簡単な手順でWebページの読み込み時間を高速化! クリティカルCSSを抽出してくれるツール -Critical CSS Generator

クリティカルCSSとは、Webページで最初に表示される部分(ファーストビュー)をレンダリングするために必要な最小限のCSSです。このクリティカルCSSを既存のWebページから抽出し、HTMLにインラインのCSSとして記述することでファーストビューで使用するCSSのリクエストがなくなり、ブラウザはすべてのCSSを読み込むのを待たずにWebページをより速くレンダリングできます。

既存のWebページからクリティカルCSSを抽出して、インラインで記述する用のCSSを書き出してくれるオンラインツールを紹介します。

WebページからクリティカルCSSを抽出して、読み込み時間を高速化するツール -Critical CSS Generator

Critical CSS Generator

クリティカルCSSを使用する主な利点

クリティカルCSSを使用する主な利点は、下記の3つです。

  • Webページの体感的な読み込み時間の短縮。
  • Lighthouseスコアの向上。
  • SEOとユーザーエクスペリエンスの向上。

特に低速な接続環境であるほど効果が高く、スマホユーザーに有効です。

クリティカルCSSについて詳しくは、下記をご覧ください。

クリティカルCSSとは、折り目より上のスタイル

CSSを最適化してページの読み込み時間を高速化する方法

Critical CSS Generatorの使い方

Critical CSS Generatorの使い方は、簡単です。
まずは、下記ページにアクセスします。

サイトのキャプチャ

Critical CSS Generator

WebページのURLを入力し、ファーストビューで想定するビューポートサイズ(幅・高さ)をし、「Generate CSS」をクリックするだけです。

サイトのキャプチャ

URLを入力して、「Generate CSS」をクリック

当ブログのトップページで実際に試してみました。

サイトのキャプチャ

CSSをざっと見たところ、確かにファーストビューに必要なCSSでした。が、それなりのボリュームだったのでクリティカルCSSをインラインで記述するのは断念しました。

クリティカルCSSの記述方法

Step 1: クリティカルCSSをインライン化する

生成されたCSSをHTMLドキュメントの<head>タグ内の<style>タグにコピペします。重要なポイントは、他のCSSやJavaScriptよりも前に記述することです。

Step 2: クリティカルでないCSS

クリティカルでないCSSの<link>タグは、</body>終了タグの直前に配置します。これにより、ブラウザはクリティカルCSSでスタイル設定された最初のコンテンツを最初にレンダリングできるようになります。もちろん、<head>内からこれらの<link>を削除することを忘れないでください。

Step 3: JavaScriptで遅延させる(オプション)

読み込みを最適化するために(特に低速な接続環境)、<head>内でJavaScriptを使用して、ページコンテンツの読み込み後にクリティカルでないCSSを読み込むという方法もあります。その場合はStep 2の代わりにこの方法を使用してください。

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