Chromeデベロッパーツールの機能が、すごく簡単で便利!ローカルサーバーを1分もかからずにすぐ構築できる
Post on:2018年7月6日
Chromeデベロッパーツールはいろいろ便利ですが、お手軽にローカルサーバーも構築することもできるんですね。簡易的なサーバーですが、HTML, CSS, JavaScriptのWebページであれば充分な機能を備えています。
Chromeデベロッパーツールを使用して、ローカルのWebサーバーを構築する方法を紹介します。もちろん、WindowsでもmacOSでもどちらでも簡単にできます。
1分もかからずに用意することができ、切り替えは1クリックでOKです。
What's New In DevTools (Chrome 65)
デベロッパーツールのバージョン
ローカルのWebサーバーを構築するには、デベロッパーツールの「Local Overrides」を使用します。この機能はChrome 65からサポートされており、最新のChrome 67でも利用できます。もちろん、Windows, macOSの日本語環境で問題ありません。
参考: What's New In DevTools (Chrome 65)
Step 1: ファイルを用意
サーバーに設置するファイルを用意します。
とりあえずは、「index.html」を作成しました。
フォルダ「chromelocal」を作成し、index.htmlを置きます。
※フォルダの場所はどこでも構いません。
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Windowsの場合 c:\Users\info\Documents\chromelocal\coliss.com\index.html macOSの場合 file:///Users/ユーザー名/Documents/chromelocal/coliss.com/index.html |
ここでは、「chromelocal」フォルダ内にアクセスする用のルートフォルダ「coliss.com」を作成して、その中に「index.html」を用意しました。
Step 2: デベロッパーツールの設定
デベロッパーツールで、ローカルのWebサーバーを設定します。
- デベロッパーツールを起動し、Sourcesパネルを開きます。
- Overridesタブを選択し、「Select folder for overrides」をクリックして、作成したフォルダ「chromelocal」を指定します。
- 上部に確認パネルが表示され、「Allow」をクリックすると、デベロッパーツールにディレクトリへの読み書きアクセス権が与えられます。
これで、完了です。
SourcesパネルのOverridesタブを選択、「Select folder for overrides」をクリック
確認パネルの「Allow」をクリック
設定完了
Step 3: ローカルのWebサーバーにアクセス
設定したフォルダ「coliss.com」をブラウザのアドレス欄に入力すると、ローカルのWebサーバーにアクセスできます。
※デベロッパーツールを起動しているタブで有効な機能です。起動していないタブではローカルのデータにアクセスできません。
アドレス欄に「coliss.com」を入力
「coliss.com」を入力すると、通常は当ブログが表示されますが、設定通りにローカルのファイルが表示されました。
設定をオフにするのも簡単です。
「Enable Local Overrides」のチェックボックスをオフにします。
ローカルサーバーをオフ
オフにしたので、「coliss.com」で当ブログが表示されます。
通常通り、https://coliss.comが表示されます
制限事項
- ElementsパネルのDOMツリーに加えられた変更を保存しません。その代わりに、SourcesパネルでHTMLを編集します。
- StylesパネルでCSSを編集し、そのCSSのソースがHTMLファイルの場合、変更を保存しません。その代わりに、SourcesパネルでHTMLファイルを編集します。
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