テレワークのミーティングに役立つツールが全部無料で使える!Adobe XDの協業用プラグインが登場 -Whiteboard
Post on:2020年4月20日
テレワークで困るのが、複数人でのミーティングやアイデア出しなどの意見を交わす場を持てないことです。Adobe XDの便利なプラグインが登場しました!
Whiteboardの名の通りホワイトボードをはじめ、ブレインストーミング、カードソーティング、ワイヤーフレーム、フローチャート、マインドマップなど、Webサイトやスマホアプリのミーティングで使用するさまざまなツールが簡単に利用できます。
複数人での使用はもちろん、個人で使用するのにも便利です。
Adobe XDのビジュアル協業プラグイン「Whiteboard」
Adobe XDのプラグイン「Whiteboard」とは
Adobe XDはAdobeユーザーはもちろん、そうでない人でも無料で利用できるソフトウェアです。無料プランの場合は一部の制限がありましたが、デザイナー支援のため2020年10月までリモートワーク機能が無料プランにも解放されています。
参考: デザイナーとチーム支援のため、Adobe XDのリモートワーク機能を無料プランにも一時的に開放します
Whiteboardはこのリモートワーク機能で、ミーティングや打ち合わせやアイデア出しを離れた場所にいる複数人でおこなうことができます。
Adobe XDのプラグイン「Whiteboard」
Adobe XDをまだインストールしてない人は、下記ページの「無料で開始」ボタンから(要登録無料)。
Adobe XDのプラグイン「Whiteboard」のダウンロード
Whiteboardのダウンロードとインストールは、簡単です。
まずは、下記ページにアクセスします。
ページのちょい下「プラグインをインストールする」をクリックすると、「Adobe XDを開きますか?」と表示されるので、開くボタンをクリックします。
Adobe XDのプラグインインストール画面が開くので、「インストール」ボタンをクリックするだけで完了です。
Adobe XDのプラグイン「Whiteboard」の使い方
WhiteboardをAdobe XDで起動するには、メニューの「プラグイン」から「Whiteboard」を選択します。
ファイルの保存は共同編集する場合は、ローカルマシンにではなく、クラウドドキュメントとして保存する必要があります。
Whiteboardの起動
複数の人と共同編集する際は、右上の人物アイコンをクリックして、共有者を追加して招待します。共同編集の詳しい手順は、公式サイトをご覧ください。
参考: Adobe XD デザインの共同作業および共同編集
Adobe XD デザインの共同編集
Whiteboardにはミーティングや打ち合わせで利用するテンプレートが数多く用意されています。ホワイトボード会議やブレインストーミングのツールとしてすぐに使用できます。
ブレインストーミング
ツール自体も便利にできていて、例えばブレインストーミングだと、アイデア出し用の付箋一覧、アイデアのグループ分け、アイデアの投票などが用意されており、0から準備する必要はありません。
ブレインストーミング
また、各ツールに使用できるオブジェクトもたくさん用意されています。
Whiteboardのオブジェクト
ツールをいくつか見てましょう。
カードソーティング
カードソーティングは、サイトの構造を設計する時に使用します。ユーザーにとって最も理解しやすいコンテンツ、機能、コンセプトの整理やカテゴライズの仕方を発見することができます。ユーザーのメンタルモデルを把握することで、情報アーキテクチャを設計することが可能となります。
カスタマージャーニーマップ
ターゲットとするユーザーのゴールとアクションをタイムラインに反映させ、ユーザーの期待値やゴール、クライアントとの接点を明確にすることで、チーム内の認識を統一し、デザインを構築していくプロセスにとって大切な資料です。
デザイン思考キャンバス
デザイン思考キャンバスではデザイン的な考え方と手法で体系化されたプロセスを用いることで解決策やイノベーションを導き出します。「どうして、誰の、何のために、どうやって、何を、どんな風に行うのか」というプロジェクト達成に関して必要な事柄が明確になります。
共感マップ
共感マップは特定のユーザータイプにおいて何を理解しているかを的確に見えるようにするために使われます。ユーザーの特性を客観化でき、チーム内でユーザのニーズに対して共通理解を持つことができます。
成果・労力マトリックス
アイデアを成果と労力のマトリックスで整理することで効果的に優先順位付・意思決定を進めるテクニックです。アイデアの中にもコストはかかるが、長い目で見ればそれを超える成果が出せるものと、簡単に施行できるがあまり効果が無いものとあります。これらの要素を見極めるためにこの成果・労力マトリックスを使用し、物事の優先順位をつけていきます。
ペルソナとユースケース
ペルソナとはプロダクト・サービスを利用する人物モデルのことで、さまざまなユーザーの種類を代表するためにリサーチ結果を土台に作成されます。誰が商品・サービスを利用するのか、価値観の違うペルソナが、どんなシチュエーションで何の機能が利用促進に必要なのかを分析するために作成されます。
ワイヤーフレームのスケッチ - Mobile App/Page
使いやすいワイヤーフレームのスケッチも揃っています。手書きスケッチは簡単にアイデアを形にしてチームで一緒にデザインできます。
ワイヤーフレームのスケッチ - Web App/Page
Webアプリ・Webページ用のワイヤーフレームも用意されています。
フローチャート - Complex
フローチャートは、ユーザーのタスクやフローを可視化します。標準化されたシンボルや矢印も用意されています。
マインドマップ - 放射思考
マインドマップは1つのアイデアに対してさまざまな事柄の関係性を表現するためによく用いられる手法です。放射思考、ブロックとテキストが用意されています。
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