プロのデザイナーが実際に現場でおこなっているやり方、Adobeソフトの作業工程が身につく解説書 -先輩に聞かずに9割解決できるグラフィックデザイン超基礎
Post on:2022年2月25日
プロのデザイナーとして最初にマスターしておきたい、グラフィックデザインの基本的な知識、プロのデザイナーが現場でおこなっているやり方をやさしくていねいに解説したデザイン書を紹介します。
Photoshop, Illustratorを中心に、InDesign, Bridge, Acrobatを含めたAdobeソフトの実務に役立つ基本操作から、グラフィックデザインにおけるさまざまな作業工程について幅広く身につけることができます。
本書は評判が高い「足し算デザイン&引き算デザイン」「ふわっとしたデザインリクエストに応える本」でお馴染みのPower Design Inc.の新刊!
今回はAdobeソフトの操作を中心にしたデザイン作業についての解説書です。グラフィックデザインの現場レベルの作業工程を学べます。
Kindle版も同時発売されています。
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書で学ぶAdobeソフトは、グラフィックデザインで必須ともいえるPhotoshopとIllustrator。操作といっても基本操作ということではなく、デザインの具体的事例に対する操作方法・作業工程が解説されています。
ほかにも、ページ物デザインに強いInDesign、PhotoshopやIllustratorのデータを管理するBridge、PDFの作成・閲覧やデザインの校正に便利なAcrobatも解説されています。
本書は6章構成で、1章ごとに1つのソフトを取りあげています。第1章はPhotoshop、グラフィックデザインの作業に必要な環境設定から、アートボードやレイヤーなどデザインの事例も見ながら操作方法を身につけることができます。
たとえば、調整レイヤーは元画像の情報を保持したまま、明度や彩度や色相などを調整できます。その機能の説明だけでなく、どんな時にその機能をどのように操作するのかが解説されているのが本書の特徴です。
Photoshopで選択範囲を作成するのには、たくさんの方法があります。対象となるオブジェクトによって方法が異なるので、最適な方法で素早く美しく選択範囲を作成しましょう。
参考: Photoshopで画像の切り抜き、選択範囲を作成するのはこれが一番簡単で正確!CC 2021で進化した選択範囲とマスクの作成
第2章はIllustrator、Photoshopとの大きな違いはベクターデータを扱うことです。また操作方法も大きく異なります。アートボードやレイヤーはPhotoshopと同じ名前でも機能は異なります。
Illustratorが得意とする図形やイラスト、文字のデザインなどを中心に操作方法と作業工程がやさしく解説されています。
ペンツール、グラデーションやパターン、ブラシを使ったデザイン、データを軽くする方法などの実務的なデザイン作業も必要になります。
コラムや知識的なものも充実しており、デザインにおける著作権の取り組み方、フォントのためになる話、デザイナーの一日のスケジュールなどがあります。
第3章は、PhotoshopとIllustratorを使用したデザイン事例。
素材の確認をはじめ、新規ファイル作成からガイドを引き、仮配置、切り抜き、補正、レイアウト、テキストデザイン、仕上げ、納品データ作成まで、一連の作業工程が解説されています。
第4章は、InDesign。ページ物やテキスト主体のデザイン制作に特化したソフトですが、PhotoshopやIllustratorと基本的な作りは同じです。
第5章は、Bridge。デフォルトのまま使用しても便利ですが、さまざまな機能やカスタマイズをするとより便利になります。複数ファイル名の一括変換、サムネイルのPDF書き出しなど、使用してない機能があったら要チェックです。
最後の第6章は、Acrobat。PDFファイルを見るだけのソフトではありません。PDFの作成や編集はもちろん、デザインの修正指示にPDFを使用したり、印刷物のPDF入稿、PDFの軽量化など、仕事に必要なテクニックが解説されています。
先輩に聞かずに9割解決できるグラフィックデザイン超基礎の目次
先輩に聞かずに9割解決できるグラフィックデザイン超基礎の目次
先輩に聞かずに9割解決できるグラフィックデザイン超基礎の目次
先輩に聞かずに9割解決できるグラフィックデザイン超基礎の目次
本当に9割解決できるかと問われると、人によって違うと思いますが、初心者が躓きがちなことを解決する知識やテクニックがていねいにやさしく解説されています。Photoshop, Illustrator, InDesign, Bridge, Acrobatの複数ソフトによるデザインの作業工程を学びたい人にお勧めします。
献本の御礼
最後に、献本いただいたインプレスの担当者さまに御礼申し上げます。
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