Adobe XDのアップデートされた機能のここに注目!2016年7月・8月に追加された新機能のまとめ
Post on:2016年8月26日
Adobe XDはユーザーのフィードバックをもとに、毎月のバージョンアップを重ねて確実に進化しています。6月にはメニューが日本語化され、本リリースに向けての毎月のアップデートを楽しみにしている人も多いと思います。
また、年内にはWindows版もリリースされる予定です。
今月・先月に実装された新機能を紹介します。
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Adobe XDのメイン機能は、下記ページが参考になります。
- ズーム ツール
- 前のアートボード
- PDFの書き出し
- Sketchや他のツールからのコピペに対応
- 線形グラデーション
- カラー値の指定
- 効果なし
- その他のアップデート
- 次に予定されているアップデート
- 参考
ズーム ツール(2016年7月アップデート)
ツールバーに、拡大縮小ができるズーム ツールが加わりました。
これがないとデザインツールとして非常に困ります。
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使い勝手はPhotoshopとほぼ同じで、クリックやドラッグでドキュメントを拡大縮小できます。トラックパッドのピンチ操作にも対応しています。
ズーム ツールのショートカット
- ズーム ツール
- Z
- テンポラリー ズーム
- スペース + command
- ズーム イン
- command + +
- ズーム アウト
- command + -
- ズーム フィット
- command + 0
- 100%
- command + 1
- 200%
- command + 2
- 1ステップ拡大
- ズーム ツールでクリック
- 1ステップ縮小
- ズーム ツールでoption + クリック
前のアートボード(2016年7月アップデート)
プロトタイプでフローを作成する時に、戻るボタンは必要ありません。
Adobe XDは「前のアートボード」をターゲットにすることで、簡単に前のアートボードに戻ることができます。
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ターゲットのプルダウンから「前のアートボード」を選択すると利用できます。
PDFの書き出し(2016年7月アップデート)
アートボードとアセットを書き出す際に、PNGとSVGのほかに、PDFが加わりました。
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PDFは一つのPDFファイルとして、複数のPDFファイルとして書き出すことが可能です。
この新しい機能により、メンバーやクライアントと簡単にデザインを共有・提出することができます。
Sketchや他のツールからのコピペに対応(2016年7月アップデート)
Sketchや他のツールからコンテンツを簡単にコピペすることできるようになりました。
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PhotoshopやIllustratorは以前から対応していましたが、これによりSketch, PowerPoint, InDesignからもコピーできます。
線形グラデーション(2016年8月アップデート)
ベクトルのオブジェクトに対して、線形グラデーションを作成して、編集することができるようになりました。
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線形グラデーションはIllustratorで作成したものをコピペで持ってくることも可能で、それをAdobe XDで編集することも可能です。線形グラデーションを使用するには、パネル上部から「グラデーション」を選択します。
ベクターのオブジェクトをべた塗りからグラデーションに変更することによってグラデーションをつくった時には、グラデーションの終点や角度を調整できるコントロールラインがそのオブジェクトに表示されます。
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コントロールライン(オブジェクト上にある2つのポイントで結ばれた線)
カラー値の指定(2016年8月アップデート)
カラー値の指定は、16進法のショートハンドが利用できます。
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いくつかショートハンドの例を見てみましょう。
- AB
- #ABABAB
- ABC
- #AABBCC
- A
- #AAAAAA
細かいアップデートですが、こういうかゆいとこに手が届くのは嬉しいですね。
効果なし(2016年8月アップデート)
今回のアップデートで効果のアニメーションに、「なし」が加わりました。
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「なし」を選択すると、アニメーションを含まずに即時に移行することを可能にします。
この「なし」は特に、アートボードの状態(ドロップダウンや折り畳み・展開など)をシミュレートする時に役立ちます。
その他のアップデート
- アニメーションの名称「スライド」が、「プッシュ」にリネームされました。
※上キャプチャ画像を参考に。 - 韓国語をサポート。
次に予定されているアップデート
- iOSとAndroidのデバイスでプロトタイプをリアルタイムにプレビュー。
- ズーム機能の強化(command+3で選択範囲の拡大)。
参考
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