スマホアプリのことが詳しくまとまっているのですごい助かる!企画から開発・運用・クローズまで、徹底解説されたオススメの本
Post on:2016年7月22日
スマホアプリは企業の株価をも大きく変える存在になりました。ポケモンGoの影響で日本でも任天堂だけでなく、提携を発表した日本マクドナルドも株価がすごい勢いで上がっています。
株価を左右するようなアプリから数百円を稼ぐ個人規模のアプリまで、スマホアプリのマーケティング、企画、マネタイズ、設計、開発、検証、申請、プロモーション、運用、サポートなど、iOS, Android向けアプリをユーザーに提供するために必要な情報を各フェーズごとに詳しく分かりやすく解説したオススメの本を紹介します。
ゲームやサービスを提供したい人、企業の担当者や制作会社のディレクターなど、スマホアプリのリリースに携わるすべての人に役立つ一冊です。
スマホアプリの酸いも甘いも、しっかり理解することができます。
Kindle版は少し安めで、しかも今なら20%ポイント還元です。
そんな本書の中身を紙面のキャプチャで少しだけご紹介。
版元様の許諾の元、誌面をいくつかお借りしました。
本書は13章から成り、スマホアプリのリリースに伴う各フェーズごとに詳しく分かりやすく解説されています。
1章はマーケティング。スマホアプリは巨大な産業に成長しており、企業の株価を左右するスマホアプリがリリースされたり、小学生向けのプログラミング講座でもアプリ開発が学べる時代になりました。
プロジェクトの企画段階では、スマホアプリの目的を明確にし、ゴールを設定し、スケジュールや予算を確保していきます。調査方法や資料も詳しく紹介されており、かなり役立ちます。
そして大切なのは、マネタイズです。スマホアプリのビジネスモデルは、課金・広告・集客など多様化しています。月間数億稼ぐアプリも、数百円のアプリもさまざまな方法を取り入れたいですね。
スマホアプリのUX、UIも非常に大切です。OSごとのガイドラインに沿った上で、ユーザーに確かな価値を提供をできるかがポイントです。
プロトタイプや実機で検証するのは、早期に問題を見つけることができ、スケジュールの遅延を防ぎます。
iOS, Androidの各スマホでのデザインの注意点など、開発時に役立つリソースもたくさん掲載されています。
アプリ本体の開発だけでなく、チュートリアル機能や動画での説明ページなど、見落としがちなもののチェックするのにも役立ちます。
各ストアの登録や審査、公開後のプロモーションなども詳しく網羅されています。
そして運用時のデータの活用方法、メンテナンスやサポート、サポート停止・アプリ廃止まで、最後の最後までしっかり網羅されています。
スマートフォンアプリ マーケティング 現場の教科書の目次
-
- アプリを取り巻く市場環境
- アプリを取り巻く環境
- 数字で見るアプリマーケット
- Webやパソコンとどう違うの?
- アプリの種類
- アプリへのユーザー導線
- モバイルファースト戦略
-
- アプリ制作・運用の基礎知識
- アプリ開発に必要な機材
- デベロッパー登録
- コラム: 開発だけであれば無料登録のみで可能
- 管理画面(iOS)
- 管理画面(Android)
- アプリストアの管理ルール
- iOS/Androidの開発環境
-
- 企画の立案
- アプリ企画の立案
- 企画立案に便利な資料
- ユーザー調査
- 競合の調査
- 企画書の記載項目
-
- マネタイズ
- 多様化するビジネスモデル
- さまざまなアプリ広告
- コラム: Appleが締め出した広告フォーマット
- 広告の組み合わせ
- 為替レートの影響
- アプリへの課金
- コラム: Google Playでは携帯料金との合算支払も可能
- 外部決済
- 売上の規模感
-
- アプリの設計
- アプリのライフサイクル
- 仮説検証の流れ
- アプリ開発の流れ
- UXデザイン
- UXの設計手法
- 海外展開
- 並行開発のポイント
- UIのガイドライン
-
- プロトタイピング・モック検証
- プロトタイピング
- ペーパープロトタイピング
- プロトタイプ作成ツール
- 実機でのモック検証
- チュートリアルの必要性
- コラム: ライブラリでチュートリアルのお手軽導入
- ディープリンクの活用
- コラム: ゲーミフィケーションの活用
-
- 開発ディレクション
- アプリ開発・運用チームの構成
- 内製および外部発注の流れ、開発会社の選定
- チーム内でのゴール共有
- スムーズな開発依頼
- 実装機能の優先度や外部要因への対処
- クロスプラットフォーム開発
- モバイルバックエンドサービスの活用
-
- 開発・デザインツール
- デザインツール(デザイン編)
- デザインツール(スライス編)
- iOSとAndroidの解像度
- Androidアプリデザインの注意点
- テストサービスの活用
- 格安スマホやSIMカードの活用
- セキュリティ対策
-
- ストアへの提出
- 各ストアの審査概要
- コラム: iOSの初回審査は通常より時間を要する
- 各アプリストアの掲載項目
- 掲載項目で注力する点
- コラム: 評価レビューの活用
- 動画での操作説明
- リリース前後のスケジュール
- アンドロイダーへの登録
- 代表的なプロモーション
-
- 公開時のプロモーション
- プレスリリースのコツ
- コラム: @Pressとは?
- ユーザーヒアリング
- ASOの活用
- 有料プロモーション
- アプリストアのおすすめ掲載
- 公式サイト・SNSアカウント
- LTV(顧客生涯価値)からの算出
-
- 運用データの取得
- 目標からの逆算
- KPIの計測ツール
- コホート分析での継続率管理
- iTunes Connectのレポート活用
- Google Playの統計情報
- レポートサービスの活用
- クチコミのチェック
-
- 運用データの活用
- AARRRモデル
- SNSシェアの促進
- コラム: シェア機能の実装は簡単
- ストアレビューの活用
- プッシュ通信によるリテンション
- 定期的なアップデート
- 限定セールやイベントの実施
-
- メンテナンスとサポート
- トラブルや苦情への対応
- サポートする環境
- クラッシュ情報の収集
- 問い合わせの最適化
- サポート停止の告知
- アプリの廃止
- コラム: アプリの譲渡も可能
- リニューアルの決断
- アンバンドリング
これ一冊で、スマホアプリの開発の流れが完全に理解でき、それぞれのフェーズで何が必要でどうすればよいのかが分かります。知っていることがあっても、詳しくまとまっている本が手元にあると非常に便利ですね。
献本の御礼
最後に、献本いただいたマイナビの担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
sponsors