FigmaのAIによる学習「コンテンツのトレーニング」をオフにする方法、独自性・機密性の高いデザインを扱っている場合は注意が必要です
Post on:2024年7月19日
Figmaは、2024年6月にサンフランシスコで開催されたFigma Config 2024でFigma AIを発表しました。
FigmaのAIが学習に使用する予定のデータには、ユーザーが生成したコンテンツも含まれており、独自性の高いデザインや機密性の高いデザインを扱っている場合は、この学習機能をオフにしておいた方がよいでしょう。
FigmaのAIによる学習機能は、8/16から始まる予定です。
Figma AIは、AIによるテキストプロンプトからのデザイン生成、アセット検索、背景除去、プロトタイプメーカーなど、ユーザーの生産性と創造性を高める機能です。ユーザーとしては便利になるのはよいことですが、このAIが学習に使用する予定のデータには、ユーザーが生成したコンテンツも含まれるので、注意が必要です。また、それに伴いFigma AI Termsも更新されています。
ユーザーが作成したコンテンツとは、下記の通りです。
- テキストと画像
- コメントとアノテーション
- レイヤー名とプロパティ
これは一例で、Figmaで作成された素材やFigmaにアップロードされた素材も含まれます。詳しくは、Figma AIの構築をご覧ください。
AIの学習に使用されると困る、独自性の高いデザインや機密性の高いデザインを扱っている場合は、AIの学習機能をオフにしておいた方がよいでしょう。この機能はデフォルトで、スターターとプロフェッショナルでオンに、ビジネスとエンタープライズでオフになっています。
AIによる学習「コンテンツのトレーニング」をオフにする方法は、簡単です。まずは、Figmaにアクセスし、設定したいチームを開きます。
「すべてのプロジェクト」をクリックし、チーム名の左にある下矢印をクリックし、「設定を表示」を選択します。
「設定を表示」を選択
「設定を表示」を選択すると、設定ウインドウが表示されます。
設定ウインドウ
AIセクションの「AI設定を管理」をクリックします。
「AI設定を管理」をクリック
AI設定のウインドウが開きます。
AI設定のウインドウ
AIによる学習をオフにしたい場合は、「コンテンツのトレーニング」をオフにします。また、AIをオフにしたい場合は、「AI機能」をオフにします。
AI設定のウインドウ
sponsors