写真画像がPhotoshopなどで加工されているかすぐ分かる!デジタル画像を法医学分析できる無料ツール -Ghiro
Post on:2018年7月20日
デジタルの画像を分析し、そこに含まれているさまざまな情報を法医学分析できるツールを紹介します。「この写真、Photoshopで加工しているのかな?」というのもどこらへんを加工しているのかが一発で分かります。
オンライン版とダウンロード版があり、どちらも無料で利用できます。
さっそくオンライン版で、試してみました。
ダウンロード版はGitHubからご利用ください。
Digital Image Forensics Analyzer
サポートしているフォーマットは、下記の通り。
Webページでよく見かける、.jpg, .png, .gifをはじめ、.psd, .epsや各Rawデータに対応。
- Windows bitmap .bmp
- Raw Canon .cr2
- Raw Canon .crw
- Encapsulated PostScript .eps
- Graphics Interchange Format .gif
- JPEG File Interchange Format .jpg or .jpeg
- Raw Minolta .mrw
- Raw Olympus .orf
- Portable Network Graphics .png
- Raw Photoshop .psd
- Raw Fujifilm .raf
- Raw Panasonic .rw2
- Raw TARGA .tga
- Tagged Image File Format .tiff
画像を用意して、「Photo upload」からアップロードします。
「Browse」で画像を選択し、「Analyze」をクリックします。
画像のアップロード
そんなに待たずに、解析は終了しました。
画像に含まれているMETAデータやGPSデータ、ファイルタイプといった基本的な情報が、最初に表示されます。
画像の基本情報
タブを切り替えると「エラーレベル分析(ELA)」が表示されます。
ELAは画像内で異なる圧縮レベルにある領域を識別します。加工がされていない通常の画像では、同じレベルで表示されますが、加工された画像ではその領域が強調されます。
エラーレベル分析(ELA)
画像を加工して、試してみました。
まずは、元画像。
元画像: 南国感満載のジャングルな葉っぱ
Photoshopのゆがみツールで中央の葉だけを加工してみました。
※加工にあたり、運営者の許諾を得ています。
加工画像(分かりやすいように、ぐにゃぐにゃに)
エラーレベル分析(ELA)を比較してみました。
元画像と加工画像の比較
Photoshopで加工した領域がひと目で分かります。
また、元画像は全体的にうっすら加工されている状態が分かり、サイト運営者の@xxmiz0rexxさんに尋ねたところ、全体の色調補正をしているとのことでした。
もちろん機能はこれだけではないので、詳しくはドキュメントをご覧ください。
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