デザイン2案、文言3案どちらがいいかはユーザーに決めてもらうA/Bテストが簡単に実施できるスクリプト -ABalytics.js
Post on:2012年12月25日
バナー広告2案どちらがよいだろう? サインアップのボタンの文言3案はどれが効果が高い? などGoogle Analyticsを使ってコンバージョンレートを簡単に測定できるスクリプトを紹介します。
ABalytics.jsの特徴
ABalytics.jsは他のスクリプトに依存せずに動作するJavaScriptで、クライアントサイドでコードを記述するだけで、Google Analyticsを使ったA/Bテストを簡単に実施できます。
サーバーサイドには何も設置する必要はありません。
- 設置が簡単!
- 作業はクライアントサイドだけです。
- サーバーサイドの準備は何も必要ありません。
- データは、Google Analyticsに保存されます。
- エレメントのclassを加えるだけで、複数のパターンをテストできます。
- 複数のパターンは同時に設定可能で、多数のテストを同時に行えます。
ABalytics.jsの使い方
Step 1: 外部ファイル
当スクリプト「abalytics.js」を外部ファイルとして記述します。
<script type="text/javascript" src="abalytics.js"></script>
Step 2: A/Bテストの定義
Google Analytics用にA/Bテストの定義を設定します。ここでは文言を2パターン用意し、どちらが効果があるか測定します。
1つ目が「variant1_name」、2つ目が「variant2_name」で、それぞれ設定した文言をランダムに表示します。
var _gaq = _gaq || []; _gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXXXXX-XX']); ABalytics.init({ experiment1_name: [ { name: 'variant1_name', "experiment1_class1_name": "<strong>Html content for variant 1 class 1</strong>", "experiment1_class2_name": "Html content for variant 1 class 2" }, { name: 'variant2_name', "experiment1_class1_name": "<strong>Html content for variant 2 class 1</strong>", "experiment1_class2_name": "Html content for variant 2 class 2" } ], experiment2_name: [ ... }, _gaq); _gaq.push(['_trackPageview']);
Step 3: HTMLコンテンツへ適用
HTMLには要素のclassを使用して適用します。
<div class="experiment1_class1_name"> This content will be replaced by ABalytics </div> <span class="experiment1_class2_name">This text will be replaced too</span>
Step 4: スクリプトの実行
テストの定義とコンテンツへの適用が完了したら、スクリプトを実行します。
<script type="text/javascript"> window.onload = function() { ABalytics.applyHtml(); }; </script>
もしjQueryを使用しているなら、呼び出しに「$(document).ready(...)」を使用したほうが良いでしょう。
Step 5: A/Bテストの実施
ここでは、そのページにユーザーが来訪するのを待つだけです。
Step 6: A/Bテストの結果を確認
A/Bテストの結果は、Google Analyticsで確認できます。
Google Analyticsでゴールの定義をすると、このスクリプトは非常によく機能します。ゴールの定義はGoogle Analyticsの「コンバージョン」から行ってください。
Google AnalyticsでのA/Bテストの結果
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