JavaScriptを学ぶこんな勉強方法があったとは!スラスラ読める JavaScriptふりがなプログラミング
Post on:2018年6月29日
初心者向けの解説書はいろいろありますが、その中でも本書はかなりお勧めです。
「JavaScriptふりがなプログラミング」とあるように、JavaScriptのコードをふりがなで解説しており、最初は「ふりがなってどういうこと?」と思いましたが、これがまた非常に分かりやすくなっています。
JavaScriptの基礎知識をはじめ、変数、条件分岐、ループ文、関数、そしてWebページに組み込むのまで、初心者が知識をしっかり身につけることができる一冊です。
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本書ではコードごとにふりがなが振られているのが、大きな特徴です。
JavaScriptなどのプログラムで躓く原因の一つは、コードの意味が分からないことです。しかし、本書ではコードのそれぞれがどんな役割や目的を果たしているのかがひと目で理解できます。ふりがながあると、コードを自然に読むことができます。
ふりがなの振り方も非常に考えられています。
例えば同じ「+」でもJavaScriptでは「連結」だったり「足す」だったりとさまざまな役割があります。本書の詳しい解説と共に読むと、ここら辺もしっかり身につきます。
それでは、中を見てましょう。本書は5章構成で、1章ではJavaScriptを実行する環境作りから、変数やメソッドやオブジェクトについて、JavaScriptの基礎を学びます。
生徒と先生の簡単な会話も重要で、目的をもって知識を吸収することができます。
最初に入力するプログラムは、例のごとく「ハロー」です。
「console.log('ハロー!');」のふりがなは、「コンソール・表示しろ・文字列「ハロー!」となっています。ふりがなの他に「読み下し文」もあり、「文字列『ハロー!』をコンソールに表示しろ。」とそのコードの意味が非常によく分かると思います。
コードの一つひとつがどのような意味を持っているかがよく分かるので、JavaScriptをコピペでは使えるという人も、パワーアップすることができます。
各章末では、その章で学んだコードで表示されそうなエラーについて解説されています。エラーメッセージにもふりがなが振ってあり、エラーの意味が分かると、修正するのも非常に簡単です。
2章は条件分岐。ある条件を満たしたときだけ、実行するプログラムです。フォームに入力されたかどうかのTrueとfalseをはじめ、比較演算子や論理演算子について学びます。
3章はループ、繰り返し文です。条件分岐とループが分かると、Webページでもかなり利用シーンが増えます。
4章は関数。コードをまとめるようなもので、通常は関数を使用して、JavaScriptを実行します。
最後の5章では、これまでの知識を元にJavaScriptでWebページを操作します。
初心者向けの本書ですが、読み終わる頃にはJavaScriptで要素をコントロールしたり、フォームの判定をすることができるようなります。
スラスラ読める JavaScriptふりがなプログラミングの目次
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- JavaScript最初の一歩
- JavaScriptってどんなもの?
- 本書の読み進め方
- JavaScriptを書くための準備をする
- 最初のプログラムを入力する
- 演算子を使って計算する
- 長い数式を入力する
- 変数を使って計算する
- 変数の命名ルールとスペースの入れどころ
- データの入力を受け付ける
- 数値と文字列を変換する
- メソッドとオブジェクト
- エラーメッセージを読み解こう 1
- 復習ドリル
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- 条件によって分かれる文を学ぼう
- 条件分岐ってどんなもの?
- 入力されたものが数値かどうか調べる
- 数値が入力されたら計算する
- 数値が入力されていないときに警告する
- 比較演算子で大小を判定する
- 3段階以上に分岐させる
- 条件分岐の中に条件分岐を書く
- 複数の比較式を組み合わせる
- 年齢層を分析するプログラムを作ってみよう
- エラーメッセージを読み解こう 2
- 復習ドリル
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- 繰り返し文を学ぼう
- 繰り返し文ってどんなもの?
- 条件式を使って繰り返す
- 仕事を10回繰り返す
- 10~1へ逆順で繰り返す
- 繰り返し文を2つ組み合わせて九九の表を作る
- 配列に複数のデータを記憶する
- 配列の内容を繰り返し文を使って表示する
- 総当たり戦の表を作ろう
- エラーメッセージを読み解こう 3
- 復習ドリル
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- 関数を作ろう
- 関数を作る目的は何?
- 関数の書き方を覚えよう
- 関数の中で変数を使う
- 戻り値を返す関数を作る
- オブジェクトを使って複数のデータをまとめる
- 関数を組み合わせて使ってみよう
- エラーメッセージを読み解こう 4
- 復習ドリル
-
- Webページに組み込もう
- JavaScriptでWebページを操作するには?
- HTMLを書いてみよう
- Webページの文字を変更する
- 入力ボックスからデータを受けとる
- テキスト置換マシンを作る
- エラーメッセージを読み解こう 5
- 復習ドリル
JavaScriptと仲良くなりたい人に、かなりお勧めの一冊です。コードの一つひとつがどのような意味を持っているかがよく分かり、ゼロからコードを書く時にも再利用する時にもJavaScriptを使いこなせるようになると思います。
献本の御礼
最後に、献本いただいたインプレスの担当者さまに御礼申し上げます。
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