VS Codeの新機能「スティッキー スクロール」がさらに便利に! 追従行数の変更、関数やクラスをリスト化できます
Post on:2022年9月12日
先日アップデートされた、VS Code v1.71で「スティッキー スクロール」がさらに便利になったので紹介します。
「スティッキー スクロール」はv1.70で実験的な機能として実装されましたが、v1.71で正式に実装され、さらに追従行数を設定できるようになり、スティッキースクロールで関数やクラスをリスト化して移動もできるようになりました。
August 2022 (version 1.71) -VS Code
「スティッキー スクロール」はJavaScriptやCSSで作業しているときに、関数やクラスなどが自動でスティッキーされ、エディタの上部にくっつく機能です。詳しくは前回の記事をご覧ください。
VS Codeの新機能がすごく便利! JavaScriptやCSSの関数やクラスなどを上部に固定させる「スティッキー スクロール」
v1.71での「スティッキー スクロール」のアップデートは、2つです。
- 表示する追従行の最大数を設定できる
- 関数やクラスをリスト化・移動できる
まず、追従行の最大数を設定するには、VS Codeの設定(command + ,)を開き、「Editor > Sticky Scroll: Max Line Count」で行数を設定します。
デフォルトでは「5」になっていました。
行数を設定
「Sticky Scroll: Max Line Count」で検索するとすぐ見つかります。
settings.json(設定の上部のアイコン)に記述する場合は、下記の通り。
1 |
"editor.stickyScroll.maxLineCount": 5 |
関数やクラスをリスト化して表示するには、スティッキースクロールで関数やクラスを command(ctrl) + クリック します。
command(ctrl) + クリック
CSSだとどうなるかなと思ったので、試したら、idセレクタがリスト化されました。
CSSファイル内のidセレクタがリスト化された
あとは、前回の記事で追記したのですが、スティッキーさせた行の背景色を変更することもできます。
背景色を変更
背景色を変更するには、settings.jsonに下記を記述します。1行目が背景色の設定で、2行目はホバーです。
参考: Document new color keys
1 2 3 4 5 6 |
{ "workbench.colorCustomizations": { "editorStickyScroll.background": "#332765", "editorStickyScrollHover.background": "#504083" } } |
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