ロゴのデザインは一手間加えるだけで、かなりよくなる!ロゴのアイデアやテクニックが詳しく解説された良書
Post on:2020年3月27日
デザインの解説書の多くは、手順の解説が主なものが多いですが、本書ではデザインの目的、複数のアイデア、そのアイデアを形にする方法、試行錯誤、ブラッシュアップ、バリエーションなど、実際のデザインワークで役立つ知識やテクニック、アイデアまで詳しく解説されたお勧めの本を紹介します。
ロゴをつくってみたけどいい感じにならない、そもそもロゴをつくるには何から始めれば、アイデアをどのように形にすればよいのか、そんな人にお勧めです。
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本書は非常にかわいい表紙ですが、騙されてはいけません。本格的で論理的な解説書です。ロゴづくりにおけるデザインの基礎知識からガイドラインの作成まで、ロゴ制作に必要な知識やテクニックが網羅されています。とはいえ、中身も非常にかわいいデザインなので、楽しめながら学べる一冊です。
Kindle版も同時発売です!
装丁が楽しめるので、紙版が圧倒的にお勧めです!
本書の中身を紹介します。
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本書は4章構成で、ロゴづくりの基礎、シンボルマークやロゴタイプの実践的な作り方、ロゴのガイドラインについて、オールカラーで解説されています。
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1章のロゴづくりの基礎知識では、ロゴの構成要素、かたちや色が与えるイメージなど、ロゴをつくる上で必要なデザインの知識が身につきます。
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例えば、かたちはシンプルでも、それぞれにイメージがあり、見る人に特定の印象を与えます。丸だと調和・やわらかさ、四角だと堅実・落ち着きなど、かたちを効果的に使うことでロゴの印象をコントロールできます。
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文字や書体もロゴの構成要素の中で重要な存在です。欧文・和文で、ロゴに適した書体が紹介されています。
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ロゴ独自のデザインテクニックもあります。ロゴは限られたサイズの中に複数の意味を含めたり、人目をひく楽しさや魅力も必要です。デザインの引き出しを増やしておきましょう。
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2章からは実践編。まずは、シンボルマークからです。
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30種類の事例が掲載されており、クライアントからの要望、アイデアの練り方、デザイン、ワンポイント、アレンジ方法が解説されています。
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文字をデザインの一部に入れたロゴとか、いいですよね。「山本」の「y」が最終デザインですが、「Y」や「山」などロゴとのバランスを探る必要があります。
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3章は文字主体のロゴタイプ。22種類の事例が掲載されており、既製のフォントをベースしたロゴ、オリジナルの文字を使用したロゴなどがあります。
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文字が楽しそうに配置されているロゴもいいですねよ。ポイントは、一文字を大きくする、小さい文字を回転させる、仕上げのワンポイントに落款を右下に、全体として整った印象を与えるようにデザインします。
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文字の一部を図形に置き換えると、フォントが本来持っているイメージをさらに強調させることができます。
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最後の4章ではロゴ制作の最終工程、ロゴを実際に使用する際に注意すべきポイント。ロゴはさまざまな場所やサイズで使用されるので、視認性や可読性の確認は不可欠です。
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ロゴ用のガイドラインが必要になることもあります。ロゴの基本形・バリエーション、余白規定、サイズ規定、カラー規定、誤用例など、ガイドラインに必要な項目が詳しく解説されています。
ロゴのつくりかたアイデア帖の目次
- ロゴづくりの基礎知識
- シンボルマークづくりのアイデア
- ロゴタイプづくりのアイデア
- 使いやすいロゴにしよう
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ロゴのつくりかたアイデア帖の目次
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ロゴのつくりかたアイデア帖の目次
実際のアイデアやテクニックが豊富に紹介されており、ロゴ制作について幅広く学べる本でした。企業のロゴ、ブランドやプロダクトのロゴ、ブログのロゴ、同人サークルのロゴなど、ロゴをつくる時に必ず参考になる一冊だと思います。
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