簡単だけど、デザインがすごく良くなる!デザイナーによる思考プロセスを丁寧に解説した良書 -デザイン力の基本
Post on:2019年8月9日
デザインの基本を自分のデザインに使えるようになるデザイン力を身につけることができるデザインの良書を紹介します。
プロのデザイナーによる思考プロセスをデザインの原理原則をもとに、実際のデザインでの改善例を見ながら、詳しく丁寧に解説された一冊です。デザインの初心者やノンデザイナーの方に特にお勧めです。
本書は、8/8に発売されたばかり!
「77のルール ○○○力の基本」シリーズの最新刊で、私は「メール文章力の基本 (Kindleで55%オフのセール中!)」も持っています。メールの書き方はこれで学んだ、というくらいの良書です。そして、今回紹介する「デザイン力の基本」も学ぶべきポイントがたくさんあり、繰り返し読みたくなる本だと思います。
著者様から、当ブログのビジターにコメントをいただきましたよ!
ダメなデザインは、得てして、苦労して作られているにも関わらず、読まれず、伝わらず、もちろん印象にも残らず、成果にもつながりません(どうしても素敵なデザインにばかりに目がいってしまうのです)。
しかし、「デザイン力の基本」をみんなが身につけると、その逆になり、限られたコスト、人件費も有効活用できます。
本書がみなさんの日常にお役に立てるよう、心から願っています。
ウジ トモコ
そんな紙面をキャプチャで少しだけ紹介します。
本書の大きな特徴は、解説が充実していること。「デザインで判断してくれ」ではなく、デザインの原則原理をもとに、詳しく丁寧に分かりやすく解説されています。
もう一つ大きな特徴は、「AISUS」マーク。
Accessibility(見やすさ、読みやすさ)、Impression(印象・映え)、Sincerity(信頼性・誠実さ)、Uniqueness(ユニークである、独自性)、Share(共感・共生・共創力)を軸にしていることです。それぞれ何についてのデザインなのか、目的を意識しながら学ぶことができます。
10章構成で、デザインの基本から応用まで、Webサイト、イラスト、ポスター、チラシなどのデザイン知識を学ぶことができます。
デザインの知識だけでなく、アイデア帳としても役立ちます。ときめいた言葉や目から鱗の解説などをチェックしておくと、必ず役立つと思います。
本書の中身も少し紹介しましょう。
フォントはすべてのデザインで大切な要素です。基本となる明朝体とゴシック体、ビジネスやカジュアルなデザインに適した選び方、ウェイトの使いこなし方、ファミリーで揃えるデザインなど、すぐに実践に役立つフォントの知識が身につきます。
カラーの選び方や配色を苦手にしている人は、この章から読んでもよいでしょう。色数の戦略、センスよく3色を選ぶ方法、メインカラーを決めた後のサブカラーの選び方、便利なカラーパレットの作り方など、詳しく解説されています。
写真やイラストなどの画像も大切なデザイン要素です。画像の効果的な使い方、一手間加えるテクニック、フリー素材でトラブルを避けるための注意点なども重要です。
本書の後半では、デザインの実践的なテクニックが詳しく解説されています。
ホワイトスペースの使い方、視線誘導、見せるデザイン・読ませるデザインなど、Webデザイン・紙デザインですぐに使えるデザインテクニックです。
デザインの原理原則をどのように使うと効果的で、活かせるのか、さまざまな媒体の実例とともに詳しく解説されています。
デザイン力の基本の目次
- いきなり手を動かさない
- 「これは違う」をまず決める
- 欲張らない
- 空気をつくる
- 適切な「フォント」を選ぶ
- 「色数戦略」と「王道の3色ルール」を使いこなす
- 「写真」「イラスト」のこれだけは知っておきたいこと
- そろえる&まとめる&目立たせる
- 印象に残る資料をデザインする
- デザインの原理原則に沿って、つくってみよう
書名にある通り、「簡単だけど、すごく良くなる」デザインの知識が身につく一冊です。また、アイデア帳としても役立つので、すぐ手にとれる場所においておくことをお勧めします。
献本の御礼
最後に、献本いただいた日本実業出版社の担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
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