そういえば、日本で最初にLocalを取りあげたのは、当ブログでした。

Local by Flywheelで、WordPressのローカル環境が簡単に構築できる、Windowsもmac OSも対応の無料ツール

本書でWordPress化するのは、企業サイトです。トップページ、お知らせ、お問い合わせ、会社概要など、一通りのコンテンツが揃っています。

HTMLサイトをWordPress化するための最初のステップは、設計です。各ページのコンテンツがどのように更新されるのか、ページを追加したら一覧に自動的に追加されるなどを把握しておきます。

各ページにどのような機能が必要かが分かれば、次はそれらをどのように実現するか。WordPressのテーマファイルの構成を考えます。WordPressでは1つのファイルで複数のページが生成でき、複数ページにまたがる共通パーツを1つのファイルでまとめて管理もできます。何百ページもあるWebサイトを10個くらいのファイルで生成することもできます。

サイトに必要な機能（ナビゲーション、パンくず、お問い合わせのフォーム、SEO施策、セキュリティ対策、バックアップなど）は、プラグインが必要になります。本書では目的別にお勧めのプラグイン、導入する際の注意点、プラグインを使用しないでも実装できる機能などが解説されています。いろいろな視点で解説されているので、不明点も解消されると思います。