イラストやデザインの静止画を思い通りに動かしてみたい人にオススメの解説書 -イラレユーザーのためのAfter Effects入門
Post on:2022年9月30日
デザインやイラストの静止画を思い通りに動かせたら楽しいのに、どんな動きをつければよいのか分からない、そんな制作者・クリエイターにぴったりなAfter Effectsの解説書を紹介します。
案件で動画やアニメの依頼が増えてきたというWeb制作者やイラストレーターの人にお勧めの一冊です。IllustratorやPhotoshopは使えるけど、動画やモーショングラフィックスはまだという人に特にお勧めします。
本書は、9/28に発売されたばかり!
さまざまなデザイン書でお馴染みのPower Design Inc.様が制作されたイラレのデザインを映像クリエイターの著者様がAfter Effectsで動きをつけた実践的な解説書です。動画用のデータの作り方をはじめ、After Effectsの基本操作、さまざまな動画・モーショングラフィックスの制作手順を学べます。
解説はAfter Effects初心者でも非常に分かりやすく、特にイラレユーザーが疑問に感じそうなポイントが、ていねいに解説されています。
Kindle版も同時発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は大別して3部構成、1つ目は動画用のデータの作り方。Webや紙のデザインで使用する場合とは仕様が大きく異なるので、After Effects(以下、AE)用のデータを用意します。新規に作成するのがベストですが、既存のデータをAE用にすることもできます。
2つ目は、AEの基本操作。AEの画面や各パネルの役割など、一通り目を通しておきましょう。まぁ、Adobeなので、PhotoshopやIllustratorを使用していれば、違和感なく使用できると思います。
環境設定やワークスペースを最適化しておくのも忘れずに。AEでの作業が慣れてきたら、再確認したいポイントです。
3つ目は本書のメイン、さまざまな動画・モーショングラフィックスの制作手順です。まずは、ロゴがふわっと現れるフェードインと少しずつ大きくなるズームインの動きで、AEの基本操作を身につけながら学びます。
レッスンは全部で7つあり、各データはサポートサイトからダウンロードできます。動画に使用する元データ(.ai, .psdなど)もダウンロードできます。
解説は非常にていねいで、操作手順ごとの画面キャプチャも豊富です。
AEの初期設定のままだと、アニメーションの動きが直線的で気持ちよくないかもしれません。イージングで動きに緩急をつけて、自然で滑らかな動きにします。
ほかにも、ロゴをキラッと光らせたり、イラストの一部を動かしたり、少しずつステップアップしていきます。
動く広告も最近ではよく見かけますね。写真やイラスト、文字を動かすと、静止画とは違った印象の広告になります。
後半になるとレベルアップしますが、解説は変わらずていねいで、挫折することはないと思います。
AEの大きな利点は、Adobeであることです。Adobe系ソフトとの連携が非常にスムーズで、グラフィカルで単尺が得意なAEと映像が得意なPremiere Proを使用すると、さらにクリエイティブな映像作品を制作できます。
イラレユーザーのためのAfter Effects入門の目次
イラレユーザーのためのAfter Effects入門の目次
イラレユーザーのためのAfter Effects入門の目次
イラレユーザーのためのAfter Effects入門の目次
静止画だけでなく、そろそろ動画やモーショングラフィックスも身につけたいと思っている人にぴったりの解説書。映像は静止画とは異なり、動きや時間もデザインできるので、表現の幅がかなり広がります。
素材となるデータをはじめ、完成データもサポートサイトからダウンロードできるので、本書一冊でAfter Effectsの操作を一通り学ぶことができます。
献本の御礼
最後に、献本いただいたソシム株式会社の担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
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