CSSの新機能、メディアクエリの新しいクエリ「update」がChrome 113で使用できるようになりました

2023年5月4日にリリースされたChrome 113で、CSSの@mediaで新しいメディアクエリが使用できるようになったので、紹介します。

新しいクエリはupdateで、WebサイトやアプリのUIをデバイスのリフレッシュレートに最適化させることができます。

CSSの新機能、メディアクエリの新しいクエリ「update」がChrome 113で使用できるようになりました

CSS update Media Query

下記は各ポイントを意訳したものです。
※元サイト様のライセンスの元、翻訳しています。

はじめに

CSSのメディアクエリは、Webサイトやアプリを表示されているデバイスに基づいて外観をコントロールできる強力なツールです。メディアクエリを使用すると、さまざまなスクリーンサイズや向きなどに対してレイアウトを最適化できます。

updateクエリは、デバイスのリフレッシュレートに適応することができます。この機能はさまざまなデバイスの機能に関連するfast, slow, noneのキーワードを値として使用できます。

fast
通常のコンピュータやスマホなど
slow
電子書籍リーダーなど
none
紙に印刷されるドキュメントなど

詳しくは、Media Queries Level 4をご覧ください。

updateクエリは、先日リリースされたChrome 113をはじめ、Edge, Firefoxでサポートされています。

@media: updateのサポートブラウザ

@media: updateのサポートブラウザ

「update」クエリの基礎知識

わたし達が制作するデバイスのほとんどは、リフレッシュレートがfastだと思います。このfastには、デスクトップやほとんどのスマホデバイスが含まれます。

デバイスにクエリを実行し、コンテンツをレンダリングするためのリフレッシュレートが速いかどうかを確認し、それに応じたスタイルを設定することができます。

slowクエリは、電子書籍リーダーや低電力決済システムなどのリフレッシュレートが遅いデバイス向けです。デバイスがアニメーションや頻繁な更新に対応できないことを知ることは、バッテリーの使用やビューの更新の失敗を防ぐことができることを意味します。

noneクエリは、印刷された紙や電子インクのディスプレイのように1回のレンダリングパスしか提供できないデバイス向けです。これらの出力はリフレッシュがまったくできないので、noneと呼ばれます。

新しいメディアクエリ「update」を使用したデモ

この新しいメディアクエリupdateを使用して、段階的に強化されたホバーアニメーションのデモをご覧ください。

See the Pen
CSS update Media Query Demo
by web.dev (@web-dot-dev)
on CodePen.

リソース

sponsors

top of page

©2024 coliss