2022年のUIデザインツールのまとめ、注目されているプロトタイプ・デザインシステム・リモートワーク・ユーザーテストなど
Post on:2022年12月21日
2022年現在、UIデザインツールの使用状況を調査した「2022 Design Tools Survey」を紹介します。
急いでいる人用に一言でいうと、Figmaがっょぃ。
2022 Design Tools SurveryはUX Toolsでおこなわれたアンケートの調査結果(4,260人分)をまとめたものです。
まずは、アンケートに回答された人の属性。
世界中の人がアンケートに参加しており、10年以上の経験者がもっとも多く、次いで3-5年、6-10年となっています。今年はリモートワークの人がもっとも多く、次いでハイブリッド、オフィス勤務となっています。
ロールは、プロダクトデザイナー・UX/UIデザイナーが中心で、グラフィックデザイナー・デベロッパー・プロダクトマネージャーもいます。
成果物としては、Webアプリ・Webサイト・スマホアプリ・デスクトップアプリが多いですね。
メインで使用しているマシンのOSは、macOSが圧倒的です。
では、本アンケートのメインとなるデザインツールについて見てましょう。
Figmaが1位だと思っていましたが、ここまで圧倒的だとは!
Figmaを使用する人は、2-10人くらいのチームで使用することが多いようです。
年ごとの推移を見ると、Figmaの成長がすごいですね! 代わりにSketchがものすごい勢いで右肩下がりです。
基本的なプロトタイピングに使用するツールも、Figmaがぶっちぎり!
高度というのは、条件付きロジック、変数、データ、動的入力を利用して、よりリアルなエクスペリエンスを作成できるツールです。
ホワイトボードは主にリモートワークで、コラボレーション、デジタル付箋、スケッチ、ユーザーフロー、ワークショップなどに使用するツールです。FigJamのライセンスには追加料金がかかるため、Figmaとは別に扱われています。
デザインシステムの管理とは、インタラクション、ビジュアルスタイル、デザイン要素の使用法に関するガイドラインを維持するのに役立つツールです。ここでもFigmaが1強ですが、wikiツールを使用している人もいます。
Mazeが1位ですが、回答者の3人に1人はWeb会議ツール(Zoom、Google Meet、Microsoft Teams)を使用しています。
そして最後に、2023年にもっとも期待しているツールの1位は、Figmaです!
この質問は自由形式の回答で、「Figma」には「Adobe」という言葉が一緒に含まれており、今年Adobeに買収されたFigmaがどのようになるのか注目されているということですね。
アンケートには他にもたくさんの項目があるので、気になった人はチェックしてみてください。
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