年号の更新方法
Post on:2006年11月16日
多くのサイトでは、ウェブページのフッタにコピーライトがあり、そのコピーライトに年号を表記しています。
その際の掲載方法は下記の2パターンのどちらかになると思います。
- その年の年号を記載
例:2006 - 開始の年からその年の年号を記載
例:2000-2006
そして、この年号の要素はテキストデータや画像データなどで配置してあります。
この年号の更新で、メンテナンス性とデータの整合性という点を中心にベストの更新方法を考えたいと思います。
まず、更新方法としては以下があります。
- 全ページ、全箇所の修正を行う方法
- 1つの(少ない)ファイルにまとめ、修正を行う方法
全ページ、全箇所の修正を行う方法
全ページの全箇所の修正を行う方法は、ひたすら全ページの全箇所を修正する『ちから作業』になります。
しかし、どのようなサイトであっても実施できる方法です。下記に示す方法で対応できない場合は、この方法を選択するしかありません。
1つの(少ない)ファイルにまとめ、修正を行う方法
1つの(少ない)ファイルにまとめて修正を行う方法は、いくつかの方法に分かれます。
- 年号を1つの画像ファイルにし、更新する際は、その画像を変更する
- JavaScriptで年号情報を取得し、ページが表示される度に記述されるようにする
- SSIで年号情報を取得し、ページが表示される度に記述されるようにする
- SSIのインクルードファイルで、年号を記載する箇所は1つにする
- PHPなどで年号情報を取得し、ページが表示される度に記述されるようにする
- PHPなどのインクルードファイルで、年号を記載する箇所は1つにする
画像ファイルを使用する場合は、最初に作成する時に年によって画像のサイズが異なる場合があることに気をつける必要があります。また、画像のオルトも変更する必要が生じるため、工夫が必要です。
そのほかのJavaScriptやSSIやPHPなどを使用する場合は、技術的に対応しているかどうかがポイントになります。
JavaScriptは、HTMLファイルに埋め込みが可能なため、ほとんどのサイトで実施することができますが、スクリプトオフの環境では提供できないため、不都合が生じます。
また、SSIやPHPなどは、技術的に対応可能か検討することから始めます。『年号情報を取得』する場合は、サーバーやユーザーの環境から情報を取得するため、必ずしも意図した年号が表示されるとは限らないので注意が必要です。
一番ベストな方法とは何か?
ポイントとしては、正しい年号情報を提供することです。
そのため、年号情報を取得して表示することや、スクリプトオフでは非表示になるものは、非推奨です。
その問題をクリアしてしまえば、あとは掲載するサイトが技術的に対応しているかどうかだけとなります。
僕が制作してきたサイトでは、多くの場合「SSIのインクルードファイルで、年号を掲載する箇所は1つにする」方法をとってきました。
この方法ですとファイルの全ての拡張子が「shtml」になってしまいますが、サーバーの設定を変更し、拡張子「html」で表示されるようにしました。
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