デザインやイラストや写真で伝えたい雰囲気を表現できる色の組み合わせ方が分かるデザインの良書
Post on:2018年2月9日
色の組み合わせは、色を選ぶだけでなく、その色の割合をどうするかも大切です。
グラフィック、Web、ファッションなど、デザインやイラストや写真などで伝えたい雰囲気を表現できる色の組み合わせ方が分かるオススメの本を紹介します。
色の組み合わせを使ったグラフィックもおしゃれなのばかりで、かなり楽しめます。
本書では色を組み合わせる仕組みからしっかり学べ、デザインやイラストなどに自分の伝えたい気分や雰囲気を表現できるようになります。色彩効果の実例も豊富で、カラーはCMYK値/RGB値で掲載されているので、すぐにそのカラーを使用することができます。
そんな本書の中身を少しだけ紹介します。
色を組み合わせるには、色のメカニズムが分かると使い方の幅が広がります。本書ではその基礎となる知識もフルカラーで分かりやすく解説されています。
Webデザインなどは加法混色のRGB、紙のデザインは滅法混色のCMYK。加法混色と滅法混色の三原色は、それぞれが補色になっています。
色の組み合わせや色彩効果の実例も豊富です。
150以上のスタイリングされた魅力的な写真やビジュアルを起点に、900種類以上の配色パレットが導き出されています。特別に許諾を頂いたので、いくつか掲載します。
ナチュラル
落ち着いた自然な色調で、シンプルさ、暖かさ、大地とのつながりを感じさせる。「ナチュラル」のパレットを構成するときは、まず基調色としてクリーム色や、オフホワイト、カーキなどを選ぶ。次に淡い色調をもう1色と、オリーブグリーンやグレーがかったブルーなど、中間の色調を数色探す。最後は、コントラストをつけるために、落ち着いた紺やチョコレートブラウンといった、深みのある色を選ぶことが多い。
ナチュラル: ビジュアルと色の組み合わせ
ナチュラル: 色の組み合わせ
各カラーは、CMYK値/RGB値が掲載されています。
ドリーミー
「ドリーミー」なパレットは、太陽をいっぱいに浴びたパステルカラー、暖色系のニュートラルカラー、くすんだジュエルトーンで構成する。配色セットをつくる際は、それぞれの意味や、組み合わせとどんな雰囲気を醸し出すかを考える。このカラーパレットは、見る者を夢見心地の気分にさせる。
ドリーミー: ビジュアルと色の組み合わせ
ドリーミー: 色の組み合わせ
各カラーは、CMYK値/RGB値が掲載されています。
マジカル
「マジカル」な物事を考えるとき、真っ先に頭に浮かぶのが、黒と紫だ。黒は、神秘と魔法に関連する色としてとても効果的だ。黒は、ほかのものを覆い隠すことから、恐怖や深さ、未知などを連想させる。紫はとてもスピリチュアルな色で、想像や深い思考を象徴する。そんな黒と紫を組み合わせると、あの怖いけれども惹きつけられる感覚がフラッシュバックしてくる。
マジカル: ビジュアルと色の組み合わせ
マジカル: 色の組み合わせ
各カラーは、CMYK値/RGB値が掲載されています。
配色スタイル ハンドブックの目次
通常だと文字だけの目次を掲載するのですが、色の本で文字を並べても仕方無いので、どのような配色スタイルがあるのか一覧を掲載します。
下記は本書に掲載されているスタイルのちょうど半分です。
これで半分です!
本書は配色の本ですが、それだけではなくカラーの基礎知識がしっかり学べ、しかもインスピレーションが刺激されるビジュアルが満載の一冊です。
デザインやイラストでこんな雰囲気にしたいんだよな、と迷ったときにオススメします!
献本の御礼
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