Sketchに慣れるとかなり便利!もっと効率的に使いこなしたい人におすすめの実践的な解説書

Sketchの基本的な操作をはじめ、すぐに役立つ便利なテクニック、作業の効率をアップするプラグインの紹介とその使い方、連携サービスなど、Sketchを使いこなすための知識とUIのデザインに役立つテクニックが身につくおすすめの本を紹介します。

日本語の情報が多いとは言えないSketchの本格的な実践的解説書です。

本の表紙

本書は、Sketchが気になっていて導入しようか悩んでいる人、Sketchをもっとうまく使いこなしたい人にぴったりです。
WebサイトやスマホアプリのUIデザインに携わっている人はぜひ、手にとって見てみてください。

本の表紙

UIデザイナーのためのSketch入門&実践ガイド
[Amazonでみる]
[楽天でみる]

著:
吉竹 遼
出版社:
ビー・エヌ・エヌ新社
発売日:
2017/5/23

Kindle版は値段が少し安く、お得です。

そんな本書の中身を少しだけ紹介します。

誌面のキャプチャ

本書はオールカラーで、入門書的な基礎知識と実践的なテクニックが盛り込まれた2冊が1冊になったかのような大ボリュームです。それぞれの内容は非常に詳しく、そこが知りたかった!がたくさんあると思います。

誌面のキャプチャ

Sketchの最大の欠点は、日本語化されていないことだと私は思います。慣れてしまえば、問題ないですが、その慣れるまでが問題です。
各ツールの役割や使い方など、日本語の解説書で見ておけば安心ですね。

では、本書の中身をじっくり見てみましょう。

誌面のキャプチャ

Sketchはひと言で説明すると、UIデザインに特化されたベクターツールです。機能は他のデザインツールと同じもの(似たもの)とSketchならではのものが用意されています。

誌面のキャプチャ

アートボードは今では多くのツールにも採用され、一般的になりました。また、レイヤー機能も大きな差はありませんが、SketchならではのUIデザインに便利な機能が備わっています。

誌面のキャプチャ

Sketchではデザインをさまざまなデバイスですぐに確認することができます。オンラインのネットワークでも、ローカルのネットワークでも、デザインを実機で確認できます。

誌面のキャプチャ

本書の解説は非常に充実しています。
例えば、メニューの英語を日本化するだけでなく、概要、そして図による解説、さらに詳細な使い方を説明したページのアナウンスがあり、基礎知識から実践テクニックまでしっかりと学べます。

誌面のキャプチャ

最近のデザイン作業では、シンボルが基本です。再利用するデザイン要素をシンボルで管理し、修正する場合はそのシンボルを変更するだけですべてのデザインに反映されます。

誌面のキャプチャ

Sketch 3.7でOverridesが追加されました。これはシンボルを補助する機能で、シンボルをオーバーライド(差し替える)することで、1つのシンボルから複数のバリエーションを簡単に生成できます。

誌面のキャプチャ

Sketch 3.9で追加されたResizingも非常に便利な機能です。これはレスポンシブ対応の要素をデザインする時に、その要素がサイズ変更でどのように振る舞うか定義することができて便利です。

誌面のキャプチャ

便利なプラグインが豊富にあるのもSketchの魅力です。Sketchユーザーに人気が高いプラグインが紹介されているだけでなく、それぞれの使い方もしっかり解説されています。

誌面のキャプチャ

また、高機能なプロトタイプを作成したり、チーム内でのコラボに役立つ外部サービスも数多くリリースされています。1プロジェクトまでは無料だったり、無料使用期間が設けられているので、気になったものは積極的に試してみましょう。

誌面のキャプチャ

最後の章ではこれまでの知識を使って、アプリのUIの作り方を実践的なワークフローで学ぶことができます。
最初は、ゼロの状態から始めます。

誌面のキャプチャ

iPhoneサイズのアートボードを作成し、カラースキームを作り、バーの上にアローをシェイプで作成します。

誌面のキャプチャ

この章の解説も非常に詳しく、シンボルやOverridesなどの機能も実践的な使い方で解説されています。

誌面のキャプチャ

本書はおまけも豊富で、かなり興味深い内容です。
ヤフーやアマゾンなどの現役のデザイナーがどのようにSketchを使っているのかインタビューが掲載されています。作業効率をあげるために実施しているテクニックやよく使うプラグインなど、参考になります。

誌面のキャプチャ

Sketchの利用調査も興味深い内容です。対象は海外ではなく、2017年に実施された国内限定なので、今のナマの声を知ることができます。
日本のSketchユーザーがよく利用しているプラグインや連携サービス、といったお役立ち情報だけでなく、Sketchを以前使用していて利用をやめた人たちの声など、これからSketchの導入を考えている人にかなり参考になると思います。

UIデザイナーのためのSketch入門&実践ガイドの目次

  1. Sketchの概要とインストール
    Sketchの概要
    Sketchのインストール
    Sketchのデータ構造
  2. Sketchの基本操作
    ページ、アートボード、オブジェクトの作成
    オブジェクトの操作
  3. レイヤーリストとツールバーの機能
    レイヤーリストの機能
    ツールバーの機能
    Sketch Cloudを使う
    モバイルデバイスでデザインを確認する
  4. インスペクタの機能
    インスペクタの基本
    アートボード、シェイプの編集
    テキストの編集
    その他オブジェクトの編集
  5. メニューバーの機能と環境設定
    メニューバーの機能
    環境設定
  6. スタイルとシンボル
    スタイル
    シンボル
    Overridesを使いこなす
    Resizingを使いこなす
    Atomic Designを参考、
  7. プラグインとWebサービス
    プラグインを使いこなす
    おすすめプラグイン
    連携サービスを使いこなす
    その他のツール
    デザインリソース
    参考サイト/コミュニティ
  8. レッスン: アプリのUIを作ってみよう!
    UIが作られるまでに何が起きているのか
    ホーム画面を作る
    詳細画面を作る
    出品画面を作る
    チーム内のコミュニケーションを補助する仕組み

Sketchを使いこなせるようになるまで、すぐに読める場所に置いておきたい一冊です。

本の表紙

UIデザイナーのためのSketch入門&実践ガイド
[Amazonでみる]
[楽天でみる]

著:
吉竹 遼
出版社:
ビー・エヌ・エヌ新社
発売日:
2017/5/23

献本の御礼

最後に、献本いただいたビー・エヌ・エヌ新社の担当者さまに御礼申し上げます。

当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。

sponsors

top of page

©2024 coliss