報酬が値引きされた、契約の途中キャンセル、フリーランスがトラブルに巻き込まれないための法律がよく分かる解説書 -それ、違法行為ですけど大丈夫ですか?
Post on:2026年4月3日
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当ブログのビジターには、フリーランスの人や会社員兼フリーランスの人もいると思います。Web制作やデザインをフリーランスとして受注していたり、クライアントから注文を受けてイラストを描いていたり、そんなフリーランスの人がトラブルに巻き込まれないための法律がよく分かる解説書を紹介します。
法律と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、本書ではマンガを交えて、具体的な事例とともにトラブルへの対応方法が分かりやすく解説されています。
ポートフォリオの実績に掲載してもよいのか、契約が途中でキャンセルされた、クライアントの修正指示が不適切、値段相当の成果物、報酬の値引き、SNSでの発言など、あっ、それ経験があるというのもあると思います。

書名の「それ、違法行為ですけど大丈夫ですか?」は、かなり攻めてますね!
私も初めて目にしたときは、自分とは無縁かなと思いましたが、フリーランスのあるあるが実は法律で解決できることなんだ、これからはこういうことに注意しよう、と学びがたくさんある本でした。
フリーランスの人は、必ず目を通しておくことをお勧めします。知っておくというのは、非常に重要です。
本書は先週発売されたばかり!
Kindle版も同時発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書は3部構成で、フリーランスを取り巻く法律をはじめ、ありがちなトラブルへの対応方法まで、フリーランスの人は知っておきたい法に関する知識を学ぶことができます。書影に「漫画で分かる」とありますが、マンガは1/5くらいのボリュームです。
マンガにもけっこう重要な事柄が書いてあって、たとえば上記の「クライアントとの信頼関係を最優先することよ!」は全体を通して非常に重要なことです。いくら間違っているからといって何かと法律をかざすフリーランスにはクライアントからの依頼もなくなってしまいます。

第1部は「フリーランスを取り巻く法律環境」
クライアントとの信頼関係を最優先とはいっても、理不尽なことに遭遇することがあります。たとえば、依頼が途中でキャンセルになってそれまでの報酬をもらえないとか、イラスト10枚の依頼が途中で増えたのに10枚分の報酬しかもらえないとか。
そんな時も慌てずに、どのような対応をすればよいか本書を読むとよく分かります。

フリーランスを守る法律は、3つあります。「フリーランス法」「取適法」「独禁法」それぞれには長い正式名称がありますが、違法行為に
遭遇したときには、フリーランス法→取適法→独禁法の順番で適用が検討されます。これら3つの大きな違いは、保護対象となる条件です。

フリーランス法で対象になるのは、個人で受注した業務だけです。家族を従業員として雇うのは適用内、受注後に従業員を雇うのは適用内など、細かい要件はありますが、他のフリーランスに委託した業務も含まれます。取適法や独禁法の対象については、本書をご覧ください。
これらは法改正がおこなわれない限り、ずっと使える知識です。

この3つの法には禁止行為が定められており、たとえば「発注した成果物等の受領を拒むこと」「あらかじめ定めた報酬を減額すること」「正当な理由なく成果物を返品すること」など、まさにフリーランスを守るための法律です。
また、フリーランス法には「就業環境の整備」に関する規定もあり、育児や介護などと業務の両立に対する配慮が義務づけされています。フリーランスだと出産や育児休暇はないと思われがちですが、6ヵ月以上の業務委託ではクライアントによる配慮義務が課せられます。

第2部は「実践! トラブル対策編」ここではフリーランスが遭遇しがちなトラブルから自衛する方法が分かります。

フリーランスで遭遇しがちなトラブルの1つは、実績公開に関するトラブルです。ポートフォリオの実績に記載したい、SNSでこの案件自分がやりましたとポストしたいと思っている人は多いと思います。しかし、「クライアントが実績を公開させてくれない」「契約を結んだので、この仕事のことは誰にも言わないように」で公開できない場合があります。
ポートフォリオや職務履歴書のように見る人が限定されている場合、クライアントが対価なしに記載を制止しようとした場合は、独禁法違反になる可能性があります。

また、イラストを納品して、それがバズって他のグッズやサービスに流用されたなんてこともあるかもしれません。これは著作権の取り決めが重要になります。「著作権の譲渡」が含まれている契約で、それに見合った報酬であれば問題はないですが、著作権を不当に安く買い叩かれたのであれば問題です。

クライアントの修正指示によるトラブルもあると思います。「どこがって聞かれると困るけど、なんかいまいちなんだよね」と修正指示が曖昧だったり、「ここを修正して」「今度はここも修正して」と修正指示がエンドレスで続いたり、「こんな機能を追加して」と新しい作業が発生する指示だったり、こういったこともクライアントと揉めることなく対応する方法が解説されています。

最後の第3部は「トラブルになったときの対応策」これまではトラブルを回避するための対策でしたが、自分から避けられないトラブルに遭遇してしまうことはあります。

フリーランス側として大事なことは、客観的な事実をなんらかの形で残しておくことです。たとえば、メールやチャットなどの記録、作業指示や修正指示の内容、スケジュールやタスク管理表など、こういったものがあると言った・言わないに巻き込まれなくなります。
それ、違法行為ですけど大丈夫ですか?の目次

それ、違法行為ですけど大丈夫ですか?の目次

それ、違法行為ですけど大丈夫ですか?の目次
フリーランスの人だけでなく、誰もがトラブルには遭遇したくないと思います。トラブルになりやすい火種は可能な限り避け、万が一トラブルになったときはどのように対応すればよいのか、本書を読むとそれらがよく分かります。まさに備えあれば憂いなしの一冊です。
献本の御礼
最後に、献本いただいた技術評論社の担当者さまに御礼申し上げます。
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