CSSのcalc()関数で、レスポンシブ対応のfont-sizeを可変にするスタイルシートを簡単に生成できる無料ツール
Post on:2020年5月22日
レスポンシブ対応で、可変のfont-sizeを定義するスタイルシートを記述するのは、なかなか面倒です。
スマホ表示での最小値、ワイドスクリーンでの最大値を決め、その間は可変サイズで表示されるfont-sizeのスタイルシートを簡単に生成できる無料オンラインツールを紹介します。
font-sizeは自由に定義できるので、日本語のフォントでも最適に利用できます。
Fluid-responsive font-size calculator
Fluid-responsive font-size calculatorは、レスポンシブ対応のfont-sizeを可変にするスタイルシートもこの計算機で簡単に生成できます。font-sizeは最小値と最大値を決め、その間のサイズはcalc()関数でスムーズに変更させます。例えば、スマホなどの小さいスクリーンでは16px(最小値)に、ワイドスクリーンでは24px(最大値)に、その間のスクリーンサイズに応じて変化するサイズにします。
font-sizeをこの計算機では、calc()を使った数式で生成します。
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font-size = calc(ZZ + ((1vw - XX) * YY)) XX = viewport_Width_Minimum / 100 YY = 100 * font_Size_Difference / viewport_Width_Difference ZZ = Minimum font-size stated in REM |
calc()関数については、以前の記事をご覧ください。
使い方は簡単です。サイトにアクセスします。
Fluid-responsive font-size calculator
最初に、font-sizeに使用する単位を決めます。
最初は、「px」で始める
計算機の使用手順
- 「Units」で、font-sizeに使用する単位を決めます。通常、理解を助けるために「px」から始めてください。
- 「Selector」で、要素、クラス名、IDなど任意のセレクタを使用できます。
- 「Property」は通常は「font-size」で。width, paddingなども使用できます。
- 「Range」で、「Property」(font-size)の範囲の最小値から最大値を指定します。例えば、16pxと24pxなど。
- 「Viewport」で、ビューポートの範囲の最小値から最大値を指定します。例えば、768pxと1920pxなど。
- 「CSS method」で、CSSメソッドを選択します。「End query」は、最もサポートされている方法であるため、お勧めします。
- 「Options」は、コメントの有無、Safariのサイズ変更修正(推奨)です。
- ブラウザを最大限にサポートするために、「Units」を「rem」にします。
- 最後に「Copy CSS」ボタンをクリックして、自分のCSSファイルにペーストしてご利用ください。
最後に「rem」にして書き出す
上記の設定で生成されたCSSは、下記の通りです。
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/* 1rem(16px) @ 48rem(768px) increasing to 1.5rem(24px) @ 120rem(1920px) */ /* Ems strongly recommended on media queries! */ @media (min-width: 48em) { :root { font-size: calc(1rem + ((1vw - 0.48rem) * 0.6944)); /* Note: The base value (1rem) must be stated in rem to maintain accessibility */ /* Where: 0.6944 = 100 * font-size_Difference / viewport_Width_Difference */ /* Safari resize fix */ min-height: 0vw; } } /* Prevent scaling beyond this breakpoint */ @media (min-width: 120em) { :root { font-size: 1.5rem; } } |
フォントサイズが期待通りに動作するかは、「Test window」で確認できます。
フォントサイズの動作を確認
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