Googleウェブマスターツールの使い方やデータの見方・上位表示のための知識が身につく、今読んでおきたいオススメの良書
Post on:2015年4月17日
Googleウェブマスターツールの使い方やそれぞれのデータの見方をはじめ、検索の仕組み、Googleの新アルゴリズム、今必要とされているHTMLの効果的なマークアップ方法、スマホ対応、ユーザビリティやパフォーマンス改善など、ツールの使い方を通じて上位表示のための知識が身につくオススメの本を紹介します。
アナリティクスでは分からないGoogleBotの動きをウェブマスターツールで検証しましょう。
Google ウェブマスターツールをしっかりと解説している本は、国内で初じゃないでしょうか。Webの担当者だけでなく、制作者にも実装時に取り入れておきたい知識もあり必見です!
Kindle版もでており、お値段がだいぶお安めです。
そんな本書の中身を紙面のキャプチャで少しだけご紹介。
本書は「Google ウェブマスターツール」の解説だけでなく、検索エンジンGoogleについての理解も深め、運営にはもちろんのこと、サイト制作の段階で知っておくべきことが数多く学べます。
コンパクトなA5判で、オールカラーの誌面は非常に読みやすくレイアウトされています。文字がぎっしりとか、レイアウトが残念だと、勉強する気力が落ちてしまいますよね。
1-3章は、検索エンジンGoogleについての解説。2013年暮れに検索エンジンは大きく進化し、従来のSEOは通用しなくなりました。
Googleが考えるよいサイト・コンテンツとは何かをしっかり身につけ、今の動きと今後の方向性を理解しておきましょう。
4章はいよいよGoogle ウェブマスターツールの見方と使い方。
ウェブマスターツールのどのデータをどのように使うのか、そういった活用方法もしっかりと詳しい解説があるのは非常に嬉しいポイントです。
キャプチャの「クロール統計情報」だと、左はランダムなグラフでクローラーが来ていない日があるということが分かり、右は安定的なグラフでクローラーも安定的に来ていることがうかがえます。
5章は検索エンジンにおけるHTMLの在り方。マークアップによる構造化ということはどういうことなのか、header要素、section, article要素、見出し要素、ナビゲーション要素などそれぞれの実装例を見ながら、上位表示となるポイントが解説されています。
スマートフォンサイトを作る際にも、注意が必要です。Googleが奨めるレスポンシブWebデザインの取り組み方、モバイル向けユーザビリティの改善方法など、制作者は必読です。
Googleはコンテンツの中身だけでなく、そのパフォーマンスにも注目しています。自身のWebサイトのチェック方法をはじめ、どのように改善していくのかが分かります。
また、各章にあるコラムも非常に充実しており、内容は非常に濃いものとなっています。
Googleウェブマスターツールの教科書の目次
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- 検索エンジンについて理解しよう
- 検索の仕組みを知ろう
- 検索ロボットの種類
- アルゴリズム、ページランク、ドメインエイジを理解しよう
- 検索エンジンアルゴリズムの変化と従来型SEOの終焉
- キーワードの今昔
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- 知らないでは済まされない! スパムをまず理解する
- スパムを起こさないためにスパムの理解を深めよう
- ペナルティが科せられた事例からスパムを学ぶ
- スパムチェックとリンクプログラム
- リンクプログラム以外のペナルティとその種類
- デザインとコンテンツに関するガイドライン
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- Googleの新アルゴリズム
- Googleが目指すものとSEO
- パンダアップデートとは
- ペンギンアップデートとは
- パンダアップデートはランキングに影響
- ペナルティになるとどうなるのか?
- 新しい検索エンジン「ハミングバード」とは
- Google検索とYahoo!JAPAN検索は同じ?
- HTML5から見る検索エンジン
- Googleのこれからの動きと方向性を考えてみよう!
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- ウェブマスターツールの見方と使い方
- Googleウェブマスターツールとは
- XMLサイトマップを利用してインデックス数を上げていこう!
- ユーザーの声を知ろう! 検索クエリを情報提供
- クロールの動きとインデックスの状況を理解しよう
- 404 Not Foundの設定をしよう!
- エラー対策:重複コンテンツのエラーをなくそう!
- ロボットの巡回を促す、制御、禁止をrobots.txtで指定する
- ドメイン変更、リニューアルは注意が必要!
- デザインURLとファセットナビゲーション
- 多言語設定をしよう
- データハイライターでWebサイトの情報をGoogleBotに伝える
- アナリティクスとの連携
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- 正しく表示させるための正しいHTMLの基礎知識
- HTMLの概要
- HTMLと要素、検索エンジンに伝わりやすい設定方法
- title要素の記述
- meta keywordsは重要か?
- サープスに利用されるmeta descriptionの記述方法
- コンテンツ部分の正しいマークアップを勉強しよう
- マークダウン記述をマスターしよう
- ロボットにも文章、コンテンツの意味を知らせよう! リッチスニペット
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- スマートフォンサイトの上位表示
- スマートフォンサイトを作る際の注意点
- 振り分けの場合のコンテンツの扱いとリンク先
- レスポンシブWebデザインをGoogleはなぜ奨めるのか?
- Googleが推奨する5つのモバイル向けのユーザビリティの改善
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- パフォーマンス
- パフォーマンスとは
- パフォーマンス改善と費用対効果
- パフォーマンスチェックツール
- クライアント側のパフォーマンス改善
- JavaScriptのパフォーマンスアップ対策
- サーバーのレスポンスの改善
- スマートフォンとパフォーマンス
- HTML5とパフォーマンス
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- GoogleマイビジネスとGoogle+で流入を増やす
- Googleビジネス(Google+ ローカル)に登録する
- GoogleビジネスとGoogle+ページの融合
- サイテーション(口コミ)とローカル検索ランキング
- ソーシャルメディア(Google+)とSPYW
- 著者情報「authorship」の表示の終了とリッチスニペットと今後
Googleウェブマスターツールを活用したいけど使い方がいまいち分からない人、これから積極的に使おうと考えている人にぴったりの一冊です!
献本の御礼
最後に、献本いただいたマイナビの担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
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