UIとUXデザインについて基礎からしっかり学べる解説書 -現場のプロがわかりやすく教えるUI/UXデザイナー養成講座
Post on:2023年6月2日
WebサイトとスマホアプリのUIデザイン、UXデザインのさまざまな手法やプロセスを網羅的に幅広く、分かりやすく解説した解説書を紹介します。
UI/UXデザインを一通り学んでおきたい人にお勧めで、実際の現場や最近の流れを受けて必要となる知識を身につけることができます。さらに、UI/UXデザイナーのキャリアにも触れられており、会社選びや働き方について参考になります。
本書はUI/UXデザインの初学者向けの解説書です。一つひとつの項目について深掘りはされていませんが、幅広くUI/UXデザイナーとして必要になる知識を得ることができます。手法やプロセスなどはそれだけで一冊の書籍になることもあるので、まずは一通り知っておくことが大事です。
全ページカラーで、キャプチャや図も豊富なので、楽しく学ぶことができます。
Kindle版も同時発売されています!
※Kindle版だと500円くらい安くなってます(何かのセール対象?)
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は6章構成で、UI/UXの基礎知識からデザインプロセス、デザインシステム、手法やプロセス、さらにはキャリアや勉強方法について幅広く学べます。
第1章は「UI/UXデザインとは」
UIデザイナーとは何をする人なのか、UXデザイナーとは何をする人なのか、Webデザイナーとは何が違うのか、どういったスキルが求められるのかなど、UIとUXの違いとそれぞれどのような役割を担うのか明確にしておきましょう。
第2章は「デザインプロセス」
最近では「デザイン思考」「人間中心設計」というものが求められます。そして、これらのプロセスでもっとも重要なのが「デザインリサーチ」です。これは調査・検証することで、ユーザビリティテストやA/Bテストなどがあります。ペルソナモデル、カスタマージャニーマップなど、さまざまな手法があり、それらがどのようなものなのか分かりやすく解説されています。
第3章は「ナビゲーションとインタラクション」
ナビゲーションだけでなく、UIで使用されるさまざまな要素やコンポーネントについての解説です。
UIで使用される要素はページごとにデザインするのではなく、サイトやアプリ全体を通じて設計します。重要なボタンほど優先度が高くなるようにデザインし、あまり重要ではないボタンは多く配置されることを意識してデザインします。
UIデザインでは、認知心理学や行動経済学が利用できることがたくさんあります。たとえば「人が意思決定をするまでの時間は、選択肢の数で決まる」というヒックの法則は、ナビゲーションのアイテム数やボタンの数などで選択肢が多いとユーザーは選ぶことをやめてしまうことがあります。
第4章は「デザインシステム」
Webサイトやスマホアプリに使用されるデザインシステム、タイポグラフィ、カラー、レイアウト、アイコンについて解説されています。
たとえば、レイアウトでよく使用されるのは4つの原則、整列・近接・反復・対比です。コンテンツの情報をより見やすく分かりやすくするためにこれらの原則が使用されます。
レイアウトする際に重要なのが余白、スペーシングです。整列・近接・反復・対比の効果を活かすには、このスペーシングが重要です。
第5章は「データ作成をエンジニア連携」
Figmaを使用してUIデザインのデータを作成する方法が解説されています。
第6章は「キャリアと勉強方法」
自分のことを知るためには、できることをピックアップしてスキルマップを作成してみるとよいかもしれません。それらのスキルをジャンルごとに分類し、自分の得意としていること・苦手としていることが分かります。
UI/UXデザイナー養成講座の目次
UI/UXデザイナー養成講座の目次
UI/UXデザイナー養成講座の目次
UI/UXデザイナー養成講座の目次
UI、UXってなんだか難しそうって思っていた人、特に初心者にお勧めします。広義のデザインプロセスから、カラーやタイポグラフィやレイアウトなどのデザインシステム、UIデザインに役立つ便利ツールなども紹介されており、目を通しておいて損のない一冊です。
献本の御礼
最後に、献本いただいた著者様と秀和システムの担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
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