VS Codeの言語ごとの実践的な使い方、UIのカスタマイズ方法を詳しく解説した一冊 -毎日使える! Visual Studio Code
Post on:2023年7月21日
Visual Studio Code(以下、VS Code)を今よりもっと使いこなしたい! そんな人にお勧めの解説書を紹介します。
VS Codeの最大の特徴は、高いカスタマイズ性と豊富な機能拡張。本書では使用する言語に適した開発環境の構築方法、UIや設定のカスタマイズ方法、特にお勧めの機能拡張を軸に、VS Codeを使いこなす方法を解説したものです。
著者の上田 裕己氏(@ikuyadeu0513)はVisual Studio Codeのコントリビュータで、VS Codeの機能拡張なども開発されています。
本書はそんな著者によるVS Codeの実践的な操作方法、言語ごとの開発環境の構築、拡張機能など、幅広い内容が網羅された一冊です。
Kindle版も発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は10章構成で、Visual Studio Codeのインストール・基本操作から、UIや設定のカスタマイズ、GitHubによるバージョン管理、言語ごとの開発、実務で役立つ機能拡張、機能拡張の開発方法まで、しっかり学べます。
第1章はインストール・基本操作、第2章は実践的な操作です。よく使用する操作はショートカットキーを覚えておくと、便利です。キーはWindowsとmacOS対応になっており、著者のツイートからも壁紙としてダウンロードできます。
- 著者のツイート: VS Codeのショートカットのチートシート
シンプルなエディタではなく、VS Codeを使用する理由の一つが、コード補完機能です。入力内容を予測してくれるインテリセンス、複数行のコードをまとめて入力できるコードスニペットの機能は、コードを書く際に非常に役立ちます。スニペットは自分でも定義できるので、よく使用するコードを定義しておくと便利ですね。
第3章は、UIや設定のカスタマイズ。自分に合わせてUIや設定をカスタマイズすることで、VS Codeがより使いやすくなります。本書ではデベロッパーが効率よくVS Codeを利用する方法、デベロッパーに合わせてVS Codeを最適化する方法が解説されています。
また、テーマのカスタマイズ方法もあるので、お気に入りのテーマをちょっと変更したい場合とかに便利です。
第4章は、VS Codeのお勧めの機能拡張。公式サイトで最近特に注目されている機能拡張、言語やフレームワークに合った機能拡張などが紹介されています。さらに、執筆の際に役立つ機能拡張も紹介されており、文章を書く人にもお勧めです。
第5章では、Git/GitHubとの連携についてです。VS Codeは標準機能でGitをサポートしていますが、さらに便利になる機能拡張なども解説されています。
第6-8章は、言語に適した開発環境の構築方法、JavaScript/TypeScript、Java、Pythonによる基礎的な環境設定から、Reactを使用したアプリ開発、Spring Bootを使用したアプリ開発、Jupyter Notebookを使用したデータ解析なども解説されています。
第9章は、VS Codeの機能拡張を自作で開発する方法。機能拡張は主にJavaScriptまたはTypeScriptで作成できます。まずは、よく使用するコマンドをボタンで呼び出すUIを拡張する機能拡張を作成しながら、その作り方を学びます。
最後の第10章では、実践的な拡張機能を作成します。コード補完や自動修正を行う機能を持った拡張機能を作成し、デバッグやテスト、公式サイトのMarketplaceでの公開方法まで解説されています。
毎日使える! Visual Studio Codeの目次
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VS Codeでどういったことがどのように出来るのか、制作・開発に役立つ便利な操作方法がよく分かる一冊です。また、自分で機能拡張を作成してみたいという人にもお勧めです。
VS Codeをなんとなく使用している人が使いこなせるようになる解説書です。
献本の御礼
最後に、献本いただいた技術評論社の担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
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