こういう本が欲しかった!日本の美しい色と言葉、色の組み合わせも一冊にまとめらた『配色アイデア手帖』待望の第2弾、本日発売!
Post on:2018年12月21日
デザインやイラストをはじめ、写真、塗り絵、インテリア、ファッションなど、色に携わるすべての人にオススメの配色アイデア手帖 第2弾を紹介します。
日本の古来より伝わる伝統的な美しい色と言葉が一冊の本にまとめられており、基本となる色の使い方、実用的な配色、それを応用したさまざまなデザイン・パターン・イラストの配色などが掲載された完全保存版の一冊です。
既視感を覚えた人は、正解です。
本書は去年のちょうど今頃発売された「配色アイデア手帖」の待望の第2弾。前書も非常に素晴らしい本でしたが、今回はさらに充実した内容となっています。
本書は、本日発売!
ちょうど今の時期、大切な人へのクリスマスプレゼントとしてもかなりいいと思います。もちろん、自分へのご褒美としても笑顔になれる一冊です。
Kindle版も同時発売です。
私は版元様より書籍版を一足先にいただきましたが、紙質と印刷による色の出、そして製本も編集者様の気合いがすごく感じられました。
そんな紙面をキャプチャで少しだけ紹介します。
日本文化と伝統の技
本書の判型はA5横で少し変わっているのですが、これがまたいい感じです。287ページの分厚い本書はどのページでも見開きを保つことができ、縦が短いのでキーボードやスケッチブックなどと一緒にして机に置くこともできます。
本書は作業がしやすい手頃なサイズ
以下、見開きページの左右ずつ紹介します。
着物の柄(女性の着物):左ページ
101種類のテーマがあり、日本の美しい色と言葉を楽しめます。各テーマごとに色玉が9つあり、グラデーションになっているので、色の立体感の確認にも役立ちます。
カラーはすべてRGB, CYMK, HTML値で掲載されています。
着物の柄(女性の着物):右ページ
基本の配色は2色と3色、デザイン・パターン・イラストに合わせた配色の具体例も掲載されており、インスピレーションが刺激されます。
日本庭園:左ページ
101種類のテーマは11の章に分けられており、1章は「日本文化と伝統の技」。女性の着物をはじめ、子供の着物、仏像、日本庭園、歌舞伎、花火、手鞠、寄木細工など、職人の技が生み出された色が楽しめます。
日本庭園:右ページ
歌舞伎:左ページ
歌舞伎:右ページ
葛飾北斎:左ページ
2章は「芸術と色」。誰もが一度は目にしたことがある絵画や浮世絵も色と言葉を通じて見ると、新たな発見があるかもしれません。
葛飾北斎:右ページ
竹久夢二:左ページ
竹久夢二:右ページ
立春:左ページ
季節の移り変わりを楽しめるのも日本の良いところです。暦や季節の行事をテーマにした配色もたさくん揃っています。
立春:右ページ
冬至:左ページ
冬至:右ページ
白神山地:左ページ
日本列島の北から南にもさまざまな色と言葉があります。空はどこから見ても青ですが、それぞれの気候や地理的な条件で、大きく表情が変わります。また季節や時間帯によっても、変化します。
白神山地:右ページ
琉球舞踊:左ページ
琉球舞踊:右ページ
「オノマトペ」ふわふわ:左ページ
日本語の特徴のひとつに擬音語・擬態語があります。いわゆる「オノマトペ」と呼ばれるもので、日常的に使用している言葉が配色で表現されています。「ふわふわ」「きらきら」「わくわく」「しとしと」からどんな色を連想しますか?
「オノマトペ」ふわふわ:右ページ
君の名は。:左ページ
最後の11章は「暮らしの中の日本文化」。アニメやデジタルアートをはじめ、漆器・江戸前寿司・スクランブル交差点など、わたし達の暮らしですぐに触れられる配色が掲載されています。
君の名は。:右ページ
コラムも非常に充実しています!
重色目:1つ目
重色目(かさねいろめ)とは平安時代に流行した、薄絹を2枚合わせて仕立てられた衣の表地と裏地の配色です。
和菓子:1つ目
日本の和菓子は非常に完成度が高いデザインです。その形、美しい色はインスピレーションを刺激します。
コラムは他にも色に関する興味深いコンテンツがたくさん掲載されています。
ぜひ手に取って、本書をお楽しみください。
配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉の目次
- 日本文化と伝統の技
- 芸術と色
- 春の暦と行事
- 夏の暦と行事
- 秋の暦と行事
- 冬の暦と行事
- 日本の七十二候
- 日本列島 北から南
- 色相別・日本の風景
- 「オノマトペ」からイメージする色
- 暮らしの中の日本文化
配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉のコンテンツ
第1弾の「配色アイデア手帖」は1年経った今でもすぐ手に取れる場所に置いてあるのですが、この第2弾もその隣で確定です。
色を探す時、配色を見たい時、美しい色と言葉に触れたい時、笑顔になれる一冊です。
献本の御礼
最後に、献本いただいたSBクリエイティブの担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
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