ひらがなで書くべき漢字のまとめ: 企業サイトで使用する「ひらく漢字」「ひらかない漢字」
Post on:2015年10月1日
これまでに数多くの一部上場企業様のWebサイトのリニューアル・サイト制作にコアメンバーとして参加し、その中で表記ルールもかなりの数を策定してきました。策定時のベースに使用する「ひらく漢字」「ひらかない漢字」の一部を紹介します。
※以前、公開した記事を再編集したものです。
表記ルール: ひらくことが多い漢字
ひら(がなで書)くことが多い漢字。
※「正・誤」は使用する際の基準であり、日本語としての「正・誤」ではありません。
読み | 正 | 誤 |
---|---|---|
アラカジメ | あらかじめ | 予め |
イタシマス | いたします | 致します |
イタダク | いただく | 頂く |
オヨビ | および | 及び |
クダサイ | ください | 下さい |
ゴゾンジ | ご存じ | ご存知 |
コト | こと | 事 |
コロ | ころ | 頃 |
サキホド | さきほど | 先程 |
サマザマ | さまざま | 様々 |
サラニ | さらに | 更に |
スデニ | すでに | 既に |
スナワチ | すなわち | 即ち |
スベテ | すべて | 全て |
ゼヒ | ぜひ | 是非 |
ソバ | そば | 側 |
タクサン | たくさん | 沢山 |
タダ | ただ | 只 |
タダシ | ただし | 但し |
タメ | ため | 為 |
トオリ | とおり | 通り |
トキ | とき | 時 |
ナド | など | 等 |
ナラビニ | ならびに | 並びに |
マズ | まず | 先ず |
マタ | また | 又 |
マデ | まで | 迄 |
モッテ | もって | 以て |
モットモ | もっとも | 尤も |
表記ルール: ひらくことを検討する漢字
通常はひらきませんが、案件によってひらくことを検討する漢字です。
読み | ひらく | ひらかない |
---|---|---|
イレル | いれる | 入れる |
ウエ | うえ | 上 |
オシラセ | おしらせ | お知らせ |
クワシク | くわしく | 詳しく |
サマ | さま | 様 |
シダイ | しだい | 次第 |
ソロエル | そろえる | 揃える |
ツギ | つぎ | 次 |
トクニ | とくに | 特に |
トモニ | ともに | 共に |
ナオ | なお | 尚 |
ナニトゾ | 何とぞ | 何卒 |
ノチホド | のちほど | 後程 |
ホカ | ほか | 他 |
ホド | ほど | 程 |
マイリマス | まいります | 参ります |
マッタク | まったく | 全く |
モットモ | もっとも | 最も |
表記ルールの策定にあたり
最終的な表記ルールでは、「読み・正・誤」の項目のほかに「用例・備考」を加えます。
例: トキ「期間が確定していない場合はひらがな、確定している場合は漢字を使用」
また表記ルールは「ひらく・ひらかない漢字」以外にも「一般名詞」「固有名詞」「独自用語」「英数記号」などの項目を設けて策定します。
表記ルールに縛られない箇所(キャッチコピーなど)もあります。
表記ルールの策定が困難な場合は、市販の書籍に準じるのも手です。
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