Web制作に役立つ、Chrome 72 デベロッパーツールの新機能のまとめ
Post on:2019年2月5日
先週の1/29にリリースされたChrome 72に伴い、デベロッパーツールも新機能がアップデートされました。Web制作に役立つ新機能を紹介します。
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What's New In DevTools (Chrome 72)
パフォーマンス指標のビジュアル化
ページのロードを記録した後、DOMContentLoadedやFirst Meaningful PaintのようなパフォーマンスメトリックをTimingsセクションにマークするようになりました。
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TimingsセクションのFMP
- Performanceパネルに移動。
- Recordボタンをクリックして、ロードを記録。
- Timingsセクションを展開。
テキストノードをハイライト表示
DOMツリーでテキストノードをホバーすると、ビューポートでそのテキストノードをハイライト表示します。
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テキストノードをハイライト表示
- Elementsパネルに移動。
- DOMツリーを展開して、テキストノードをホバー。
Shadow DOMに役立つ「Copy JS path」
Puppeteerのpage.click()を使用して、ノードをクリックする自動テストを書き、DOMノードへの参照を素早く取得したいとします。今までのワークフローでは、Elementsパネルに移動し、DOMツリー内のノードを右クリックしてCopy > Copy selectorを選択し、そのCSSセレクタをdocument.querySelector()に渡していたと思います。しかし、ノードがShadow DOM内にある場合は、セレクタがShadow ツリー内からのパスを生成するため、この方法は機能しません。
新しいデベロッパーツールでは、DOMノードへの参照をすばやく取得するには、DOMノードを右クリックしてCopy > Copy JS pathを選択します。これでノードを指すdocument.querySelector()式をコピーできます。この方法は、Shadow DOMで特に役立ちますが、どのDOMノードでも使用できます。
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Shadow DOM内にも対応
- Elementsパネルに移動。
- DOMツリーを展開して、ノードをクリック。
- Copy > Copy JS pathを選択。
以下のような式をクリップボードにコピーします。
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document.querySelector('#demo1').shadowRoot.querySelector('p:nth-child(2)') |
JavaScriptライブラリの検出
Auditsパネルは今回のアップデートで、Lighthouse 3.2をサポートしました。3.2では、Detected JavaScriptライブラリと呼ばれる新しい監査が含まれています。この監査は、Lighthouseがこのページで検出したJavaScriptライブラリを検出します。
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JavaScriptライブラリを検出
- Auditsパネルに移動し、auditsを実行。
- Best Practices内のPassed auditsを展開。
- Detected JavaScript librariesを参照。
コマンドメニューに対応したので、「Lighthouse」または「PWA」で、Auditsパネルにアクセスすることができます。
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PWAと入力するだけでOK
動画バージョン
アップデートの内容は動画で見ることもできます。
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