最近見つけた素敵なデザイン書、色への造詣が深まるデザイナーやイラストレーター向けのかわいい豆本 -色の辞典

色にはたくさんの美しい色があり、そして美しい色名があり、そのひとつひとつが宝石のように輝いています。

日常的に見かける色たち、慣用的に使用されている色たち、古から伝える日本や欧米諸国の伝統色など、367色の由来や成り立ちや色見本がフルカラーのイラストとともにまとめられた、手のひらサイズのかわいい豆本を紹介します。

本の表紙

画像では分からないと思いますが、本書は「色鉛筆の箱」を模して作られており、非常にかわいい仕上がりです。色鉛筆が見えている箇所は、クラフト紙の窓になっています。
背表紙にもこだわりが感じられ、表紙だけでも飾っておきたくなる一冊です。大きさは私の手のひらと同じくらい。

本の表紙

色の辞典
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著:
新井 美樹
出版社:
雷鳥社
発売日:
2018/3/16

Kindle版はありません。
パッケージのような表紙をはじめ、中身の紙質や印刷の質など、手のひらサイズのかわいい本なので、電子書籍版は無理でしょう。

版元様に特別な許諾を頂いたので、本書の中身を少しだけ紹介します。

誌面のキャプチャ

目次を見た瞬間から、この本の中身はどうなっているんだろうとワクワク感がたまらないですね。

誌面のキャプチャ

まずは「赤」の章。
赤の語源は、「明(あか・あけ)」とされていて、光の明暗表現に由来した色名です。暖色系の代表で、訴求力をもつ非常に目立つ色合いです。

誌面のキャプチャ

紅色、紅
各色ごとに色の由来や成り立ちや色見本が掲載されており、その色を使った素敵なイラストとともに紹介されています。色見本のCMYK値を掲載されています。

誌面のキャプチャ

深紅・真紅、薄紅、退紅・褪紅、唐紅・韓紅
古に使われいた色名も資料を元に、その色が再現されています。

誌面のキャプチャ

紅梅色、一斤染、今様色

誌面のキャプチャ

代赭色、弁柄色・紅殻色、赤丹・鉛丹・丹色、黄丹

誌面のキャプチャ

ファイアレッド、シグナルレッド
停止信号なとに用いられる彩度の高い鮮やかな赤は、シグナルレッドと呼ばれています。

誌面のキャプチャ

萌木色・萌黄色・萌葱色、常磐緑・常磐色、柳色・柳葉色

誌面のキャプチャ

ヴィリジアン、グリーンアース・テールベルト
水彩絵の具の基本12色に「みどり」ではなく、「ヴィリジアン」が入っているのは、混色によって作れない色だからです。

誌面のキャプチャ

紺色、搗色・褐色、納戸色、縹色・花田色

誌面のキャプチャ

江戸紫、京紫
確かに、江戸と京都の紫は異なってますね。京紫は、京の紫を区別するために江戸時代になってから呼ばれるようになった色名で、古代紫に近い色合いとされています。江戸紫は古代紫に対して、今紫とも呼ばれます。

誌面のキャプチャ

団十郎茶、路考茶、利休色、御召茶

誌面のキャプチャ

鉄色、鉛色、鈍色、青鈍色
黒や白にも数多くの微妙な色合いがあります。すべてのカラーにCYMK値が掲載されているので、便利です。

誌面のキャプチャ

鉛白、白亜、砥粉色、灰白・灰白色

誌面のキャプチャ

画家の名を冠した色名
確かに、モネとピカソのブルーは異なりますね。個人的には、シャガールブルーが好きな色です。

本書は全ページがフルカラーで、すべてに異なるカラーイラストが掲載されています。

自分へのご褒美として、また大切な人へのプレゼントとしても喜ばれる、かわいくて実用的な一冊だと思います。
大きな書店やデザイン系の書店にいかないと見つからないかも。

本の表紙

色の辞典
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著:
新井 美樹
出版社:
雷鳥社
発売日:
2018/3/16

献本の御礼

最後に、献本いただいた雷鳥社の担当者さまに御礼申し上げます。

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お問い合わせは下記よりお願いいたします。

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